急性膵炎・胆石 その21(完)~退院8ヶ月後 術後検診へ [急性膵炎・胆石]
今日は月曜日ですが通院、朝ごはんヌキの指令が出ていますのでお腹がグゥグゥ言いながら徒歩で病院へ向かいます。
投薬が終わって約3ヶ月、これで検査結果が正常であれば診察終了となります。
検尿・採血・レントゲン単純撮影をして主治医の診察へ、結果は全て良好でこれで診察終了となりました。
これで完全に健康体になった…とは行かず、:健康診断で引っ掛かった内科を受診するとある部分に問題あり…こちらに付いては自覚症状が無く、一時的なものかもしれないと言う事で1ヶ月後再診と言う事になりました。
ともあれ区切りが出来たのでリハビリしないといけませんね、まずは筋肉を付けないと…ますますバイクが重たく感じられるようになりますし、腕なんてヒョロヒョロですから…^^;
診察が終わったのが昼下がり、遅い昼食を摂って梅田へ出る事にしました。
以降は別の記事でアップします。
急性膵炎・胆石 その20~退院3ヶ月後 術後検診へ [急性膵炎・胆石]
退院して3ヶ月が経過しました、すっかりと普段通りの生活が出来るようになって嬉しい限りです。
今日は水曜日ですが、お休みを頂いて3ヶ月後の術後検診へ行きます。
しかし朝から雲が広がり今にも降り出しそうな天気…しかし後々の時間短縮の為にスクーターで向かいます。
少し早めに病院へ向かい、受付を済ませて検尿、採血、レントゲン(単純撮影)を周ります。
そして検査の結果が出るのを待って、主治医とお会いして経過を伺いました。
特に問題なく投薬ももう必要ないでしょうとの事で無事完治…とは行かず、「薬もそうですが重い物を持ったり激しい運動はあと3ヶ月は控えてください、平時の数値は正常ですが手術してまだ3ヶ月しか経っていませんからね。疲れもまだ出易いでしょ?」と釘を刺されました。
ん~さすがに心の中を見透かされたみたいで「ドキッ!」としました、何もなければミニバイクを引き揚げようか…と密かな野望が有ったのですが、大人しく来年の2月に引き揚げて4月のレースを目指す事にします。^^;
先生も「次は6ヶ月後で良いでしょう、3ヶ月間薬の力を借りずに様子を見て問題無ければその時に治療終了としましょう。」と、遂に出口が見えました。
診察が終わって会計、全てが終了して時計を見ると10時過ぎ、「よし!これなら高速を使わなくても楽勝じゃない!」と、自宅へ戻りました。
以後の事は別記事でアップします。
急性膵炎・胆石 その19~退院10日後 術後検診 [急性膵炎・胆石]
退院して10日、退院時に主治医から「その後の経過を見るので8/26に来院してください。」と外来の予約を入れてもらっていました。
又、泌尿器科の診察も同じ日に変更してもらっていたので、2つの科を周ります。
まずは泌尿器科、検尿のコップを受け取って提出、そして結果を待って先生の診察を受けます。
ところが泌尿器科へ行くと先生が病気で入院されたとか…「聞いてないよぉ~」と言ったら、「電話したんですけど出られなかったみたいで…」との事、そりゃそうですよ日中に掛けられても仕事へ行ってるんだから…
しかし代理の先生が土曜日の午前中だけ対応してくれるそうなので、朝一の予約を入れてもらいました。
次は消化器外科、先生と2週間ぶりにお会いして無事に仕事復帰出来たとお礼を言い、診察を受けます。
検査の結果は概ね良好、傷口も日に日に良くなって来て感染の心配もないとの事。
ただ半年くらいは重い物を持ったり)するのは出来る限り控えて、若しお腹に痛みを覚えたらすぐに病院へ来てくださいとの事。
先生に「大きいバイクでツーリングとか行っても良いですか?」と聞くと「普通に乗る分には良いですが体力が回復するまではムリをしないでください。」と言われたので、さらに「原付のレース出場やサーキット走行も良いですか?」と聞くと、「それはダメですねぇ~半年間は激しい運動は出来るだけ避けるべきですし、転倒した拍子に傷口が開いたりすると大変な事になりますよ。」と言われ意気消沈…
とりあえず来年の3月くらいまではミニバイクの活動は出来そうにないので、来春に復帰出来るよう目標にしたいと思います。
半年くらいは制限が付くようですが、これで問題なく日常生活が送れるようになりました。
