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今年最後のハイキング~武甲山へ [ハイキング]

山々の紅葉が進む11月下旬、今年の目標である武甲山へチャレンジします。

武甲山は前述通りお花見や雪壁ツーリングへ行った際にひと際目立つ山で、「いつかは武甲山へ…」と思っていたのですが、飯能アルプスを順調に踏破して行けた事で少し自信と言うか経験値が上がって来たと言う事でそろそろ1,000m超えの山に行っても良いのでは?と考えました。

アイゼンと言った冬装備は持っていないのでハイキング道の日陰が凍結する可能性も有るので来春までハイキングがお預けとなる事から高い山へのハイキングは実質今年最後となります。

2月に埼玉へ行って以来、7月の富士山の最高峰 剣ヶ峰踏破を目標に6月から月一ペースで行っているハイキングですが、バイク以外でストレス発散出来るので良いはけ口となっています。

西武鉄道 秩父線の横瀬駅で下車して一の鳥居まで120分…ではなく、たまたま武甲山へ行くと言う方々とタクシーをシェアしようと言う話になり安く行けてラッキーでした。

山を登り始めるまで120分歩くと言う事は山から下りても120分(以上)歩く事になるので、少しでも体力を温存したいので…^^;

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前回の棒ノ折山(棒ノ峰)で標高969mと自己記録更新しましたが、やはり大台の1,000m超えは年内に達成したいと武甲山を目標にしていました。

国道299号線を秩父方面に走って行くと左手に武甲山が現れ、反対側に回ると石灰石の採掘で一面真っ白になった姿とまるでハリボテのような山ですが眺望が良いと言う事で一度は登ってみたいと思っていました。

登山口である一の鳥居を9:17に出発、この山は1丁目から頂上の52丁目まで有り、途中途中に〇〇丁目と言う石碑が有り残りどれくらいかと言う目安になります。

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中にはこんなお茶目な看板も…

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スタート時は気温5.4℃、Tシャツにフリース、その上にブルゾンでスタートしましたが18丁目あたりで汗を掻きフリースを脱いでTシャツにブルゾンで登ります。

山頂までの中間地点となる大杉の広場で標高1,000m、登ると気温が下がりますが日の上がって気温が上がるのと運動で体が熱くなるので相殺されている感じです。

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当然ですが40丁目を越えたあたりから勾配が急になり体力を奪われていきます、登山靴のお蔭で足は平気ですがザックが重く感じ出します。

そして最後の52丁目に到達しました、あと山頂まで僅かです。

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山頂の展望所には11:09に到着、武甲山山頂 標高1,304mに到達し前回の棒ノ折山(棒ノ峰)の969mを超え自己記録更新です。

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そこからは秩父の街並みが一望出来、お花見ツーリングや雪壁ツーリングの時に渡った秩父公園橋もしっかりと見えますし、遠方には雪を被った浅間山なんかも見えました。

車やバイクでは行けない自らの足で行った者のみが見る事の出来る眺望を見ると、上りの辛さが吹っ飛ぶほどです。

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山頂でお会いした方と少し雑談してキレイな景色を見ながら行動食であるようかんを食べて下山開始、あれだけゼイゼイハアハア言いながら登ったハイキング道も下りなら楽チン…と言いたい所ですが、登りは心臓に負担が掛かるのに対し下りは足への負担がハンパ無いうえ事故も起こりやすいので慎重に下山していきます、汗を掻かなくなった事で体が冷え途中でフリースを着込んで70分後にはスタート地点の一の鳥居へ到着。

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休憩と2つ目のようかんを食べてお手洗いを済ませ、さぁ帰ろうかと思っていた所に往路のタクシーをご一緒した方と会い「帰りも駅まで如何ですか?」とお誘いを頂き横手駅まで移動、駅には既に飯能行きの列車が止まっており猛ダッシュ!

いつもはのんびりと駅の撮影をしたりするのですが、今回は行きは改札を抜けて直ぐに声掛けされ帰りは猛ダッシュと撮影する時間と機会を得られませんでした。

無事に帰還し、少し遅い昼食を食べたら片付けもせずそのまま寝落ちてしまい、気が付けば日が落ちて暗くなっており買い物に行こうと思っていたのですが余程疲れていたのでしょうね動く気なれず断念しました。^^;

来年は県外の山に挑戦してみたいところです、交通費が嵩むので今までのように月一と言う訳には行きませんが埼玉に居る間しか行けない所ばかりなのでしっかりと計画を立てて行けるようにしたいと思います。
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棒ノ折山(棒ノ嶺)へ [ハイキング]

前回、飯能アルプスを踏破して次の目標を武甲山としましたが、いきなり1,000m超えと言うのもどうかと思い同じく飯能市に有る棒ノ折山(棒ノ嶺)へ行く事にしました。

東京都青梅市と跨るこの山は沢登りや鎖場等バリエーション豊富との事です。

先ずは西武鉄道 池袋線の飯能駅まで向かい、そこから国際興業バスの飯01系統 6:55発 湯の沢行きに乗車します。

何せ田舎のバスだから停留所を越える度に値段がポンポン上がります、20kmにも満たない距離なのにお値段670円とナカナカ良い値段します。

7:34に河又名栗湖入口に到着、バスを降りると少し肌寒くフリースを着こもうかとも思いましたがこれから体を動かすので温まるだろうとそのまま出発です。

暫く進むと公衆トイレが有り、そこに案内板が出ていました。

今回はこの「水源のみち」と言うコースそのものです。

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有間ダムの石碑が見えて来ました、このダムにより生まれたのが名栗湖です。

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ダムの上を行く道からはキレイな景色、この時は風も無く水鏡になっていました。

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登山口からいよいよハイキングのスタートです、最初は沢登りで各所に看板やリボンが巻き付けて有り沢を右往左往しながら標高を上げて行きます。

そしてここからは手を使わないと登る事が出来ません、ザックから軍手を出して鎖場に挑みます。

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軽く45°は有りそうな急坂ですが写真の撮り方次第で幾らでも強調出来る…なんて事有りません、水の流れるのが90°ですから、もう鎖を掴まないと登れないです。

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幾つもの小さな滝が流れる白孔雀の滝、この角度から見ると下の2つが足に見えて来ますね。

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難読地名に入る権次入峠、読みは「ゴンジリ峠」、ここに来るまで心臓が爆発するかと思うほどの急坂が続きます。

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そして標高969mの棒ノ折山(棒ノ嶺)の山頂へ到着です、これで今までの伊豆ヶ岳 851mを抜いて自己記録更新です。

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眺望が良いとの話だったので期待していたのですが木々が覆い茂っていたのであまりキレイに見る事は出来ませんでした。

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山頂を満喫して帰り道…下山します、山の事故は圧倒的に下山時が多く気を付けて降りなければなりません。

岩茸石の脇を通って石の裏側に進み、途中に景色の良い所にベンチが置いてありました、ん~気持ちいい!

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時計は10:52、朝早かったのとハイキングで運動しているのでおなかがグゥグゥ鳴っています。

ここでいつも山に行く時に持ち歩いている行動食と飲料水、行動食はようかん一択で小さいのに180kcalも補給出来るうえほぼ糖分なので吸収も早いです。

ちなみに100円ショップでも同じ物が売っていて2つで100円です、食べ切りサイズで個包装になっているのもポイント高くどこにも収納出来るのも良いですね。

飲料水はいろはすとグリーンダカラを愛用、グリーンダカラは凍らせる事が出来る容器なので暑い季節はカチコチに凍らせて持って行けば山で飲む頃には良い具合に溶けてくれていますし、今の時期だと朝起きて冷凍庫に入れて出発時に持って行けば丁度良いです。

いろはすとグリーンダカラを交互に飲んでいる感じで初夏だと下山するまでに両方とも空になります。

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下山し終えてバス停に向かうとつい先ほどバスが出てしまったようで59分待ち、平日は1時間に1本しか無いので仕方ないですね。

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出発時にも立ち寄った公衆トイレに戻り、横に休憩用のベンチが設置されていたのでここで時間潰し、スマートフォンを触っているとまたもおなかがグゥグゥ…

時計を見ると11:55、この日2つ目のようかんを頂きます。

因みにようかんはいつも2~3つ持って行きます、富士山の時は6つ持って行きましたが普段は2~3つで十分かな?

ホントは山頂でキレイな景色を見ながらカップラーメンとか食べたいけれど、食べると動きが鈍くなるし胃が揺さぶられて気分が悪くなる可能性も有るので食の楽しみは下山後にしています。

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余談ですがアコモは乾燥肌なのでもうこれくらいの季節になると手が荒れて来てハンドクリームが手放せなくなります、炊事では極力お湯は使わないようにしているのですが毎日のように赤ギレが発生して医療用接着剤で塞いではまた別の所がパックリ割れてと言う具合にいたちごっこ状態です。

そして12:51発のバスに乗って飯能駅、乗り換えて無事に帰還しました。

今回もハイキングのアプリを起動しておいたのですが、GPSが拾えない所が多いのかアプリの調子が悪いのか休憩場所しかプロットされておらず実際の距離と乖離する結果となりました。(原因不明)

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気になる筋肉痛は全く無し、少しはたくましくなって来ているのかな?

ハイキングも行けてあと1回が限度かな?秋は日没が早いので「秋の日は釣瓶落とし」なんて言われていますから…
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飯能アルプスを踏破 [ハイキング]

今夏で一旦は中止していた飯能アルプス踏破ですが、ここ最近気温が上がらなくなって来たので再開なら「今でしょう」と言う事で行く事にしました。

埼玉県飯能市に有る天覧山から秩父方面へと続く山々を飯能アルプスと呼称されていますが、これまでの天覧山、多峯主山、天覚山、大高山、子の権現と順調に北上してきました。

途中、関八州見晴台や飯能三山と呼称される多峯主山・柏木山・龍崖山も踏破し、残すところ(飯能市の北側)正丸峠を北限とした範囲のみとなりました。

今回は飯能アルプス最高峰の伊豆ヶ岳と連なる山々を尾根伝いに進み、最終目的地である子の権現 天龍寺へ向かうルートを採択しました。

乗降車駅証明証の発行機が有ったのでポチッとな…切符コレクターの趣味の一環と言う側面も有りますが、日時が記されている事から万が一遭難し死亡したとしても少なくともこの駅この日時には生存していたと言う証になるのでは?と…^^;

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と、言う事で正丸駅に到着、キレイな青空で正にハイキング日和です。

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今回のルートはこの「伊豆ヶ岳を越えるみち」のルートそのものです、健脚向きと言う言葉に尻込みしてしまいそうになりますがルート的に途中リタイヤ出来ないので気合を入れて出発します。

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こんな看板が…

アコモ的にはハイキングはいつもしているような歩いて山頂を目指す事、登山とは標高差1,000m以上でザイルやピッケルなんかの道具を使って山頂を目指す事って思っていたのですが、この看板を見てググッてみると標高差500m未満がハイキング、500m以上が登山と言う事でした。

確かに山は甘くないですよね、ハイキングばかりですがそれなりに分かっているつもりです、どんなに低い山でも水と行動食、汗を掻くほどの暑さでも1枚厚手の服は持って行きますし、立っていられない程の強風や「こんな場所上ったり下りたり出来るの?」と思ったりする場所も現れます。

今回やらかしましたが一番怖いのがコースアウト、折角登ったのだから降りるのが勿体ないと引き返す勇気が無いとドンドン深みにハマって山から出て来られなくなりますから、少しでもおかしいと思ったら引き返すのが鉄則です。

なので山岳地図もコンパスも持たずに山に入るのは自殺行為かと…

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先ずは某豆腐屋が出て来るマンガの好敵手の地元と言う正丸峠を目指します、最初はそれほどでもなかったのですが段々と厳しい道になり案内の看板やリボンが巻き付けて有る事も少なく沢登りをしていたのですが途中から沢を逸れるようなルートに見えたので40~50mくらい進んだ所で「これはおかしい、ハイキング道にしては整備されていない。」とコンパスを見るとルートから80°西側へ逸れた方角を指していたので沢の所まで戻り事無きを得ました。

更に進んでいくと経由地であろう茶屋が見えた所で超急坂がお出迎え、手すりも付いていてこれを使わないと上がれない程でした。

そして第1の経由地点である正丸峠へ到着しました。

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下から見えた茶屋は奥村茶屋でジンギスカン等を頂けるそうです、今度バイクで来てみようかな?

