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富士山登山体験をしてみて… [ハイキング]

この土日は溜まった疲れを取るべく静養に専念しました。

今まで山登りなんて全然興味が無かったのですが、ふとしたキッカケで日本最高峰の富士山に登頂を目指し達成出来てとても嬉しかったです。

このところ嫌な思いをする事が多かったですから厄払いも込めてと言う気持ちも有りましたし、初対面の方ばかりとの行動と言う事でコミュ力なんかも測る事が出来ました。

後は体力面でしょうか、特に持久力は長距離ツーリングにも欠かせない部分ですし富士山と言うモノサシを宛がってどのくらいのレベルなのかを確認する事が出来ました。

握力や上半身の筋力が特に不足しているのを感じました、岩や鎖を掴んだりする力や腕の力で自身の体を持ち上げると言った場面でそれらを感じました。

下半身はもっと不足していますが、下半身を鍛えるのはかなり難しいのでどうしようもない部分も…

現場に出ている職人さんとかは普段力仕事ばかりされているので毎日トレーニングしているようなものですが、アコモは事務屋なので毎日ずっと机に向かって椅子に座っているような状態ですから意図的にジムに通うとかしない限りは難しそうです。(自発的に運動と言うのはナカナカ…^^;)

又、登山と言うと「ピーク(山頂)と言う目標が有るから達成(制覇)する為に登る」と言う非常にストイックなイメージでしたが、実際には雄大な風景写真を撮ったり同行者とお喋りしたりと楽しい部分も多く有りました。

これは意外な発見でしたね、ハイキングならあるあるですが、まさか登山でもこう言った楽しみ方が出来るなんて…ちょっと目から鱗でした。

そしてストレス発散、楽しい事で嫌な事を上書きして頂上では山開き直後で浅間大社が営業していなかったので、お日様に向かって「悪縁が切れ、厄払い出来ますように。」とお願いをしました。

昨年亡くなられたメンバーさんのお墓参りをした後に嫌な事が立て続けに発生したので、きっと亡くなられたメンバーさんが「アコモさん、そんな方々とは係わってはいけないよ。」と忠告してくれたんだと思います。

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パーティーはスタート時17名でしたが、七合目で3名がリタイヤ、2日目の八合目で3名がリタイヤで11名が頂上まで進めましたので登頂率は64.7%、女性の参加も多く見られました。

一般的に50%と言われているので、ツアーに参加された方は経験も意識も高いと言えますね。

アコモにとっては初めての登山と言う事で成功も失敗も有りました。

先ずは失敗ですが、飲み物です。

インターネットを閲覧していると水分補給の重要性や自動販売機等無いので欲しい時に買う事も難しいのでと500mlの水とスポーツドリンクを4本ずつ計4Lを詰めていったのですが、これが大誤算で五合目に戻って来た時にそれぞれ3本の計3L持ち帰る事に…つまり3kgの重りを登山中ずっと背負い続けていたと言う事になります。

本八合目でガイドさんに助言を求めたのですが、開口一番「私が水は買う物と言ったでしょ。」と発言。

いやいや私が聞きたいのは今どうすれば良いのかと言う解決案で有って、あなたの説教を聞きたい訳では無いんですよと思いましたが、考える事をせず感情のままこのような事を言う相手に何を言っても無駄だと思ったので内心「はいはいそうですね、俺が法律だと言いたいんですね、あなた様の言う通りでございます。」と諦め、反論する事なくそのまま背負い続けました。

私からは勿体ないですが手洗い場や山小屋さんの水回りの排水に流して処分してでも軽くしたかったのですが、それも拒否されてしまいました。

世界遺産に登録された事でそのような事ですら許されなくなっているかもしれないので、ここは食い下がらず引き下がりました。

危険を伴うような行動について叱咤・叱責するのは理解出来ます、別に「お客の私に向かって…」なんて事は言いませんが、この発言はどうなのかと思いました。

まぁ、気難しい職人さんなんかも似たような傾向が有るので「またか」と思う反面、ガイドと言うお客様と直接接すると言うある意味接客業にこの傾向は不適格ですね。

自身もこれほど水を欲しないとは…これにはちょっと驚きも有りましたが、これはこれで次回の参考になると思いますし失敗有ってこそ次回の成功だと思います、3kgと言う死重を背負ったままでも富士山のてっぺんまで登れたので、若しその死重が無ければ山頂で自由に動き回れるのではないかと思っています。

良かった部分は行動食に羊羹を選択した事、自転車でサイクリングの練習をした時に行動食にゼリー飲料を飲んでみたのですがあまり食べた感が無かったので買うなら次は羊羹かなと思っていたので今回は羊羹としたのですが、これが大当たり!