これで仕事が片付けばツーリングへ行けるようになります、何せ5/23の全国ミーティング以来、約4ヶ月間は全く行っていませんので…
次に病院へ行くのは本来2週間後ですが仕事が9/11まで多忙なので、一段落してから日取りを決めさせてもらう事にしました。
急性膵炎・胆石 その18~自宅療養2日目 入院費の支払い [急性膵炎・胆石]
退院したのが日曜日だったので精算の事務担当の方がお休みされていたので支払いは後日と言う事でしたが、今朝電話で金額が確定したとの事で病院へ向かいました。
金額は83,670円、前回の入院費を合わせると167,100円ですから大きな負担となってしまいましたけれど、昔ならこれで死んでしまっていた訳ですから医学の進歩と主治医や看護士の方たちの尽力には頭が下がる思いです。
ちなみに健康保険に入っていなければ、前回のを含め869,274円の支払い…(怖)
今回も有給休暇を当てて100%の給与の支払いを受けるので疾病手当申請はしませんでした。(業務外の事由と言う事にはなっていますが、諸事情も有るので…)
高額医療制度は自身の脂肪腫治療の時に、疾病手当等については随分と前に同僚の脳神経手術の時に調べて知識が有ったので、特に慌てる事も有りませんでした。(高額医療制度の事後申請の場合は後で差額を返してくれます。)
診療明細書を見ていると手術に使ったお薬は実に19種類、麻酔は156分と有りますので予定通り2時間半で終了したと言う事ですね。
酸素吸入は3時間で、点数も1日あたり65点と有りましたので、65/24*3≒8.125ですが補正値1.3で除算されて7点と計算されていました。
余談ですが小型の酸素ボンベは780Lと有りました、酸素の分子量は16ですがO2として存在するので16*2=32、アボガドロ数(6.02*10^23個)集まった1molで32g、780/22.4≒34.82molですから、中身の酸素の重さは1114.24g(1atm,0℃時)と計算出来ますね。
別に間違い探しをしようと言う訳では有りませんが、自身の体に使われたものを見ておくのも良いかなって…^^;
急性膵炎・胆石 その17~自宅療養1日目 [急性膵炎・胆石]
先生から5日間の自宅療養を言い渡されていますので、会社へ行くのは24日からになります。
それまでに体調を元に戻して、業務に支障が出ないようにしなければなりません。
昨日は久しぶりに白身以外のお魚やお肉を食べましたが、下痢等も無く全然平気でした。
しかし昨日と比べると体調は今1つ…昨日は退院したい一心で元気が出ていたのでしょうか、今日はその糸が切れたみたいに疲労が前面に出ます。
こう言う時はムリは禁物と、自宅で大人しくしている事にしました。
もっとも天気が悪く、激しい雨が断続的に降っていたので出掛けようにも出掛けられませんが…
しかし自宅に居るからと言ってゲームをしたりインターネットで遊んでいてはいけません、やる事は幾らでも有ります。
まずは掃除、掃除は意外と体を動かすので運動を兼ねた良いリハビリ、そして部屋の片づけですが立ったり座ったりを繰り返すのでこれもまた良い運動です。
病院へ電話をして消化器外科と泌尿器科の診察日が別の日になっていたので、同じ日にしてもらえるよう変更をしてもらいました、会社を休む日を1日でも減らしておきたいですから…
お昼ご飯を食べた後も、片付けをしますが16時頃に疲れが出てしまい1時間程お昼寝しました。
痛みの方ですが、起き上がる動作や寝返りを打とうとすると痛みが出ますし、咳をすると物凄く痛いです。
又、お腹に脂肪がタップリと付いているので腹帯をしていないと、いつもどおりに動こうとするとお腹が揺さぶられ痛みの原因となりますし、立ち上がる時は注意しないと服用している薬の副作用で立ち眩みが出てしまいます。
まぁ、退院の翌日ですからこんなものかもしれません、他の入院記録ブログなどを拝見していると術後5~8日間くらいまで入院されているので、術後3日目で退院+5日間の自宅療養と言うのはある意味理に適っていると言えます。
しかし術後当日と比べれば随分と痛みも和らいで来ています、まずは寝返りで痛みが出ないようになり十分な睡眠が取れるようになって、日々の動作でも痛みが出ないようになれば職場復帰しても問題ないレベルだと思います。