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あの昭和天皇がこちらへお見えになり、眺望をお楽しみになられたようです。

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そしてご覧になられたであろう眺望はこんな感じ、山々が重なり合うように見える姿は緑豊かな大地と言った所でしょうか。

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小休止をして先へ進みます、今回は尾根伝いに進みますのでアップダウンが多く傾斜もキツイです、裾野から登る事を考えれば全然楽ですが、最後の厳しい部分ばかりを進むので心拍数は爆上がりで汗もドバドバ出て来ます。

先ずは小高山、標高720mです。

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お次は五輪山で標高は770mです。

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このあたりになるとちゃんと案内の看板が出ていて迷う事無く進んでいく事が出来ます、ただこのあたりから強烈な風が吹き帽子を被っていられない程でした。

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そして第2の経由地点、飯能アルプス最高峰の伊豆ヶ岳 標高851mに到達です。

これで今までの関八州見晴台の771.1mを抜きました。

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ここには三等三角点も設置されています。

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大高山にもあった十字タイプの山頂碑も少し離れた所に設置されていました。

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標高のピークは越えましたがまだまだアップタウンは続きます、お次は古御岳 標高830mです。

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続いて高畑山 標高695mです。

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使用されなくなった高圧線の鉄塔が残置されていました、解体するにしても相当な費用が掛かるでしょうから処理は後回しになるのでしょうね。

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そして最終目的地である子の権現 天龍寺 標高640mに到達です。

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埼玉県の足腰の神様で境内には巨大わらじや、

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夫婦下駄に、

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賽銭箱には下駄や草鞋、

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巨大な赤いハイヒールも置かれています。

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お賽銭を投入して「お陰様で富士山の最高峰剣ヶ峰へ無事に行く事が出来ました、これからも無事に登山が出来ますように。」と前回の願いが叶ったお礼と(図々しくも)今後の事もお願いして来ました。

お参り後は奥の院まで登って東京スカイツリーと同じ高さの634mからの眺望を楽しみます。

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この日は晴れていたので遠方まで景色を楽しむ事が出来ました、やはり山に登る魅力はこの山頂からの景色を見る為ですね。

時計は正午、キレイな景色を見ながら行動食であるようかんを頂きます、ん~甘くて美味しい!

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帰路へ就きます、ここから休暇村方面へと向かいますがこの先は以前一度歩いているので道に迷う事は無さそうです。

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無事に13:12、西武鉄道 秩父線の吾野駅へ到着しました、いつもは閉まっている売店もこの日は営業していました。

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時刻表を見ると13:14発とベストタイミング、しかも4000系4009号編成の「52席の至福」が停車。

交換待ち※かぁ~と改札を抜けて構内踏切を通過し52席の至福を撮影。(交換待ちの交換とは単線の路線でその昔タブレットと言う通行票を交換してその区間を走る際に通行票が無いと走れないようにする事で複数の車両が単線内を行き来出来ないようにする仕組みです。)

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そして13:14発の電車に乗車し無事に帰宅しました。

今回はしっかりとハイキングのアプリを起動しておきました。

距離15.1km、時間5時間47分、累積登り1,095m、同下り1,199mでした。

同じ子の権現を目指すルートでも天覚山から向かう方が距離も累積も多いのですが所要時間は寧ろ今回の方が長く掛かりました。

これを体力の衰えと見るべきかそれとも今回の方がハードなコースだったのか…

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翌日、翌々日と両太ももに軽い筋肉痛が…平地を歩くのは問題無いのですが下り坂になると激痛が…^^;

しかしその翌日には痛みも取れ下り坂でも問題無く歩けるようになりました、次は更に北側の武甲山を目指したい所ですが駅からかなり離れた所に有りバスも出ていないようなので公共交通機関だけだと難しいかも…
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日和田山へ [ハイキング]

ここ最近、日中は相変わらず暑いものの朝晩は気温が下がるようになり23℃程度と凌ぎやすいのでまたも「早朝なら…」と言う事で埼玉県日高市に有る日和田山(ひわださん)へ行ってみる事にしました。

いつもの買い物スタイルにトレッキング風シューズを履いてイザ出発!

西武鉄道 秩父線(正確には池袋線)の高麗駅で下車、降り立つとトーテムポールのような物体が…

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何となくそうなのかなぁ~と思っていたのですが、高麗と言うのは中国の高句麗から来ているようです。

昔は埼玉県高麗郡と言う行政区だったようですが、同音で某バイクマンガの主人公が出て来るのはバイク乗りの性? ^^;

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丁字路(大阪ではドン突きと呼称)を右の川越・日高方面へ

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日和田山は左へ行くようです。

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登山口へ到着、ここからハイキング道です。

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と、その前に石碑が立っていました。

世界で初めて女性でエベレストを踏破された田部井淳子さんのもので2016年に亡くなられたそうですが、エベレスト踏破の為の練習をこの日和田山でされていたとの事です。

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登り始めると一気に心拍数が急上昇し汗が噴き出して来ます、そして登り進めると…出ました男坂と女坂、前回の龍崖山の時も出て来ましたがここでも…ハイキング初心者のアコモは当然女坂へ…

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女坂とは言え侮れませんナカナカどうして結構ハードです、しかも上に行けば行くほどロックステージで手を付かないと登れない所や登る(降りる)ルートを見誤ると一度引き返して別のルートへ行ったりとちょっと大変です。

山頂近くの見晴らし台からは丸い形が特徴の巾着田や…

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霞んでいて辛うじてですが富士山を見る事も出来ました。

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そして標高302mの山頂へ到着、駅から僅か38分で山頂に到着するなんてホント駅が山の近くまで来ているのでとても行き易いです。

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山頂からの眺望もナカナカ、ただコンパクトデジなのと最近調子が悪いようで手前の葉っぱにピントが合ってしまうのでキレイには撮れませんでした。

葉っぱが入らないようにしてフォーカスさせて半押しのままフォーカスロックさせるのですが、シャッターを切る直前でサーボが効いてしまうのかピンがズレてしまったり、ご機嫌を損ねると元々ピンが合わなかったりと気分屋です。

こう言う「半分壊れている。」と言う状況だと変に使えるので、買い替える決定打とならないので悩ましい所です。

修理と言うテも有りますが、最近はワザと修理代を高くして買い替えを促進しているようなので修理より新しいのを買ってくださいって風潮ですが、安いものでは無いので早々買い替えは出来ませんね。(ホンネは買い換えたい)

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下山を開始しますが途中トラブルが発生、右の靴に違和感を感じ見てみるとぬわんと右の靴底のかかと部分の接着が剝がれブラブラ状態に…

とにかく一般道まで靴底が剥がれないようにと願いながら下山を継続していると今度は左足にも違和感が…同じく接着が剥がれかかと部分がブラブラに…

この後、高麗神社等を周る予定だったのですが全てキャンセルして高麗駅へ戻る事に…一般道へ出て途中のコンビニで粘着テープを購入して一時しのぎをしようとしたのですが、その途中で右靴の靴底が剥がれ事も有ろうに3mほど下の畑に落下…

畑に降りる道も無くどうする事も出来ないので救出を諦め、この時点で靴の修理を断念。

左靴の靴底も土踏まずあたりまでめくれ上がったものの高麗駅へ到着。

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最寄駅で降りて自宅へ到着する頃には左の靴底はつま先だけくっ付いている状態、右は中敷きが地面と接するので足が痛くて堪らない…

やはりトレッキング「風」シューズはダメですね、結局柏木山と龍崖山、そして今回の日和田山の3回使っただけで天に召されてしまいました。

ちゃんとした靴を買わないといけませんね、かと言って富士山で使うような登山靴は出すまでも無いかな…って感じなので。^^;

靴はもう使えないのでゴミ箱行きへ、丁度明日が収集日なので収集してもらおうと思います。

ただこの靴に限らず半月くらい前に新しいスニーカーを降ろしたのですが、これも数日使用しただけで靴底の接着が剥がれてしまいました。

アコモの歩き方が悪いせいも有ると思いますが、気温が40℃に迫るような酷暑の中で靴底と接するアスファルトはもっと高くなっているでしょうから熱で接着剤の接着力低下が起こり剥がれてしまうのでしょうね。

良い革靴なんかは釘で留められていたりしますが、ケミカルシューズは接着剤だけで留まっているので要注意です。

登山されている方はこう言った靴底の剥離と言ったトラブルに対応出来るよう針金を常備されているそうです、アコモも針金を入れて置いた良さそうですね。

今回はハイキングのアプリを起動しておきました、時間1時間22分、距離4.45km、累積上り、下り共に243mでした。

高麗神社や巾着田は今回行けなかったので、次回リベンジかな?

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あけぼの桜山万葉ハイキングコースへ [ハイキング]

8月に入り多忙モード突入中ですが、このモードは28日まででピークは13日前後となりそうです。

毎日のように色んな路線の電車に乗っているのですが西武鉄道 池袋線の飯能方面行きの電車に乗っていると国道299号線の高架を過ぎて仏子駅を超えたあたりから左手に見える壁のような山がずっと気になっていました。

電車で通る時は「帰ったら調べてみよう。」と思うものの、そのまま忘れてしまいナカナカ調べる機会も無かったのですが先日あの山の中には「あけぼの桜山万葉ハイキングコース」と呼称されるものが存在する事が分かり気温の上がり出す前の早朝なら…と行く事にしました。

いつもの4時に起床して…休みの日くらいゆっくりと寝ればと言われそうですが、現在は寝たくても寝られない病になっているので…

すっかりと日が短くなって来ていて今まで4時だと随分明るくなっていたのですが今はまだ暗く月が煌々と照っている状態です。

目を擦りながら鏡に映る不毛地帯をチラチラ見ながら歯磨きをして身支度、前回の龍崖山同様、買い物へ行くかのような恰好ですがどんなに低い山でもお水と行動食は必ず持って行きます。

電車に乗って西武鉄道 池袋線の仏子(ぶし)駅で下車、西へ向かうとファミリーマートが見えて来てその交差点を左折するとイキナリの急坂がお出迎え、一般道なのにこんな急坂…舗装されているものの歩いて登るのに早くもスタミナ大量消費です。

暫くすると桜山展望台こっちの看板が出て来てその方向へ向かいます。

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更に案内の看板が有ります。

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そして、その横には何やら意味深な事が書いてある看板が…かなりの被害妄想なのでしょうか、危険な香りがプンプンします。

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看板を過ぎるとまたも急坂がお出迎え、ヘアピンカーブを幾つか抜けて行くと北-1から数字がドンドン増えて行きます。

どうやら北側のハイキングコースのようで加治丘陵ハイキングコースとの事、土地勘が無いので良く分かりませんが案内板も出ているので迷う事は無さそうです。

途中に阿須山二等三角点が有るようなので立ち寄ってみました。

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裏には標高188.66mと1cm単位の標高が記されていました、山に登っているとこの標高〇〇mと言う看板を見るのが好きです。

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北-21(だったかな?)から南コースに有る桜山展望台への渡り線が有るようなのでそちらへ歩いて行くとイキナリ展望台がコンニチワ。

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コンクリート製の高さ20mある展望台で標高189mの場所に有るので209mからの眺望と言う事になりそうです。