コンパクトなのにハイカロリーで糖分も多分に含んでいるので脳へのエネルギー供給もバッチリ!

直ぐにエネルギーへ変換されるし食べてる感も満足の行くもので、これは次もアリだなと思いました。

大きいタイプのものを2つ用意し半分に切った4つを持って行ったのですが上りで2つ、頂上で1つ、下りで1つと全部食べてしまいました、出来ればもう1つ欲しかったくらいです。

価格も手頃ですし、切る前なら日持ちもするので常備しておいても良さそうです。

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あとは100円玉を30枚、500円玉を7枚を小銭入れに入れて持って行った事、トイレはだいたい200円で焼き印も300円や500円でしたので財布を出す事無く小銭入れだけで済ませる事が出来ました。

お財布を出すとカード等の紛失の可能性が有るので極力登山中はお財布を出さないようにしました、これは登山のみならず旅行時に毎回する対策ですね。

服装については山用じゃなくてもユニクロやしまむら、ワークマン製で必要にして十分、使わなかったのはダウンジャケットくらいでゲイターも下山時有用で砂や石等が靴の中に入り込む事も有りませんでした。(同行者の方々は小物も含めモ〇ベルとかパタゴ〇ア、ホ〇グフスと言った有名どころばかりでしたが…^^;)

他にもグローブやウエストバッグとかは自転車やバイク用の物が使えました、使わなかったのは日焼け止め、リップクリーム、サングラスくらいかな?ほぼ曇天で日が差したのも僅かでしたので、ある意味助かりました。

それと登山後に入る温泉は格別!登山中はお風呂は勿論、着替えも出来ませんし砂埃も凄かったですから全部洗い流せて気持ち良く大阪へ戻れました。

痛めつけた足や重いリュックを背負い続けて悲鳴を上げていた肩とかを揉みほぐしながら温泉に長湯するのは至福のひと時、これはハマってしまいそうになります。

今まで山と言えば車やバイクで走ってデイキャンプや山道走行と言うイメージでしたが、自身の足で登りながら今まで気付かなかった物が見えたり知ったり出来る部分は非常に魅力を感じました。

これは自転車にも通じる部分ですが車やバイクで行けない所だからこそ今まで行く事が無かった場所でも有るので、新しい発見が有るのだと思います。

靴も買った事ですし車やバイクでは行く事の出来ない山、低い山でも良いので近隣の山に登るのもアリかもしれません。

ただツーリングとの組み合わせは難しそう、何せ体力を使いますから下山後のヘロヘロ状態でバイクの運転と言うのは私的にはかなり危ないかも…やはり公共交通機関の利用が良いですね、温泉に入った後は凄い眠気に襲われますので鉄道やバスで登山口の近くまで行くパターンなら安心です。

大阪は三方を山に囲まれているので、季節の良い時に行ってみたいものです。

富士山登山については又機会が有れば行ってみたいと思いますけれど、費用も掛かりますし体力は年々衰えていきますから来年、再来年までに行かなければ二度目は無いのかな?と言った感じです。

さて、最後に掛かった費用ですが…

ツアー代金 19,800(山小屋宿泊,1日目夕食,2日目朝食,温泉施設利用料含む)
金剛杖 900(割引券利用)
トイレ代 800(200×4)
焼き印代 3,700(300×4+500×5)
食費 1,582(1日目昼食,2日目昼食+おやつ含む)
土産代 1,670
富士山保全協力金 1,000
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合計 29,452

と、なりました。

せっせと焼き印に課金したので杖だけで4,600円を投じましたけれど、ホントのパーフェクトだと8,000円くらいになるそうです。

ツアーの同行者はアコモ以外誰も焼き印をしていなかったので、あまり興味と言うか意外と人気が無いんですかね?

2022と入っている物は来年になるとデザインも変わっちゃうのかな?それだとレア度が更に増しますね。

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金剛杖は富士山登山の記念になりましたし、富士山保全協力金も任意なので不要と言えば不要ですが木製のキーホルダーを貰らえますし、日本一高く美しい富士山が末永く今の状態を維持して欲しいと願いたいので課金しました。

江戸時代から「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と言う言葉があるそうですが、私的にはもう一度だけチャレンジしてみたいと思う今日この頃です。^^;

最後にツアー会社から今日、「富士山登頂認定証」が届きました、訪問証明書を集めているアコモにとってはとても嬉しいです。

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