ただ重いものを持ったり持ち上げたりするのは暫くは無理だと思います、力の要らない整備程度なら問題無さそうですが、大きいバイクに乗れるのは暫く先になりそうです。
急性膵炎・胆石 その16~入院4日目 手術翌々日 そして退院へ [急性膵炎・胆石]
朝5:00に目が覚めて体を動かす…昨日よりは痛みも少しマシになって少しずつ自分の意志で思い通りに動かせるようになって来ました。
朝の回診で体温と血圧測定をしてもらいます。
朝ごはんはパンが2つとフルーツが添えられています。
担当看護士から「アコモさん、今日退院ですよね。」と言われ嬉しい限りです。
もっともここは救急指定病院ですから、日常生活に問題が無ければさっさと退院させる方針で多少痛くても、血液検査の数値が正常値に戻りつつあるようなら退院させて外来に切り替えるようです。
確かに救急車が来る度に患者さんは増える一方ですから、ベッドの空きを作っておかないといけませんよね。
そして久しぶりに病院の外へ、前回よりは期間が短いですが痛みは今回の方が痛いですね。
自宅に戻って暫し静養、ブログも更新しました。
あとは自宅療養期間に痛みが消えて体調も元に戻さないといけません。
急性膵炎・胆石 その15~入院3日目 手術翌日 チューブ抜取 [急性膵炎・胆石]
結局、殆ど寝ていないような状態で朝を迎えました。
朝ごはんタイムですが朝ごはんは×、担当看護士が来て「管を抜きましょう。」と言われたので、やっとロボコップ状態が解消、付いているのは点滴だけ。
胆嚢が有った辺りに手を当てて、「もう自分の体には胆嚢が無いんだな、肝臓に頑張ってもらわないと…」と思いました。
主治医が来られて「手術はうまくいきましたので、あとは順調に回復すれば良いですね。」と仰って頂き、「注意点とかは有りますか?」と尋ねると「重いものを持ったりとかお腹に力を入れる動作は極力控えてください、傷口が開いたり治りが遅くなったりしますから。」との事。
看護師さんが来て点滴は午前中で終わりらしく、留置針も抜いてもらってフリーになりました。
お昼からご飯が出るようになって手術後初の食事、でも五分粥に味も素っ気も無いおかず…「又お粥かよぉ…」と前回の入院時を思い出されます、術後は食欲低下するらしいのですが全く問題無く完食!
昼食後は前夜殆ど寝られなかった反動でお昼寝、5時間ほどグッスリと寝てしまったようです。
夕食は七分粥…もちろん完食ですが、お昼と比べたら随分とマシです。
お昼寝のし過ぎで却って寝られなくなり、頭も痒くなり出してナカナカ寝付けませんでした。
急性膵炎・胆石 その14~入院2日目 胆嚢摘出手術・さよなら胆嚢君 [急性膵炎・胆石]
朝6:07に目覚めました、暫しボンヤリしていると担当看護師がやって来ました、手に持っているのはぬわんと巨大なカンチョー(イチヂ○の3~4倍くらいは入ってると思う)で管の長さもハンパ無く長い(15cm位は有った)。
「左側に横になってお尻出してください。」ま、マヂですか…この前も泌尿器科でお尻出して指やら機械やらを突っ込まれて未だに痛い時が有るのに…と思いながらお尻を出すと、「は~い動かないでくださいね。」と言われ、ブチュッと突っ込まれて全量注入。
「5~10分間辛抱してください。」と言われたけれど、「絶対ムリ!」と即答して看護師さんの制止を振り切ってトイレへ…
とてもそんなに我慢出来ない…破綻する前に便座に座らねば…と内股で漏れそうなのを耐えながら20m先のトイレに行くだけで精一杯。
便座の前で少し辛抱したけれど多分、時間にして10秒有るか無いか…
昨日の下剤で昨日食べたものは全て下に移動していたようで、ほぼ全量体外へ排出されたようです。
やれやれエライ目に遭ったと病室のベッドに戻って大人しくしていると美味しそうな匂いが室内を満たしていきます。
胃も腸も空っぽ、朝ごはんが食べられないのでお腹がグーグー鳴っています。
配膳されないのはもちろんこの貼り紙がして有るからです。
空腹に耐えながら暫くすると看護師さんが点滴とストッキングを持って来て穿くように言われる、男なのにストッキングなんて穿くのぉ~