こちらは南側の眺望、入間市の茶畑から天気の良い日は遠くは新宿まで見る事が出来るそうです。
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反対の北側はこんな感じで飯能市と入間市の街並みが一望出来、中央やや左手の高い山は先日登った関八州見晴台で左手前の茶色の建物は駿河台大学です。

他にも登った山だと多峯主山や天覧山も見えます。

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眺望を満喫して北コースへ復帰、山岳地図を見るとJR八高線の金子駅が近いのでこちらから帰る事にしました。

JR八高線 金子駅へ到着、思ったより結構距離が有りました。

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この駅は改札機もなくタッチするだけの機器がポツンと置いてあるだけです。

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汗ビッショリになって電車に乗ると冷房で一気に汗が引いて電車を降りると服が乾き始め、乗り換えでまた電車に乗ると体が冷えて、最寄駅から家まで歩いている間にまた汗ビッショリ…帰宅後シャワーを浴びてスッキリ、椅子に座るとお尻から根っこが生えて来てもう動きたくないモードに…^^;

しんどかったけれどずっと気になっていた所だったので行く事が出来て良かったです、南では台風が迷走して南西諸島に被害が発生しているようですが埼玉は体温超えの猛暑、毎日のように熱中症アラートが発令されていますが9日以降は一転梅雨のような傘マークが連続しているので台風の影響かな?それとも秋雨前線が南下するのかな?今は津軽海峡付近でウロウロしているようですがホントに南下してくるのか気になる所です。
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龍崖山へ [ハイキング]

2度目の挑戦にして達成出来た剣ヶ峰ですが、勿論これでハイキングは終了と言う訳では有りません。

日中は体温を軽く上回る気温になる埼玉県ですが、朝は15℃以上低い事も有り「朝早くなら…」と出掛けてみる事にしました。

行き先は飯能市に有る龍崖山(りゅうがいさん)、何でも多峯主山、柏木山、龍崖山を「飯能三山」と呼称されているようで、先の多峯主山、柏木山は踏破済と言う事で龍崖山をチョイスしました。

いつもの4時に起床して身支度、今回は標高が200m台と低山なのでいつもの買い物へ行く格好に申し訳程度のトレッキング風シューズを履いて眠い目を擦りながら最寄駅へと向かいます。

西武鉄道 池袋線の飯能駅で下車してルートは先日の柏木山と同じで入間川沿いを西へ向かうルートで途中からハイキング道へ入る形、柏木山の序でに行く事も出来たようですがその時は全く気にも留めていませんでした。

一般道からは800mとイージーですが正直ハイキングでこの距離は全くアテになりません、100m進むのに30分以上掛かる事は良くある事ですし、富士山吉田ルートの「山頂まで200m」の看板から2時間掛かっても山頂に辿り着けませんでしたから。^^;

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この山は17名の方が所有されているようです、この方々のお蔭でハイキング道がメンテされ安心して山頂まで行ける事に感謝しなければなりませんね。

トイレや自販機は無いけど有るのは素晴らしい景色…アコモが山に登るのは山頂からの景色を見たいが為だけに登っているので正にうってつけです。

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途中に歓迎 龍崖山と記された看板と熊除けの鐘が設置されていました。

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登り進めると追分と言う分岐へ、男坂と女坂…なだらかと言う文字に釣られて左側へ…^^;

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洞窟のようなものが見えて来ましたがマンガンの採掘杭跡のようです、製鉄や乾電池の材料としてお馴染みですね。

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更に進むと富士山見晴らし台が出て来ました。

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今日は天気が良いので見えるかな?と富士山のある方角を見ると…見えました!

中央にうっすらとですが先日登った富士山が見えました、夏でも埼玉から富士山が見えるんだぁ~とちょっと感動してしまいました。

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そして標高246mの山頂へ到着しました、飯能三山では最も低い山で因みに多峯主山は271m、柏木山は303mです。

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ご褒美の山頂からの景色、朝早い時間帯なので斜めから差す朝日に照らされた街並みを見る事が出来ました。

冬だったらもっとキレイなんだろうなぁ…

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無事に一般道へ下山して駅へと戻りましたが、もう暑くて仕方ないほど…2時間違うだけで気温は10℃近く上昇していました。

これで飯能三山を踏破、でも流石に飯能アルプスの続きは秋になってからでないと難しいですね。

猛者はこの飯能三山を1日に登るとか…汗を掻かない季節なら出来そうですが、現在の汗が噴き出すような季節にはとてもムリです。^^;
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2度目の富士山へ その2(完)~高山病発症?2度目の山頂危うし? [ハイキング]

ようやく眠りに就いたと思ったのですがトイレで目が覚めました、すると体に異変が…

先ずは発熱、そして酷い頭痛、更に胸ヤケの様な症状も…最悪です、ここまで来たのに…しかしここは冷静な分析が必要です。

先ず発熱については一昨日の日中に済ませたお手洗いの大きい方に昨日は一度も行っていないので排出する事で体温低下する筈、胸ヤケについては普段野菜と一緒に食べ胃への負担を低減しているのですがイキナリ空きっ腹にカレーを食べたのでこれは発生して当然、お手洗いで大きい方を済ませると体温は低下し腸で胃が圧迫されていたのが幾分開放されたのか胸ヤケは多少低減されましたが問題なのは頭痛です。

もうこれは完全に高山病の症状でしょう、何せここは標高3,460mですから空気が薄いのは当然です。

良くバファリン等を服用すれば…と言われますが、これはご法度で脳で酸素が不足していると言う危険信号(頭痛)をシャットしてしまうのでより重症になっても本人は気が付かないと言う最悪パターンになってしまいます。

高山病になるともはや先には進めず高度を下げる(酸素濃度を上げる)しか方法は無く、携帯酸素も気休め程度らしいので、チェックメイトです。

ここでガイドさんが仰っていた「息を吐く事に注力」を思い出し、寝床に戻って出来るだけ深呼吸でローソクの灯を消すイメージで長く息を吐きながら寝落ち…

次に目覚めたのは起床時刻の約1時間前、ただ単に寝不足だったのか就寝前の対策が効いたのかは分かりませんが体調は万全に戻っていました、「良し、これなら行ける…」と用意していた防寒着をザックから取り出して身に包み集合場所へ。

この時点でトップスはインナー、長袖Tシャツに追加してユニク〇製フリース、北顔のブルゾン+ネックウォーマー+バイク用ウインターグローブ、ボトムスはそのままです。

山小屋で朝ごはんが配給されましたが、流石に起きて直ぐでしかも重く感じるご飯はムリとザックの中に…

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念の為ガイドさんにこの出来事をお伝えし、ガイドさんも「私から見ても全然普通通りに見えますよ、でもそう言うのは伝えて頂いた方が何か有った時に対処出来るので嬉しいですね。」と仰ってくださいました。

出発時刻となったのでオデコに付けたヘッドライトを点け九合目を後にし山頂を目指して登り始めます。

昨日と違い冷たい風が吹きつけます、風で舞い上がった火山灰を強制的に食べさせられるので口の中がジャリジャリします。^^;

九合五勺で有る胸突山荘さんへ到着しました、金剛杖への焼印はここが最後になります。

ただこの時は焼印をしていなかったので、帰りにしてもらいました。

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九合五勺の標高は3,590m、山頂まで550mと有るように標高差約150mを550mで駆け上がる急勾配が待ち受けています。

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気になっていた体調は全く問題無く、無事に山頂へ到着しそのまま剣ヶ峰へ…

気温は1℃、剣ヶ峰への最後の坂で有る通称「馬の背」では凄まじい強風が吹き荒れ何かに掴まらないと進めない程でした。

そして遂に2回目の挑戦にして日本最高峰3,776mの剣ヶ峰に到着、今までの疲れが全て吹き飛ぶ程の嬉しさで一杯でした。

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そしてご来光、前回は山頂を目前にして見た御来光でしたが今回は日本最高峰 剣ヶ峰の3,776mから見る太陽が雲の切れ間から覗き、横や上を見上げても有るのは雲だけでまるで雲の国に居るかのような錯覚にさえ陥りました。

少し寒さを感じていたのでダウンジャケットを着ようかとも思ったのですが、ご来光を見届けた後直ぐに剣ヶ峰から降りる事、山頂の山小屋が開いている事も有り結局そのままの恰好でいました。

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噴火口を見ると万年雪も散見されます、出来ればこのまま永い眠りに就いていつまでも美しい姿を維持して欲しいのですが富士山って休火山なのですよね。

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今度は馬の背を降りていきますが、先ほどより更に風は強まり正に暴風と言う言葉がピッタリ、台風時でもこんな凄まじい風に遭遇した事が無いので障害物の全くない吹きっ晒し所ではホントに体が飛ばされそうに感じました。

浅間大社で金剛杖に山頂の刻印をしてもらってコンプリート確定、そう最後は焼印では無く刻印なのです。

刻印の位置は帰路に九合五勺で焼印をしてもらうので、1マス空けた場所にして頂きました。

刻印は問題有りませんが焼印は雨天で金剛杖が濡れていると焼ゴテが割れてしまう可能性が有り常にしてもらえるものでは無いので、登った記念に押してもらうと良いと思います。(お値段は300円、吉田口の方では500円と言う所も有ります。)

帰りも同じルート、九合五勺で最後の焼印をしてもらい金剛杖コンプリート、金剛杖1,500+焼印・刻印300×6=3,300の課金でした。

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山小屋毎に休憩しながら登りでの苦労話なんかに花を咲かせて楽しく下山、途中またレジェンドと呼ばれる方に遭遇。

残念ながら撮影は叶いませんでしたが、69歳の息子さんが御年98歳の親御さんをアシストしながら富士山への登山、今回は10泊11日の予定で臨まれるそうです。

ミスター富士山と言い、この親子さんと言い、富士山の魅力って老若男女問わず惹き付ける物が有りますね。

無事に五合目まで戻って来れました、六合目で一名リタイヤされた以外のアコモを含め10名は登頂成功と吉田口の時より登頂率は高かったです。

又、今回のガイドさんは大当たりで前回と違いとてもキメ細かいサポートでとてもフレンドリー、他のガイドさんからの評判も良いそうで若しまた富士山に登る機会が有ったら是非この方のガイドで登りたいと思うほどでした。

シャトルバスで五合目から往路で着替えをした温泉施設まで向かい、ここで汗を流し昼食バイキング、そして山頂に有った浅間大社の総本山へ立ち寄るとの事で参拝させて頂きました。

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バスに乗り込み新宿で下車、乗り換えを幾度かして帰る訳ですが、平日の夕方ラッシュアワーにモロ被り…全く着座出来ず、座れたのは降車駅の3つ手前からと有る意味今日最後の苦行はこれだったのか?と思うほどでした。^^;

昨年、富士山登山をして折角馬鹿から脱却で来たのにまた馬鹿に戻ってしまいました、だって江戸時代から「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と言われているそうですから…

自宅へ無事に帰還し簡単な片付けとお風呂に入って就寝、今日の朝ホントに日本最高峰 剣ヶ峰に行ったのかなぁ~と思いながら眠りに就きました。

今回はハイキングのアプリを起動しておいたので結果が出ました。

距離9.21km、所要時間13時間1分、通算登り勾配1,412m、同下り勾配1,404mとなりました。

グラフを見てちょこっと盛り上がっている所が剣ヶ峰です。

距離や勾配だけを見ると子の権現の時よりイージーなイメージが有りますが、標高が有る分空気が薄くその環境下を歩かねばならない事と軽石のような溶岩で時には足が埋もれたりと歩き辛い事、ツアーなので自らのペースで休憩出来ない等、難易度は子の権現時の比では有りません。

子の権現と言えば「無事に剣ヶ峰へ行って戻って来られますように。」とお願いしましたが、願いが叶って良かったです。

バスを降りて駅へ向かう時も足は全然平気でしたし、最寄駅から家へ戻る際も疲労は有ったものの足が痛くなる事は有りませんでした。

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埼玉県の足腰の神様である子ノ権現 天龍寺と群馬県の山の神様 赤城神社のお守りもしっかり効きました、勿論今年も富士山保全協力金を納めました、世界遺産認定から10年と言う節目の年のようです。

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これで昨年、富士山へ置いて来た宿題を終える事が出来ましたので、3度目の富士山登山は今のところ無いかな?