点滴の留置針は20ゲージ(1.0~1.1mm)、「その赤いのって太い奴やん。」と言うと「手術の時は何が有るか分からないからこのサイズなんですよ。」と超納得の行く説明で反論出来ず…^^;
8:45になって看護師さんが来て「それじゃ行きましょうか。」と言われ、自力で手術室へ向かいます。
そう言えば前回も歩いて手術室へ行ったなぁ…
手術室の前で家族と別れ、中に入って執刀医以外のサポートして頂ける先生や看護師を紹介され手術室に向かいます。
そして胆嚢が有る辺りを手で抑えて「胆嚢君ありがとう、ずっとありがとう、そしてさようなら…」と心の中で囁いて、手術室へ入りました。
手術台に上がったら仰向けに寝て酸素マスクに心電図、右腕には血圧計、指には酸素濃度と脈拍計、左腕には点滴の留置針を取付けられて修理中のロボコップ状態、「それじゃ、麻酔入れますよ~冷たいのが入りま…」で一気に意識消失しました。
看護師さんの「アコモさ~ん、起きてくださ~い!」の声で目が覚める、麻酔による深い眠りなので夢は見ていない。(夢を見る方もいらっしゃるそうです)
頭の中では時計の針が完全に止まっている感じ、体内時計も止まっているんでしょうか…
意識は朦朧としていて、周りの声は聞こえるが目を完全に開けられない…病室に戻って家族がしゃべり掛けても呂律が回らないようであまく喋られない。
体に繋がっているのは心電図と酸素濃度、血圧等の測定センサーと小水回収用にナニからもチューブが…^^;
こやつは何とも違和感満点でしかも痛い、すぐにでも外してもらいたいくらいですが立ち上がれないのでそれはムリ…
さらに酸素マスクが付けられていて非常に息苦しいのですが、3時間は装着しておかないとダメらしい。
術後5時間くらいしてから旧友が見舞いに来てくれた、久しぶりと言う事も有って2時間半くらいお話したので、その間は痛みも和らいていたように思う。
小水は寝たまま排出するので違和感満点、しかも痛い…体を少しでも動かすと痛みが出て、寝返りも打てず寝ては起きてを繰り返すうちに「早く朝が来ないかな、そしたら外してもらえるかも…」と思いながらとても長く感じた夜を寝ては目覚めてを繰り返し、いつしか朝を迎えていました。
急性膵炎・胆石 その13~入院1日目 午後から入院・胆嚢君最後のお仕事 [急性膵炎・胆石]
今日はいよいよ入院の日、お風呂は暫く入れないので出発前にお風呂に入り、おヘソ周りの体毛を除去(やらなくても看護師さんが剃ってくれるらしいのですが…)、ヘソのゴマも鏡を見ながらピンセットで取れる分は取りました。
病院に到着して入院手続き、そして主治医から術式の説明を受けて麻酔の時同様、「死んだり後遺症が残ったりするかもしれないけど、手術するんだね?」と言う強迫染みた同意書に記入をします。
ワッパ(手錠)みたいにものですが右手首に個人識別用のタグを取付けられました、これで病院の外へは自由に行き来出来なくなりました。
病室に案内されましたが今回は窓際ではないのが残念、前回と同じ大部屋(10人部屋)です。
家族はここで退散、明日手術前には顔出しに来るからとの事。
夕食は病院食ですが普通の食事です、あとで下剤を飲まなきゃいけないので夕食無しで点滴にしてくれたら辛い思いしなくて済むのに…と思いつつ、出された以上は食べます、もちろん完食します。
ナントおかずには鶏肉が…かれこれ1ヶ月以上口にしていない肉が…と思いながら頂きます。
そして食べながら「胆嚢君にとっては最後のお仕事なんだね…」と、少し寂しい思いを感じました。
就寝前に飲むように言われていた下剤と眠剤を飲みます、強い眠剤なのか効きが良くて数分で眠りに落ちました。
多分、翌日の手術を寝不足で迎えないようにとの配慮だと思います。
急性膵炎・胆石 その12~手術前検査2 [急性膵炎・胆石]
今日は金曜日ですが会社をお休み、前回出来なかった追加の手術前検査です。
今日は天気が良いのでスクーターで病院へ向かいます。
まずは検尿、これは前回も行いましたが今回は泌尿器科の為の分です。
次は麻酔科、ここでは麻酔薬について拒絶反応が有ったりすると困るので、その為の検査です。