それとポール、ん~やはり有った方が良いですね富士山なら金剛杖を売っているし焼印の楽しみが有りますが、それ以外の山は有りませんから購入を検討したい所です。

又、地元の?埼玉県にはたくさんの山が有り行ってみたい所が多いですし、数百メートルの低山なら気楽に行けるので暑さのマシな日や標高の有る山は涼しくなったら行こうかと思っています。
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2度目の富士山へ その1~いよいよ出発、富士山登山へ [ハイキング]

朝いつもの4時に起床してお空を見ると天気は良さそう、天気予報を見ると今日、明日と概ね天気は良さそうで雨の心配は少ないようです。

集合場所は新宿の東京都庁近くの駐車場、電車を乗り継いでJR新宿駅へ到着しました。

朝ごはんを食べていなかったのでコンビニでパンを購入しようと歩いていたら東京都庁が見えて来ました、テレビ等で見た事は有ったものの実物は初めて見ました。

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三連休明けですが後半組の休みの方なのかな?意外に参加される方は多いようです。

バスは一般的な観光バスタイプです。(休憩ポイントにて撮影)

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首都高速から東名、新東名を走り新富士ICで流出、国道139号線を北上し富嶽温泉 花の湯へ到着。

ここで登山ルックにチェンジして他の物はコインロッカーに入れておきますが400円と地味に高かったです、まぁ2日間なので200円/日と考えれば妥当とも言えますが…

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服装はいつものハイキングとほぼ同じでトップスはインナーと長袖Tシャツ、ボトムスはパッチの上にユニク〇製のスラックスです。

又、前回の教訓を生かしお水と凍らせたスポーツドリンクを1本ずつと行動食として小さな羊羹を5つ忍ばせました。

富士山表口五合目 標高2,400mに到着、ここから登山のスタートです。

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流石最短ルートと言われるだけの事は有る富士宮ルート、吉田ルートと違ってイキナリの急勾配です。

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六合目の雲海荘さんへ到着、ここで金剛杖を購入しますが物価高騰の波がここへも押し寄せ1,500円と昨年の1,000円より大幅に値上がりしていました。

これは帰りの下りで気付いたのですが妙に持ち辛く「なんでだろう?」と思っていたのですが、自宅に帰って昨年の金剛杖と比べたら長さが20cmも短くなっており、これが違和感の元凶だと分かりました。

ここで1名がリタイヤ、ガイドさんが「五合目から六合目は高地順応も兼ねているので準備運動程度のペースで登ります。」と仰って実際に物凄く遅かったのですが、そのペースにも付いて来られないと言う事で宿泊する山小屋の変更や翌日の帰りのバスの出発時刻等を案内されていました。

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六合目の標高は2,490mのようです。

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お水は350円とまだまだ良心的なお値段、この先は500円に値上がりします。

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更に登り新七合目の御来光山荘へ到着しました。

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こちらの新七合目の標高は2,780m、先ほどより290m登って来ました。

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まだまだ登ります今日は九合目まで行かなければなりません、途中に標高3,000mの標識が掲出されていました。

前回の目標だった標高3,000mですが、体はまだまだ全然平気です。

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今度は「元祖」七合目の山口山荘さんへ到着、標高は3,010mと3,000mを越えて来ました。

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ここまで来ると金剛杖も値上がりして1,700円になっていました。

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飛行機に乗っている時くらいしか見る事の出来ない真横から見る雲のてっぺん、こんなに高い所まで来たんだぁ~と実感する瞬間です。

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まだまだ登ります、見上げると「八合目」と書かれたステージが見えます。

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八合目の池田館さんへ到着、標高は3,250mと更に上がって来ました。

この時点で日本第2位の標高を誇る北岳(3,193m)を越えました、これより上に有るのは富士山山頂のみです。

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八合目を出発してガイドさんがおじいちゃんを見て「レジェンドが居るよ。」と仰って、おじいちゃんも私たちの為に足を止めてくださいました。

ミスター富士山と呼称され、2,000回以上も富士山を登られているのだそうです。

この日は2,197回目、撮影の許可も頂きツーショットもガイドさんに撮って頂きました。

ブログへの掲載許可は取っていませんでしたので、登山回数の記された帽子で勘弁してください。

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日が傾き出したもののまだまだ上を目指さねばなりません、ドンドン急峻となる登山道、金剛杖が適度なアシストをしてくれます。

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画像では分かり辛いですが、九合目へ向かう途中でブロッケン現象が確認されました。

非常に珍しい現象なので、富士山に登る事を歓迎されているかのように感じました。

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本日の宿泊地で有り九合目で有る萬年雪山荘(標高3,460m)に到着しました。

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今日の目標を達成出来た達成感も有って、夕日の照らす九合目からの景色は格別でした。

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寝場所は2段のベッド…と言うより横幅2mの床に4名が寝る感じ、1人分の幅員は非常に狭く手はおなかの上に乗せないと隣の方に当たってしまいます。

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荷物はフックに掛けて置く感じで、とにかく限られた床面積を最大限詰め込める仕様となっていました。

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そして晩ごはんは勿論カレーライス、ハンバーグとウインナーが付いていないのは物価高騰の影響?

それにしてもこのカレー、物凄く甘くて中辛が好きなアコモにとっては少し辛い物になりましたが、それでも完食しました。

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明日はいよいよ山頂、そして日本最高峰で有る剣ヶ峰へ…ヘトヘトに疲れて眠れる筈なのに妙にワクワクして全然寝付けない…と思っていたのは実は間違いでした。

つづく
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2度目の富士山へ その0~出発前日 [ハイキング]

昨年の富士山登山ツアーでは叶わなかった日本最高峰の剣ヶ峰、前回はジャムジャムツアーさんにお願いしましたがガイドさんが思いっ切りハズレだったのと登山途中に参加者さんを元気付けたり気を遣ったりしているのを見て山頂の浅間大社の石碑の前でシャッターお願いしたら快諾してくださった事も有り今回はラド観光さんにお願いする事にしました。

何故ラド観光さんだと分かったかと言うとツアーの場合参加者の方がどのツアーに参加しているか判別するのに印(バンダナ等)を付けている事が多いので直ぐに分かるのです。

こうして見るとガイドさんって会社の顔なんですよね、対応が悪いと他が良くても二度と利用したくないって思いますから。
料金は前回とほぼ同額ですが東京からの方が近いのでやや高め?と思いましたが2日目の昼食バイキングが付いているのと滅多に行く事のない所で嫌な思いをするくらいなら多少のプレミアムは致し方の無い所と割り切りました。

更に万全を期す為に(静岡県側にある)剣ヶ峰に近い富士宮ルートを採択しました、前回の吉田ルートだとお鉢を半周周らないといけないのですが、富士宮ルートだと1/4以下で済みます。

スタート時の標高が前回の吉田ルートより約100m高く最短ルートである反面、一気に高度を稼ぐので急峻かつ急勾配で有り高山病に罹患する確率が高まる事や登山道と下山道が分かれていない事で混雑するなどリスクが無い訳でも有りません。

更に宿泊の山小屋を九合目以上限定のツアーに申し込んで最悪剣ヶ峰だけは行けるようにと万全の体制で望む事にしました。(画像はラド観光さんホームページより拝借)

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又、昨年は初めてと言う事と行こうと決めてから出発まで余り時間が取れなかったので登山靴の履き慣らしも何回かに分けて市街地を数時間歩くに留まっていましたが、今回は登山靴を履いてハイキングへ2回、登山靴を履かない低山へも数回ハイキングに行き(気休めかと思いますが)高地に備え敢えてマスクをしたままハイキングをして僅かでも摂取酸素量を低減させる等したので私的には体の方も準備出来ているのではと思います。

足腰の神様である子の権現 天龍寺で「無事に剣ヶ峰へ登れますように。」とお願いもしましたし後は自らの体力に掛けるのみ、山梨側からにせよ静岡側からにせよ平均登頂率50%なのは変わりませんから。

そんなこんなで今年は梅雨入り前後から富士山登山に全振りで、ツーリングはこの富士山登山が終了するまで一時的に封印し出来るだけハイキングへ行ったりして富士山へ向けての準備を優先させました。

明日の出発を待つのはまるで受験前日のように不安と期待が入り混じった受験生のよう、ナカナカ寝付けません。

それと昨年の富士山の分も含め過去のハイキングの分をマイカテゴリーにハイキングを追加して移動させました、ハイキングの分だけが見たいと仰られる方は見易くなると思います。
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柏木山へ [ハイキング]

先日、関八州見晴台へ行った際にお会いした方から色々とお話をさせて頂いた際に「天覧山や多峯主山はメジャーたけど西側に有る柏木山はメジャーではないけれど山頂からの景色は(工業団地は残念だけれど)良いですよ。」と教えて頂いていました。

その方が西新宿にお住まいだった折、その地が昔は柏木と呼称されていた事やハイキングで道を間違った際に出て来た一般道に有ったバス停が柏木だったりと何かと「柏木」にご縁が有ったそうです。

それじゃぁ秋になったら…と思ったのですが、調べてみると標高は303mと低山であり駅から登山口まで一般道で行けるようで車も駐車出来るようになっているようです。

(忘れないうちにと言うのも有りますが)「天覧山みたいにスニーカーで行けるなら…」と軽い気持ちで、途中でダメそうなら引き返すつもりで取り敢えずは行ってみる事にしました。

低山だからナメていると言う訳では有りませんが、恰好は買い物へ行くようなスタイルでトップスはTシャツに薄手の長袖パーカー、ボトムスはいつものジーンズと全くハイキングには向かない服装で登山靴ではなくトレッキングシューズ風のものを履いて出発です。

ジーンズは厚手なのでそのままバイクにも乗れるし整備等で膝を付く姿勢になる事が多く多少汚れても気にならないので好んで履いていますが、反面汗を吸ってさらに重くなり足の動きが阻害されたり吸った汗がナカナカ乾かない等のデメリットも有ります。

ただバイク乗車中の転倒や坂道から転げ落ちても厚手の生地のお蔭で傷口に砂等が入り辛く軽い擦過傷で済み治りも早いと言うメリットは見逃せません。

西武鉄道 池袋線の飯能駅で下車して入間川沿いに西進、途中に八耳堂と言うお寺さんに公衆トイレが有ったので休憩も兼ねて利用しました。

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暫くすると左側へ鋭角に曲がる交差点にやって来ました。

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すると来た方向とは逆に登る登山口が有りスイッチバック、茜台自然広場から登るハイキングコースのようです。

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途中、シダの道コースとフェンスコースに分かれていたのですが、案内板を見ると明らかにフェンスコースの方が近道だったのでフェンスコースを選択。

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途中、標高262mの所に富士見の丘と言うのが有りましたが…

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残念ながら富士山を見る事は出来ませんでした、流石にこの季節になると眺望を期待してはいけませんね。

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そして標高303mの山頂へ到着です。

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山頂はこんな感じ、平坦で開けていて寛ぐ椅子なんかも有って10分くらいボーッと景色を眺めていました。

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先ほどの看板の裏にはタカドッケ山と記されています、柏木山のまたの名がタカドッケ山なんだそうです。

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訪問ノートが有ったので書いておきました、アコモの前に記された方は前日だったのでこの日はアコモが最初に記入したようです。

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石碑も立っていました、こう言うのって地味に嬉しいですね「登ったどー」って感じで…^^;

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眺望は開けているのでとてもキレイでした、山に登る醍醐味はやはりこのご褒美が有るからでしょうね。

車やバイクで登るのも良いですが、自らの足でしか行けない(見られない)景色はとても価値が有るように思います。

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下りは足を滑らさないよう慎重に降りて行きます、一般道へ出て無事に駅まで辿り着きました。

飯能駅のコンコースには七夕が近いので願い事の書かれた短冊が沢山吊るされていました、こう言うのを見ると季節が移り変わっていくのを感じますね。

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今回はハイキングのアプリを起動し忘れたのでデータは無し、でも眺望が良かったのでまた行ってみたいと思いました。
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関八州見晴台へ [ハイキング]

今週は水曜日がお休みだったのですが、月曜日のお昼に同僚から「お休みを変わって欲しい。」と言われ、ソロツーリングにでも行こうかと思っていただけなのでまぁ良いかと交代する事にしました。

急遽、翌日の火曜日がお休みになったので行き先を決めようかと思って先ずは各地の天気予報を見ると翌日は意外と気温が低いようなので、それなら秋まではお預けと思っていたハイキングへ行く事にしました。

と、言うのも先日の子の権現へ行って吾野駅へ戻った際に「関八州見晴台」と言うのが気になっていたので秋イチに行こうかと決めていたのですが、ソロツーリングは真夏でも行けるがハイキングはムリと言う事で(他にも理由は有るのですが)今回はハイキングを優先する事にしました。

関八州とは関東八か国の総称で武蔵、相模、上野、下野、上総、下総、安房、常陸を指すそうで、それらが一望出来る見晴らし台って事のようです。

寝ぼけ眼のまま準備をして登山靴を履いて電車へ乗車、秩父へ向かう電車は4000系で2扉車のセミクロスシートとなっており朝早くなので乗車人数も少なくハイキングの恰好をしていても全然気になりません。(と、言うか乗っている方の殆どがハイキングの恰好をしています。)

余談ですがこの4000系、下回りは101系のものを流用していて、所謂「上物」だけが新造されています。

西武鉄道はこのテのパターンが多く、現在新宿線で活躍しているニューレッドアローこと10000系も先代のレッドアロー5000系のものを用いています。

まぁ、回生に対応出来ない変電所を守る為と言う裏事情が有るのですが…^^;

西武秩父線の武蔵丘信号場では西武001系「ラビュー」D編成との行き違い停車が有りました、本来はまだ西武池袋線なのですが俗称として池袋~飯能を西武池袋線、それ以遠を西武秩父線、列車種別も池袋線が普通、秩父線を各停と呼称されていますが、正式には吾野までが池袋線、それ以遠が秩父線です。

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ローカル路線になると1駅1駅の間隔が長いです、たった1駅と言えど侮れないです。

そんなこんなで西吾野駅へ到着、下車したのは初めてになります。

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途中に有る高山不動尊まで50分と有りました。

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駅を出て間もなく同じハイキングをされている方とお会いしました、エンド部がポールを水平方向に握るストックタイプではなく垂直方向に握るT字の柄の付いたポールを2つお持ちの方で膝を痛められているので必須との事でした。

アコモも昨夏に富士山へ登った際に金剛杖のお蔭で下りがとても助けられたのでポールの必要性を強く感じており「有れば良いな。」とは思いつつ、今のところは本格的な登山は視野に入れておらず飽くまでライトなハイキングしか考えていないので現時点では購入の予定は有りません。(と言うか単に経済力が無いとも…^^;)

看板は出ているのですが、時に出ていない時も有り何度か道を間違えながら進みました。

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高山不動尊に到着、1300年以上前の白雉5年(西暦654年)に創建されたと言う由緒あるもののようです。

参拝をして奥の院である関八州見晴台へ向かいます。

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関八州見晴台へ登る入口へやってきました、こちらも例に洩れず急勾配が待ち受けていますが山頂では無いのでこれまでの急坂と比べればイージーです。

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そして標高771.1mの関八州見晴台に到着、標高では前回の子の権現 天龍寺のスカイツリーと同じ634mを更新しました。

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そして眺望、曇天で梅雨の中休みと言う事で全く期待はしていませんでしたが、前回行った天覚山や大高山を見る事が出来ました。

赤印の左が天覚山、右が大高山です。

登った山を「上から見る」と言うのは人生と同じで登れば下が見え当時の自身がどれだけちっぽけな存在だったと言う事と、又上には上があり現状に甘んじてはいけないと言う事を思い返します。

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奥の院から高山不動尊へ戻る際に駅近くでお会いした方と再会しました、20分弱お話をさせて頂き色々とためになる知識をお教え頂きました。

何せ埼玉県へ来て3ヶ月半しか経っていませんし登山靴を履いてハイキングするのもこれでまだ2回目ですから、土地勘も無くハイキング歴もズブの素人同然レベルなので、地名もロクに読めません。

顔振峠も「かおぶりとうげ」と呼称していたのですが、正しくは「かあぶりとうげ」なのだそうです。

お話の後お別れのご挨拶、高山不動尊を抜けて前回と同じゴール地点である吾野駅を目指します。

帰路も途中道の迷いそうになりました、看板によっては吾野駅はこっちと書いてあるのですが、これは一般道からの分岐でこんなの出されたら、そのまま一般道なのかハイキング道に入るのか全く分かりません。

吾野駅って書いてくれていれば迷わず行けたのですが…山岳地図?を広げてみてハイキング道へ入るのが正しいと分かりました。

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吾野は宿場町として栄えたようで看板が立っていました、これが見えたら駅はもうすぐです。

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無事に吾野駅へ到着、丁度休暇村 奥武蔵の送迎バスが到着した時で前回と違い駅前はやや賑やかになっていました。

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今回もアプリを利用していたのでハイキングの記録が出ていました。

距離12.9km、所要時間3時間52分、累計登り765m、同下り814mと前回には及びませんが登山靴を履いた時の違和感は無くなっていたので馴染みは良くなったと思います。

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飯能アルプスの山々へ… [ハイキング]

引越しから3ヶ月半、お休みのサイクルの基本である平日+土日のどちらかと言うシフトにも慣れ始めそろそろ落ち着いた感が有りますが引越しの際の荷物を整理しないまま移送したのと収納が殆ど無いので、家が狭く持って来た物全てを展開する事が出来ずに段ボールのまま保管したツケで欲しい物を何処に仕舞ったのかが分からず時としてほぼ全てを引っくり返す事になったりと完全には整理出来ていない状態…

そんな中、「靴2・長靴」と書かれた段ボールが未開封だったので下駄箱へ入れる事にしました。

すると登山靴が出て来ました、昨年の今頃にバイク以外でストレス解消出来ないかと一念発起し富士山へ登るからと購入した物でした。

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富士山へ登って以来、この登山靴を履く機会は全く無くご無沙汰でしたが先日秩父へのツーリングの際に「足腰の神様 天龍寺」と言う看板が出ていて是非とも参拝したいと思い「足腰の神様なのだからバイクで行って交通安全祈願ならともかく自らの足腰の祈願が目的だとバイクで行っては失礼にあたる、ここは自らの足で行かなければご利益は得られない。」と言う独断と偏見で最寄り駅からハイキングがてら登山靴の履き慣らしにと行く事にしました。

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西武鉄道 秩父線の吾野駅が最寄り駅のようですが、山岳地図?を見ると1つ手前の東吾野駅から山伝いに行く事が出来るようになっている事と、のちに分かったのですが埼玉県西部の天覧山から延々と秩父の山へと続くのを「飯能アルプス」と呼称されているので、このルートで行く事にしました。

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因みに天覧山と難読な多峯主山(とおのすやま)は踏破済、この時は記事にアップする余裕が無く別に「ハイキングに行くぞ!」と意気込んて行った訳でもなくただ何となく終点の飯能駅で降りて見たかっただけと言う理由で改札近傍にある観光案内所で聞いたら手ぶらでスニーカーでも気軽に行けますとの事で「天気が良いから富士山見えないかなぁ~」と、行っただけだったりします。

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西武鉄道 秩父線の東吾野駅に到着。

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朝早いからなのか駅員さんは不在、乗車証明書の発行機が有ったので思わずポチッとな…^^;

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天覚山は左と有るので踏切を渡るみたい…他方面は右のようですがユガテって何ぞ?

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山のふもとらしく大量の木材が山積みされていました、これがウワサの高級建材「西川材」なのかな?

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山へのルートは分岐点に必ず有るので迷う事は有りませんでした。

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途中に飯能市のマスコットキャラクター「むーま君」を模したベンチが置いてありました。

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それにしても結構ハードなハイキングロード、ホントにこれってビギナー向けなのか?と思いながら登っていくと広い所へ出て来ました。

振り返って看板を見ると…沢筋コースを来たつもりが尾根道コースで来ていました、山岳地図では破線になっていたので避けたつもりだったのですが、どこで間違えたんだか…

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何処の山でも同じなのですが山頂が近づくと凶悪な勾配が待ち構えています軽く45°を越えている感じ、正に心臓破りの坂では有りますがこれらが現れると頂上までもう少しと気持ちを奮い立たせます。

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標高445m(正確には445.5mらしい)の天覚山へ到着、駅を出て43分で山頂に到着するってホント山が目前まで迫っているのを実感させられます。

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眺望は今1つでしたが、山の後ろにも山、更にその後ろにも山が重なる景色を久しぶりに見たような気がしました。

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今回は来た道を戻るのではなく別の山へハシゴします、当然登りがあの勾配でしたから下りも当然凶悪です。

もう上から見たら崖か?と思うほどで、足を踏み外したらケガを免れないのは確実で下手をすると骨折や捻挫で動く事もままならず駅にすら辿り着けない可能性も有りますから、ここは慎重に一歩一歩足の置く場所を考えて降りていきます、こう言う場面だと登山靴の有難みを感じますね。

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次に目指すのは大高山、ちゃんと看板が出ていました。

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何度か分岐路が有りちゃんとコース通り進めているのか不安になりますが、途中木々にリボンが巻き付けて有り正しく進めている事を担保してくれます。

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そして標高493mの大高山へ到着、先の天覚山から1時間13分掛かりました。

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こちらも山が前後に重なり合う風景を楽しむ事が出来ました。

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ここまでは所謂「ジャブ」です、アコモにとってはここからが長~い道のりになります。

ドンドンと高度を下げ登山道から一般道へ出て来ました、最終目的地の子の権現は左のようです。

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ここから更に高度を下げ標高300mを切り200m台になるのですが当然降りた分は再び登らなければなりません、途中から鬼のような勾配路が続きます。

何せ子の権現は標高約630mの地点、地図で直線距離を見れば大した事が無いのですがヘアピンカーブが多用されたルート…高低差300m以上となれば急勾配確定です。

関西だと国道最急勾配(最大傾斜勾配31%)の暗峠が思いつきますが、国道以外の一般道だとそれをも上回る急勾配なんて幾らでも有ります。

しかも延々登りで勾配が緩くなる所なんて殆どなく心拍数は165を超え心臓が破裂するかと思うほど、終盤はヘアピンカーブ1つ毎に休憩しないと登れない程でした。

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大高山を出て2時間10分、やっとの思いで子の権現 天龍寺へ到着しました。

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門を潜るとカラフルな仁王像がお出迎え、大抵は門の左右に無塗装で置かれている事が多いですが、こちらでは門の奥の屋外置かれているので腐食防止も兼ねて塗装されているのだと思います。

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足腰の神様と言う事で大きなわらじ(2t有るらしい)と夫婦下駄が設置されていました、これを見られただけでもここまで来た甲斐が有りました。

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更に鐘付き場まで上がると東京スカイツリーと同じ高さ(634m)からの眺望を楽しめるようになっていました。

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眺望は霞んではいるものの手前側の木々が余り無く開けていてキレイに見る事が出来ました。

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そして参拝、「魔火のため腰と足を傷め悩めることあり。故に腰より下を病める者、一心に祈らば、その験を得せしめん」との誓いをたてられたそうです、要約すると「お祈りすれば足のケガから守ってくれる。」って事ですね。