例の如く「100%安全かと言うと必ずしもそうでは有りません、それでも(麻酔)します?」と言う脅迫染みた同意書を渡されてサイン、少なくとも街中を歩いていて事故に遭遇する確率よりは低いでしょう。
麻酔の手引きと言うものをもらいました、麻酔の有用性と危険性?、手順等が記されていました。
続いて口腔科、鼻から食道へチューブを入れるので、その為の検査です。
ぐらついた歯はないかとか歯茎か炎症を起こしていないかを調べていきます、「歯石は何時取りましたか?」と聞かれ「一昨年の2月です、2年に1度取ってもらっていますが今年は2月から仕事が忙しくなって行きそびれました。」と言うと「ですよね、結構溜まっていますので手術前日にお口の中をきれいにしておきましょう。」と言われました。
最後に泌尿器科、最初看護師さんの前でパンツをズラしてナニを出さないといけないのかと羞恥心でいっぱいだったのですがエコーで下腹部を見るだけだったのでホッとしていた所、先生から「ちょっと壁の方を向いてお尻出してください。」と言われ、「それじゃ見ますよぉ~」の「よぉ~」の時点では既に先生の指がお尻の中に!「ヴげぇ、痛たっ…」と10秒くらい突っ込まれて、もう終わりかな?と思ったら「ちょっと機械も入れますので、そのままで居て下さいねぇ~」と言われると、今度は前触れ無しに突っ込まれて「痛たたっ…」と機械を回しながら1分くらい入れられて、最後にお尻を拭いてもらってようやく終了。
もうイヤでイヤで仕方ない…パンツとズボンを穿いてようやく落ち着く。
診察室に戻って先生から先ほどのエコーの画像を見せてもらって「膀胱は正常ですし、残っている量も正常範囲です。ただ前○腺が大きいですね、お薬を出しておきますのでこれで暫く様子を見ましょう。この分だと今回の手術には影響なさそうです。」と言われ、とりあえずホッとしました。
会計とまたも大量(25日分)の薬を受け取って病院を後にしました。
外出したついでなので、先日発注した部品を受け取りに馴染みのバイク屋さんへ行き、部品を受け取り少しお話をして帰宅しました。
もう暑さが凄くてバイクに乗るのは辛い季節、今日の最高気温の予想は35℃でしたが検査の終わった13時頃で既に35.1℃を記録しており、最高は36.2℃まで上がりました。
36.2℃だなんて平熱よりも高い…夏本番って感じですが、ヒートアイランド現象でホント昔と比べて随分と暑くなりました。
特に大阪は平野部分がそれほど広くなく、西以外は山に囲まれて、その西も淡路島が居るので海の部分も小さく雨も比較的少ない方なので、熱がこもりやすいと言うのが特徴で真夏日や猛暑日の日数もとても多いです。
お蔭様で旅行へ行って地元(大阪)より暑いと感じる事は少ないですけれど…
明日から8月、残りこの暑い2ヶ月を乗り切れば秋がやって来ます、それまでに体も仕事も良い状態になるように頑張らなければなりませんね。
急性膵炎・胆石 その11~手術前検査1 [急性膵炎・胆石]
朝から雨…そして水曜日ですが、今日はお休みを頂いて病院へ行って来ました。
先日の入院時に消化器内科から消化器外科の先生に引継ぎがされ、今日は消化器外科の先生の診察です。
検査は血液検査、尿検査、そしてレントゲン撮影です。
血液検査は15ccくらい採血したあと、耳に針を刺して何分で血が止まるかと言う検査。
尿検査は紙コップに50cc程取って提出、レントゲンは単純撮影で胸部1枚と腹部2枚。
検査結果が出て先生の診察が始まったのですが、麻酔科と口腔科の検査が行われていないと言う事で今日中にして欲しかったのですが後日検査となりました。
そして入院中、一時的に排尿の量が極端に少ない時が有ったので、泌尿器科の診察も後日検査と同日程となりました。
最初は言わなくて良いかな?と思っていたのですが、先生が「少しでも気になる事があったら今のうちに言っておいてください、手術が始まったら途中で止められませんから。」と言ってくださったので「少し気になった事なんですが…」と切り出したら「それは言ってもらって良かったですね、術後に管を入れる事になっています、入らないと言う事になると大変ですから。」との事でした。
そして術式は腹腔鏡を用いた胆嚢摘出手術、「実際に見てからになるけど、状況が悪ければ開腹になる場合も有りますよ。」と仰っていました。