昨年のツアーでは時間的制約からお鉢巡りが中止となり断念した富士山の最高地点である剣ヶ峰(3,776m)へ何時か行きたいと思っているので、(まだ申込していないけれど)「剣ヶ峰へ無事に行って帰って来られますように。」とお願いをしました。

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茅葺の立派な建物、左側に祈禱品が販売されていたので足腰守を購入しました。

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関東ふれあいの道を利用して1時間2分、西武鉄道 秩父線の吾野駅に到着しました。

この駅の標高は185.5m、実に高低差450mを約1時間で一気に下って来た事になりますけれど、最初の1.8kmで400m程度下っていたので平均勾配は220‰になります。

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ハイキングに便利なアプリをインストールしていたので、今日のハイキング結果が出ていました。

距離18.0km、所要時間5時間34分、累計登り1,290m、同下り1,237m、スタートとゴールの標高が異なるので下りが少なくなっているようです。

登山靴のお蔭で18.0kmと言う長い距離を歩く事が出来たので、松坂大輔じゃないですが自らの自信が確信に変わったと言う事で…^^;

ただ下り勾配の足への負担はハンパ無いです、まだまだ歩き方が悪いのだと思うのですが子の権現へ向かう途中あたりから右膝に痛みを感じるようになり下り勾配が辛くなりました。

自宅の最寄駅に到着する頃には登りは平気ですが下りの階段が辛くまるで錆びついたロボットのような動きになっていました。

まだまだハイキングの経験値はビギナーレベルと低いので今後の課題ですね。

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これから梅雨、そして暑い夏がやって来るので当面ハイキングへは行かないと思いますが、秋になったら紅葉やドングリを見にハイキングへ行ってみようかと思います。
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富士山登山体験をしてみて… [ハイキング]

この土日は溜まった疲れを取るべく静養に専念しました。

今まで山登りなんて全然興味が無かったのですが、ふとしたキッカケで日本最高峰の富士山に登頂を目指し達成出来てとても嬉しかったです。

このところ嫌な思いをする事が多かったですから厄払いも込めてと言う気持ちも有りましたし、初対面の方ばかりとの行動と言う事でコミュ力なんかも測る事が出来ました。

後は体力面でしょうか、特に持久力は長距離ツーリングにも欠かせない部分ですし富士山と言うモノサシを宛がってどのくらいのレベルなのかを確認する事が出来ました。

握力や上半身の筋力が特に不足しているのを感じました、岩や鎖を掴んだりする力や腕の力で自身の体を持ち上げると言った場面でそれらを感じました。

下半身はもっと不足していますが、下半身を鍛えるのはかなり難しいのでどうしようもない部分も…

現場に出ている職人さんとかは普段力仕事ばかりされているので毎日トレーニングしているようなものですが、アコモは事務屋なので毎日ずっと机に向かって椅子に座っているような状態ですから意図的にジムに通うとかしない限りは難しそうです。(自発的に運動と言うのはナカナカ…^^;)

又、登山と言うと「ピーク(山頂)と言う目標が有るから達成(制覇)する為に登る」と言う非常にストイックなイメージでしたが、実際には雄大な風景写真を撮ったり同行者とお喋りしたりと楽しい部分も多く有りました。

これは意外な発見でしたね、ハイキングならあるあるですが、まさか登山でもこう言った楽しみ方が出来るなんて…ちょっと目から鱗でした。

そしてストレス発散、楽しい事で嫌な事を上書きして頂上では山開き直後で浅間大社が営業していなかったので、お日様に向かって「悪縁が切れ、厄払い出来ますように。」とお願いをしました。

昨年亡くなられたメンバーさんのお墓参りをした後に嫌な事が立て続けに発生したので、きっと亡くなられたメンバーさんが「アコモさん、そんな方々とは係わってはいけないよ。」と忠告してくれたんだと思います。

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パーティーはスタート時17名でしたが、七合目で3名がリタイヤ、2日目の八合目で3名がリタイヤで11名が頂上まで進めましたので登頂率は64.7%、女性の参加も多く見られました。

一般的に50%と言われているので、ツアーに参加された方は経験も意識も高いと言えますね。

アコモにとっては初めての登山と言う事で成功も失敗も有りました。

先ずは失敗ですが、飲み物です。

インターネットを閲覧していると水分補給の重要性や自動販売機等無いので欲しい時に買う事も難しいのでと500mlの水とスポーツドリンクを4本ずつ計4Lを詰めていったのですが、これが大誤算で五合目に戻って来た時にそれぞれ3本の計3L持ち帰る事に…つまり3kgの重りを登山中ずっと背負い続けていたと言う事になります。

本八合目でガイドさんに助言を求めたのですが、開口一番「私が水は買う物と言ったでしょ。」と発言。

いやいや私が聞きたいのは今どうすれば良いのかと言う解決案で有って、あなたの説教を聞きたい訳では無いんですよと思いましたが、考える事をせず感情のままこのような事を言う相手に何を言っても無駄だと思ったので内心「はいはいそうですね、俺が法律だと言いたいんですね、あなた様の言う通りでございます。」と諦め、反論する事なくそのまま背負い続けました。

私からは勿体ないですが手洗い場や山小屋さんの水回りの排水に流して処分してでも軽くしたかったのですが、それも拒否されてしまいました。

世界遺産に登録された事でそのような事ですら許されなくなっているかもしれないので、ここは食い下がらず引き下がりました。

危険を伴うような行動について叱咤・叱責するのは理解出来ます、別に「お客の私に向かって…」なんて事は言いませんが、この発言はどうなのかと思いました。

まぁ、気難しい職人さんなんかも似たような傾向が有るので「またか」と思う反面、ガイドと言うお客様と直接接すると言うある意味接客業にこの傾向は不適格ですね。

自身もこれほど水を欲しないとは…これにはちょっと驚きも有りましたが、これはこれで次回の参考になると思いますし失敗有ってこそ次回の成功だと思います、3kgと言う死重を背負ったままでも富士山のてっぺんまで登れたので、若しその死重が無ければ山頂で自由に動き回れるのではないかと思っています。

良かった部分は行動食に羊羹を選択した事、自転車でサイクリングの練習をした時に行動食にゼリー飲料を飲んでみたのですがあまり食べた感が無かったので買うなら次は羊羹かなと思っていたので今回は羊羹としたのですが、これが大当たり!

コンパクトなのにハイカロリーで糖分も多分に含んでいるので脳へのエネルギー供給もバッチリ!

直ぐにエネルギーへ変換されるし食べてる感も満足の行くもので、これは次もアリだなと思いました。

大きいタイプのものを2つ用意し半分に切った4つを持って行ったのですが上りで2つ、頂上で1つ、下りで1つと全部食べてしまいました、出来ればもう1つ欲しかったくらいです。

価格も手頃ですし、切る前なら日持ちもするので常備しておいても良さそうです。

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あとは100円玉を30枚、500円玉を7枚を小銭入れに入れて持って行った事、トイレはだいたい200円で焼き印も300円や500円でしたので財布を出す事無く小銭入れだけで済ませる事が出来ました。

お財布を出すとカード等の紛失の可能性が有るので極力登山中はお財布を出さないようにしました、これは登山のみならず旅行時に毎回する対策ですね。

服装については山用じゃなくてもユニクロやしまむら、ワークマン製で必要にして十分、使わなかったのはダウンジャケットくらいでゲイターも下山時有用で砂や石等が靴の中に入り込む事も有りませんでした。(同行者の方々は小物も含めモ〇ベルとかパタゴ〇ア、ホ〇グフスと言った有名どころばかりでしたが…^^;)

他にもグローブやウエストバッグとかは自転車やバイク用の物が使えました、使わなかったのは日焼け止め、リップクリーム、サングラスくらいかな?ほぼ曇天で日が差したのも僅かでしたので、ある意味助かりました。

それと登山後に入る温泉は格別!登山中はお風呂は勿論、着替えも出来ませんし砂埃も凄かったですから全部洗い流せて気持ち良く大阪へ戻れました。

痛めつけた足や重いリュックを背負い続けて悲鳴を上げていた肩とかを揉みほぐしながら温泉に長湯するのは至福のひと時、これはハマってしまいそうになります。

今まで山と言えば車やバイクで走ってデイキャンプや山道走行と言うイメージでしたが、自身の足で登りながら今まで気付かなかった物が見えたり知ったり出来る部分は非常に魅力を感じました。

これは自転車にも通じる部分ですが車やバイクで行けない所だからこそ今まで行く事が無かった場所でも有るので、新しい発見が有るのだと思います。

靴も買った事ですし車やバイクでは行く事の出来ない山、低い山でも良いので近隣の山に登るのもアリかもしれません。

ただツーリングとの組み合わせは難しそう、何せ体力を使いますから下山後のヘロヘロ状態でバイクの運転と言うのは私的にはかなり危ないかも…やはり公共交通機関の利用が良いですね、温泉に入った後は凄い眠気に襲われますので鉄道やバスで登山口の近くまで行くパターンなら安心です。

大阪は三方を山に囲まれているので、季節の良い時に行ってみたいものです。

富士山登山については又機会が有れば行ってみたいと思いますけれど、費用も掛かりますし体力は年々衰えていきますから来年、再来年までに行かなければ二度目は無いのかな?と言った感じです。

さて、最後に掛かった費用ですが…

ツアー代金 19,800(山小屋宿泊,1日目夕食,2日目朝食,温泉施設利用料含む)
金剛杖 900(割引券利用)
トイレ代 800(200×4)
焼き印代 3,700(300×4+500×5)
食費 1,582(1日目昼食,2日目昼食+おやつ含む)
土産代 1,670
富士山保全協力金 1,000
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合計 29,452

と、なりました。

せっせと焼き印に課金したので杖だけで4,600円を投じましたけれど、ホントのパーフェクトだと8,000円くらいになるそうです。

ツアーの同行者はアコモ以外誰も焼き印をしていなかったので、あまり興味と言うか意外と人気が無いんですかね?

2022と入っている物は来年になるとデザインも変わっちゃうのかな?それだとレア度が更に増しますね。

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金剛杖は富士山登山の記念になりましたし、富士山保全協力金も任意なので不要と言えば不要ですが木製のキーホルダーを貰らえますし、日本一高く美しい富士山が末永く今の状態を維持して欲しいと願いたいので課金しました。

江戸時代から「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と言う言葉があるそうですが、私的にはもう一度だけチャレンジしてみたいと思う今日この頃です。^^;

最後にツアー会社から今日、「富士山登頂認定証」が届きました、訪問証明書を集めているアコモにとってはとても嬉しいです。

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富士山登山体験 その2(完)~ご来光、FL123、ST660.2hPa、TMP11℃に到達、そして帰還 [ハイキング]

目覚めてお財布を持ってお手洗いへ、200円を投入して用を足して寝床に戻り4分後に起床の合図…

起床合図後30分で出発となりますが、寝床ではベルトを緩めてお腹周りを楽にする程度なので数分も有れば出発出来ますが、空気が薄いので動きそのものはゆっくりになってしまいます。

幸い高山病には掛かっていないようで、体調面では疲れは残っているものの頭痛や吐き気、各部の痛み等は有りません。

出発前にガイドさんからこの先の登山路状況についての説明、急峻な地形に岩場が出て来て下山道が開通していないのでこのステージについては同じ道を戻らねばならないと言う物。

ん~こう言うのは前日に言わないといけないんじゃないの?って思うのですが、ここで女性3名がリタイヤ宣言、前日に言ってあげていたら朝までゆっくり眠る事が出来たでしょうに…って思ったのは私だけでしょうか…

夜も明けきらない頃に山小屋を出発、ヘッドライトを点け真っ暗な登山道を上がっていきます。

気温は10℃と寒く、五合目では長袖シャツだけでしたが途中からウインドブレーカーを着用、そして今は間にフリースを着込んでネックウォーマーを着用している状態です。

続いて本八合目、このあたりに来ると元祖八合目とか新八合目とかどれがホントの八合目?と言いたくなるような表記に出会います。

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「トモエ館」さんの標高は3,400m、宿泊した山小屋から200m登って来ました。

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そして「御来光館」さんの3,450mが最後の焼き印、ここから先は山開き翌日の7/2現在営業されていないので残念ながらパーフェクトと言う訳には行きません。

「あと2合ぢゃん、楽勝でしょ!」なんてのは、某漫画の台詞「ティラミスにあんこ載せてはちみつ掛けるくらい」"甘い"です、ここからがマヂでキツイです。

前日までの疲労、夜故の視界の悪さ、空気が薄い事で動きが鈍く頭もイマイチ回らない、しかも山って先細りしているので上に行けば行くほど急峻で且つ狭隘で岩場も出現し段差も大きくなります。

ガイドさんが「ポールは1つ畳んでください。」と仰っていましたがその通りで、空いた片手で岩や打ち込んである鎖を掴んで上へと登っていきます。

ここから山頂までは写真が有りません、暗く撮影に時間を要す為に撮影自体が難しいのと自身も険しくなる地形と要する体力や筋力、疲労と空気の薄さで頭の回転が落ち撮影どころでは無くなってしまいました。

それと当初の目標である八合目には到達出来たので、この先は玉砕覚悟で頂上到達にステータスを全振りして目指す事としました。

浅間大社の鳥居が目印の九合目、エンジン積み替えの時にも言っていた「百里を行く者は九十を半ばとす。」を思い出しました、あと少しでは無くここで半分と思えって事ですね。

登山渋滞が発生し御来光はてっぺんでは拝めませんでしたが、登山途中でキレイな御来光を拝む事が出来ました。

段々と東の空が明るくなって来て…

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水平線からとはいきませんでしたが、雲間から丸いお日様が昇って行きました。

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あと200mと言う所で本隊の最後尾になって、ついには遅れてしまいました。が、これは仕方の無い所、ムリをして付いて行き、帰りのスタミナまで消費出来ないからです。

そして念願の山頂、FL123(フライトレベル12,300ft)、ST(現地気圧)660.2hPa、TMP(気温)11℃に到達です。

一般に言う1気圧とは1,013hPaですから換算すると0.65気圧しか有りません、仮に車のブースト計を持って行っていたとすれば-0.3と-0.4の間あたりを指す事になりますね。

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率先してシャッター係をされていた女性にお願いし、混雑する石碑と一緒に撮影してもらう事が出来ました。

どこかのガイドさんなのかな?とても快く引き受けてくれたのがとても印象的でした。

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十二分に山頂を満喫してガイドさんから下山の指示、本来は下山道と言う物が有るのですが、山開きしたてでなのか現在は開通しておらず途中まで今上って来た急峻で且つ狭隘な登山道を下らねばなりません。

登山時の事故の大半は下山時に発生するそうですので、気を引き締めて転ばないように金剛杖を付きながら降りていきます。

下山途中に足や膝を痛められたのか足を殆ど使わず手だけで下山されている方を散見しました、頂上を目の前に断念すると言う判断の難しさを感じました。

富士山の場合、本八合目の先あたりから岩場が出現し最後の400mが最も難易度MAXでしかも空気は地上の65%しか有りません、前日からの疲れやも加味すると正に最後の最後で出会う"ボスキャラ"と言った感じです。

本八合目まで降りて来て「富士山ホテル」さんの前で朝ごはん、昨夜山小屋で手渡された中に入っていたお水とクロワッサンを頂きます。

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この本八合目からは下山道へと流入、下りは足への負担がハンパ無いので少しでも減らそうとジグザクに降りていきますが、途中でガイドさんから「ここからは一本道なので各々のペースで降りて行ってください、私が最後尾を務めますが私(=帰りのバスに間に合わなくなるライン)が迫って来たらヤバイと思ってください。」との事。

下山分のスタミナは(登りペースを意図的に抑えて山頂での動きを減らし)残しておいたつもりなので順調に下山、重い登山靴も硬い靴底のお蔭でしっかりと地面を捉え、足をしっかりと守ってくれて六合目まで順調に下山、ここで最後の1つになった行動食を頂き水分補給もします。

5分休憩して再び出発、相変わらず続く下り坂で足に負担が掛かり続けます、そして一番最初に下って来た道を今度は上り坂として歩かねばなりません。

ところが上りだすと確かに心臓への負担は大きいのですが、本八合目と比べると空気も濃いですし足への負担も下りと比べれば全然軽いのでペースはゆっくりになりますが絶望的と言った感じでは有りませんでした。

そしてそのまま順調…と、そうは問屋が降ろしません。

突然の叩きつけるかのような豪雨、通り雨です。

慌てて合羽の上着を着てリュックにカバーをします、下は着用に時間が掛かるのとゲイターを付けていたので濡れても(更衣室で着替える)ズボンとパンツだけと割り切って気持ち早歩きでゴールである五合目を目指します。

そして土砂降りの中、無事に五合目へ到着。

時刻は9:27頃、下り出したのが7:00で標準時間120分でしたので通常より22.5%多く掛かってしまいました、休憩は30分毎に5~6分程度と言った感じでした。

更衣室で普段着に着替え、下山名簿にサインをして後はお土産を購入し、帰りのバスに乗車しました。

出発時刻になりバスが出発する前に「関西組は全員無事に乗車出来ています。」の、アナウンスに一安心です。

バスが出発して間もなくするとスルッと眠りに落ちました、目覚めると1時間弱寝ていたようです。

帰路途中に温泉施設へ立ち寄ってもらえるので2日分の汗を流します、痛みを感じている部分を揉んだりしました。

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昼食ですが施設に焼き肉店が併設されていたものの、焼肉はちょっと重すぎるよなぁ~と、あまり食べたくなかったのも有り向かいに有るコンビニエンスストアへと向かい、塩パンとこのお店限定の河口湖の贅沢あんパンホイップを購入、バスの車内でとても美味しく頂けました。

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温泉に入浴しお腹も満たして前日寝不足となれば…はい、速攻で眠りに落ちました。^^;

目覚めると掛川あたりを走行中、次の休憩ポイントは浜松サービスエリアなのでお気に入りのミニストップのソフトクリーム、毎回違うフレーバーを提供してくれるので「今回は何かな?」と楽しみになります。

1ヶ月前は宮崎マンゴーでしたが、今回は静岡クラウンメロンと正にタイムリーなフレーバー、こちらも美味しく頂きました。

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五合目到着時点で右膝に違和感程度にしか思わなかったのですが、帰りのバスでピークを迎え、休憩地点で歩行そのものは出来ますがマトモに歩けなくなりました。

が、梅田に到着する頃には痛みが少しずつ引いて朝起きると普通に歩け階段の下りで痛みが走る程度にまで回復、夕方にはその階段の下りも何とも感じなくなっていました。

やはり登山翌日は1日空けておいた方が良いみたいです。

自宅に帰還して「ホントに富士山の頂上まで登れたんだぁ~まるで昨日と今朝までの事がウソのよう…」と感じました。

そして蛇口を捻れば水が出てスイッチを入れると明かりが灯りクーラーを入れると涼しくなる、ガス栓を捻ればお湯も沸くと今まで当たり前過ぎた事を、とても有難い事に感じてしまいました。
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富士山登山体験 その1~山梨県から五合目、そして初登山で八合目へ [ハイキング]

今日は金曜日ですが、お休みを頂いているので会社では無く梅田のバス乗り場へ向かいます。

現地で着替えが出来るので普段着に着替え、登山時に着用する服と靴は青森旅行(弘前)でも活躍した肩から掛けれるトートバッグに詰め、後はリュックを背負って最寄駅から大阪の中心部「梅田」へ向かいます。

都市のビル街を歩きますが、朝はやっぱり気持ち良い!

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今日は富士山の八合目を目指しますが、"富士"と言えばやはり寝台特急「富士」で東京~西鹿児島(現 鹿児島中央)を日豊本線経由で結んだ正に「日本一」長い距離を走る寝台列車でした。(画像は1988年に撮影した東京駅での機回しシーン)

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こちらは「はやぶさ」との併結となった最後の形態、牽引機も出力3900kwを誇るEF66に変わっています。(画像は遅延時に大阪府内で撮影)

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列車の他にも「最上級」、「日本一」を冠する物の名前には好んで「富士」が用いられていますね。

閑話休題。

バスに乗車します、3,000円のプレミアム料金で豪華な3列シートです。

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ツアー名には「ジャムジャム富士登山」の文字!

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次の経由地である難波に立ち寄り阪神高速から名神、新名神、伊勢湾岸、そして新東名を走ります。

奇しくも1ヶ月ほど前に春の全国ミーティングで走って来たばかりの道を今度はバスで通るとは…

お昼ご飯を食べるべく藤枝パーキングエリアに停車します。

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この後、山に登る訳ですからあまりに脂っこい物とか消化の悪い物は避けておかないと…

ツアーに同行されていた方はそんなのお構いなしでガンガンと重い物を食べておられました、羨ましい…以前なら何杯でも食べられたご飯も今では一人前ですら多いと感じてしまう時が有るくらいです。

そんな中チョイスしたのはくるみそば、確か長野県のソウルフードだったと思いますが一度食べに行きたいと思っていたんですよね。

これから行く山梨県とは隣接県になりますから、ここで食べるのもアリかなと頂く事にしました。

ごまベースの付けタレにトッピングのクルミが絡んで蕎麦の味を引き立てます、普段は蕎麦そのものを楽しむ感じですが、こう言うトッピング系の蕎麦も良いですね。

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バスは御殿場JCTから新御殿場ICへ進み新東名を流出、東富士五湖道路を走り富士スバルラインから登り始め山梨県側の五合目に到着、静岡県側の標高は約2,400mですが、裏側の山梨県側は約2,300mと100m低い…でもこちら側から登るのが人気なんだそうです。

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ここで空気の薄さに体を慣らしてから富士山に登っていきます、空気が薄い環境と言えば飛行機に搭乗している時くらいかな?約0.8気圧で標高2,000m程度だそうです。

トップスは速乾シャツに長袖Tシャツ、ボトムスはしまむらの何とかパッチにユニクロの感動パンツ、靴下はしまむら製パイル地のものを2枚重ね、靴は勿論登山靴に履き替えて金剛杖を購入。

何処まで登れるのか分かりませんが、せっせと課金して焼き印を押してもらおうと思います。

登山ルックに着替えて少し散策、大きな建物は五合目レストハウスで3Fには標高2,305mと記されており1Fには郵便局が常駐しています。

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こちらがその郵便局、帰りに何かを買おうと思っていたのですが忘れてしまいました。^^;

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こんな看板も…

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ガイドさんが集合の掛け声の元、20名程度で登り始めます。

初めてだし途中でリタイヤしても良いし、ご来光が悪天候で見られなくても良いし見られたとしても頂上でなくても良い、確かめたいのは今の自分がどこまで進めるのかと言う答え(と言うか限界)を知りたいだけなんです。

私的に先ず目標としているのは標高3,000mを超える事、そして第2の目標は宿泊地点である八合目、そこから先はボーナスステージで進めても進めなくても今回は満足と言う設定をしました。

お馬さんが待機していました馬方衆の方々ですね、7合目まではお馬さんで運んで貰う事も出来るそうです。(骨折等で途中リタイヤの場合はブルトーザーとかのお世話になる事になるそうですが運賃が5諭吉程掛かるとか…怖)

登りはじめるのかと思いきやイキナリの下りの連続、帰りは上りとなるのでこれは罰ゲームか?と思う傾斜でした。

登り始めて最初は勾配も緩く足元も不整地路って感じで途中に落石シェルターなんかも有ってイージーモードですが…

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六合目に有る富士山安全保全センター、ヘルメットの貸し出しや登山に際しての注意喚起パンフレットの配布等をされています。

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少しずつ、少しずつ、しかも確実に勾配は急になり山道らしい道になっていきます。

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先ずは七合目の「花小屋」さんへ到着、飾られているお花たちは造花です。

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何故ならここは標高2,700m、7/1 19:00時点で気温は14.5℃しか有りません、大阪だと27~30℃程度ですから随分と低いです。

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ここで金剛杖に最初の焼き印をしてもらいます、つまり最低でも2,700mまで登らないと焼き印はしてもらえないのです。

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お値段は300円、金剛杖については賛否両論が有り私的な見解では「金剛杖は実用性はイマイチでも記念になる、ストックポールは実用性はピカイチでも何の記念にもならない。」と言った感じでしょうか…

なので、初めての富士山登山ですから、是非記念になる物が欲しかったんです。

こちらが最初にしてもらった焼き印、七合目と二七〇〇米がググッと来ます。

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ツアーの同行者の中に最高齢69歳とお年を召された方々が3名ほど参加されていましたが、ペースに付いて行けずガイドさんも1名の為本隊も遅れが生ずる事となりました。

ガイドさんとしては苦渋の決断でしょうが、七合目の山小屋へ宿泊する事と翌日下山される事を推奨し、本隊と切り離す事となりました。

私をも含め周囲の方々からは69歳と言うご高齢にも拘わらず富士山への登山へ挑戦されたと言う肯定的な意見が多数でした、若しかしたら彼らのせいで私たちが遅れて睡眠時間も削がれると否定的な意見も有ったかもしれませんが、ツアーとは有る意味良くも悪くも運命共同体なのですから…

こちらは標高3,150mに立つ山小屋「蓬莱館」さんから見る富士吉田市街の夜景、これを見た時普段は当たり前過ぎて何とも感じていないインフラが有る事を何と素晴らしい事なんだと実感しました。

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そして今日の宿泊地「白雲荘」さんに到着、ここで標高は3,200mと北岳の3,192mを超えています。

つまり頭上に有るのは今上りつつある富士山のみと言う事になります。

22:35と、とても遅くなった夕食(と言うか夜食?)のソーセージとハンバーグが入ったカレーライス、これを日本第二位の北岳を足元に標高3,200mで頂けるとは…まさに感無量。

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お味の方は美味しく感じました、やはり疲労は最高のレシピの1つと言う事でしょうか…

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因みに販売されている物のお値段は八合目価格、高いって?いえいえ贅沢を言ってはいけません、高いのは値段だけでなく標高も高いのですから、この場所で「買える」事に感謝しなくては…

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寝床はこんな感じで二段のカプセルホテル風で寝袋と枕、毛布がセットされていて、間の仕切りは布製ですので音とかは筒抜けです。

山小屋と言うと半畳一人と言うイメージでしたので、その二段ベッドと言った感じでしょうか。

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こちらで1:15までの2時間半、文字通りの仮眠です、おやすみなさい Zzz…
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富士山登山体験 その0~ふとした事から憧れの山「富士山」へ [ハイキング]

富士山と言えば日本人なら誰もが知る霊峰「富士」、標高3,776mは第2位の北岳の3,192mを軽く超えてしまいます。

春の全国ミーティングに参加したものの気分の悪い事が連続しただけでなく大切なバイク君もフルードまみれにされたり購入したパーツが疫病神級のシロモノだったりとストレス発散どころか溜まりに溜まって爆発寸前、気分転換も兼ねてバイク以外でストレスを発散出来ないモノかと考えていた所、春の全国ミーティング参加後の二次会で立寄った沼津港で撮影した富士山を見た時に以前勤めていた会社の同僚が「富士山登って来た!」って言ってたのをふと思い出しました、当時彼は20代後半で毎日現場に出て体力や行動力も有り余っている感じです。

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富士山…そう言えば30代前半の時に五合目から見える富士山レーダーを見て「一度で良いからあの頂きの上に立ってみたいなぁ~」と言う淡い思いが有りました。

しかし当時は平均体重を余裕で超過しているような体形で、エンジンが付いていない乗り物で高低差の有る移動なんて考えられない状態でした。

ん~富士山かぁ~でも山登り(と言うかハイキング)なんて学校行事で行った事くらいしか記憶に無い…社会人になってからは皆無で自らの足で行ったと言えば「日本一海より遠い地点」や日本最東端の魚毛ヶ崎灯台へ行ったくらい…

しかも時の流れは残酷で気が付けばミドル世代、体力、行動力は既に左前で残された物も年々減少するばかりです。

でも、でもね、行動する前から頭ごなしに出来ないと判断するのはダメだと思います、勿論"挑戦"と"無謀"との違いは理解していますので勝算が0で有れば実行しないと思います。

それにアコモがいつも言っている言葉「〇〇(例えば北海道ツーリング)に行きたいと10年間思っていても行ける確率は0、でも行きたいと"努力"すればそれは1年後か10年後かは分からないけれど必ず行ける。」です。

つまり池の中の鯉みたいに口をパクパクさせて「誰か餌ちょうだい」と言ってもダメ、自らが行動し"狩"をしないといけないんです。

取り敢えずはインターネットで情報を集めて達成可能なのかを吟味、富士山登頂の成功率は約50%で2人に1人は断念すると言う事か…結構ハードル高いなぁ~

カギとなるのは八合目付近で、このあたりで高山病を発症すればこの先前に進むのはムリゲーになってしまいます。

そして大阪からの移動や費用面等も考慮し検討した結果、バスツアーに参加する事にしました。

往路はともかくコテンパンに疲れ切った体で大阪まで運転せねばならず、又五合目の駐車場事情等も考慮するとマイカーで行くのは選択肢となりませんでした。

インターネットで探しているとJAM JAM TOURさんがトップで引っ掛かりました、高速バスの「JAMJAMライナー」でお馴染みですね。(画像はJAM JAM TOURさんより拝借)

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ガイドさんが同行してくれて「初心者おすすめ」と有ります、しかも価格は16,800円~、途中の山小屋もセットになっているので移動と宿泊を含めるとリーズナブルです。(画像はJAM JAM TOURさんより拝借)

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流石に4列シートは厳しいので贅沢に3列シートをチョイス、+3,000円ですが大阪からだと移動時間が長いですからここは譲れません、結果19,800円とギリギリ2万円以内に収まりました。(画像はJAM JAM TOURさんより拝借)

会社にお休みを頂いて金曜日出発としたのは大阪へ戻って来るのが翌日の土曜日なので、帰宅翌日筋肉痛に苛まれて身動きが取れなくても日曜日なので何とかなると言う作戦です。^^;

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登山用品は全く持っていないのでレンタルを予定、JAM JAMさんではレンタルのページも有って見てみる事に…(画像はJAM JAM TOURさんより拝借)

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これさえ有れば大丈夫的なレンタル7点セットだと13,775円で借りられるのは以下の物。(画像はJAM JAM TOURさんより拝借)

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①レインウェア上下(雨具上下)→通勤用のレインウェアを新調したいと思っていたからこの際買うか?
②フリース→何時も着ているユニクロので良くない?
③ザック→山用じゃないけれどリュックは沢山持ってるからこれで良くない?
④トレッキングシューズ→購入予定
⑤ヘッドランプ→整備用に使っているので良くない?
⑥ストック(トレッキングポール)→金剛杖を購入予定なので要らないかな?
⑦ショートスパッツ→ゲイターの事か…買っても数千円では?

てな訳でレンタル案は中止、ただ重要な「靴」に付いては(程度問題ですが)価格度外視で購入します。

兎にも角にも足がヤラれたらその時点で詰んでしまいますから…

6月上旬に大阪の中心部である梅田、ユニクロで「感動パンツ」を購入。

オフタイム時のボトムスは99.9%ジーンズ、日常的にスクーターを利用しますし車やバイクを弄ると膝を付いたりオイルなんかも付着する時が有るので濃色系ジーンズ一択なのですが、インターネットで見て化学繊維を使用してサラッと涼しそうでハイキングにも良いなぁ~とお買い上げ。

これもインターネットで買えなくは無いのですが、試着してから購入したいですから実店舗へ行きました。

ただ男子用だと大概70cm(稀に68.5cmと言うのも有る)までしか無いのでサイズ的に女子用しか選べません、70cmを履くと背中の肉が全部おしりに垂れてしまっているのでおしりがパツンパツン、窮屈な割にウエストはゆるゆるでベルトで締めると巾着袋みたいになってしまうんです。

でもイキナリ女子用の売り場に行くのも気が引けるので店員さんに「これの(ウエスト)60cmくらいの有りませんか?」と尋ねると店員さんがアコモの体形を見て「それなら…」と、女子用の売り場へ案内してくれるので数奇の目で見られる事が有りません。(最近はユニセックスの物が出て来ているので昔ほど男女間の垣根は高くないようですが…)

大きいだろうなぁ~と思いつつ64cmと本命の61cmの2着を持って試着室へ、やはり61cmが良いようなのでお買い上げしました。

女子用だとお尻まわりがゆったりで丁度良くウエストも52~53cmくらいから揃っているのでサイズで悩む事は有りません、ただジーンズの場合ハイライズでないと前面のジッパーが短いので用を足す時にベルトを緩めて"半脱ぎ"しないといけないのが少し面倒なのとポケットが浅い事がデメリットかな?逆に裾が短めなのでたまにカットしないといけない物も有りますが、基本カットしなくても良いのがメリットです。

ユニクロで3,990円はちょっと高いかなぁ~でも最近は何でも値上げですから仕方ない部分では有りますが…

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次は登山靴、最初に「石〇スポーツ」さんへ行ったのですが店員さんにイキナリ3万円台後半の物を薦められ困惑…

確かに良い物なのだと思いますけれど2万円くらいまでで考えていたので決めきれず、私的にちょっとチャラい店員さんだったのも良い印象が無く退店。

次のアウトドアショップである「ロッジ」さんへ向かい靴を見ていると白髪交じりの店員さんから「良かったら履いてみてください。」と声を掛けられたので相談に乗ってもらう事に…

お店で初心者ですって言うと「へっへっへっ、カモがネギ背負って来た。」と思われるので発言するのはNGワードなんですが、ここは敢えてカモにされても構わないので"自分の足に合う靴が欲しい"との思いから打ち明ける事にしました。

先ず2万円弱の物を薦められ履いてみたのですがスニーカー以上ライディングシューズ以下と言う感じだったので「富士山へ登ってみたいんですよ。」と言うと「富士山だと岩場が有るので」靴底がある程度良い(硬い)物が適していると2万円強と2.5万円くらいの物を出して来てくれました。

2万円強の方はあまり変わったと感じませんでしたが2.5万円くらいの方は履いてみると先ほどの物とは段違いのホールド性と靴底の硬さで如何にも登山靴って感じ、また靴紐がアコモの好きな緑色系!(と言うか靴紐なんて後で幾らでも変えられるだろうに…)

その店員さん曰く「この靴の靴底に採用されている〇〇(覚えていない)と言うのが良いんですよ。」って言われて、「へぇ~そうなんですか…(何だか良く分からないけど店員さんが推すなら)きっと良い奴なんだろうなぁ~」なんてやり取り。

店員さんの対応がとても良くてすっかりと気に入ってしまい、無期限の有料会員になると10%引きで実質税別程度で購入出来るので購入を決めました。

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「そう言えば…」と、帰還してから靴底を見ると黄色いマークにvibramと書いてある…調べてみるとイタリアの有名なソールメーカーのようで、これはホントに良い物なんだと思いました。

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後はワークマンでレインウェアと速乾シャツを購入、ゲイターはインターネットで購入したり、時間的制約で山には行けませんでしたが登山靴を履いて歩いたりと準備しました。

後は当日を待つのみ…
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