そして手術の日程も決定、入院も手術前日の午後からと決まりました。
胆嚢を摘出する事に関しては特に抵抗感が有りません、人間の体には無くても良い臓器と言うのが脾臓をはじめ幾つか有るようで、胆嚢は肉食動物にだけ存在し草食動物には無いんだそうです。
ヒトの場合、胆嚢は胆汁を濃縮し一時貯蔵する機能が有るので、これが無くなると脂っこいものを食べた時に出る胆汁の量が不足し消化不良となり下痢を起こす場合が有るそうですが、個人差も有り一過性の場合が殆どらしく問題が無い訳ではないけど実用上はほぼ問題なしと言った所でしょうか。
とは言っても、I LOVE お肉ですから、食べますけどね…^^;
診察が終わり入退院センターで入院に纏わる書類等を受け取ります。
最後に会計を済ませると28日分とドッサリお薬を手渡され、「あ~まだ飲まなきゃいけないのか…」とブルーが入ってしまいました。
急性膵炎・胆石 その10~自宅療養1日目 [急性膵炎・胆石]
今日は金曜日ですが、退院後5日間の自宅療養を命ぜられているのでお休みになります。
入院時の後遺症?なのか5時に目が覚めて、今日すべき事をメモに纏めて朝食。
午前中に近所の金融機関へ行き、帰りに商店街に有る薬局とスーパーで買い物。
やはり退院直後と言う事で動きが鈍く、歩くスピードもいつもの半分くらいしか出ません。
外は暑く、少し出ただけなのに汗が滲んできました。
又、お昼ご飯の後に薬を飲むのを忘れていて、食後1時間程してから熱っぽさを感じて慌てて薬を飲んで暫くすると熱っぽさが和らぐなど薬なしでは支障をきたすようです。
午後からは気温が上がり体も疲れが出て来たので静養、このブログの更新をする等して過ごしました。
早く元通りに戻れるように、明日も"リハビリ"をしたいと思います。
急性膵炎・胆石 その9~入院8日目・そして退院 [急性膵炎・胆石]
今日は早朝から採血、この結果次第で退院の是非が決定されます。
当初有った腹痛や夜間の高熱も無くなり、昨夜の検温で微熱は有ったものの今朝の検温では36.3℃に戻っていました。
採血が終わると朝ご飯、天気が回復して来たあたりで先生が検査結果を持ってお見えになり、結果良好で退院許可を出しますと仰ってくださいました。
午前中は抗生物質の点滴のみで、それが終わると刺しっぱなしだった点滴の留置針を抜いて貰いました。
そして右手首に付けていた個人識別の輪を外してもらい、久しぶりに両腕が軽くなりました。
後は退院手続き…と、思いきや手違いで退院は明日と言われビックリ!しかし先生と看護士さんから事務の方へ説明をしてもらって精算を進めてもらい、入院費の支払いとお薬を受け取って病室へ一旦戻り、忘れ物が無いかを確認してから退院となります。
同じ病室でお話したりと親しくなった方3名へ退院の報告と挨拶して病室を後にしました。
駐輪場へ行くと、ずっと持ち主の帰りを待っていたスクーターとご対面、随分と埃だらけになりましたがエンジンは一発で掛かりました。
運転すると借り物の体のようでうまく運転出来ません、慣れた道なので困る事は有りませんでしたがかなりの違和感でした。
久しぶりに戻った自分の部屋、とりあえず片付けや洗濯をして久しぶりにパソコンの電源を入れたりしているうちにあっという間に日が落ちて久しぶりの家での食事、お風呂、そして自室のヘッドで就寝。
ナカナカ寝付けない病院のベッドと違い、あっという間に記憶が無くなりました。
明日から5日間は自宅療養、それまでに体のリズムを早く仕事モードになるよう修正しなければなりません。
そして出勤すれば以前と変わらぬハードワークも待っています、この5日間をダラダラ過ごすのではなく身の有る5日間にしなければなりませんね。
急性膵炎・胆石 その8~入院7日目 [急性膵炎・胆石]
入院生活も今日で一週間になりました、早く職場に復帰したいと言う思いは有るものの、体の事を考えるともう少し…と相反する思考が出て来ます。
主治医と相談の結果、緊急入院だったので業務への影響や入院に関する準備や心構えが不十分で有った事から期間を最小限として自宅療養期間を設け、あとは外来で対応すると言う方法になりました。
まずは朝ご飯、昨日栄養士さんに刻むのを停止してもらうようにお願いしたので、普通バージョンで出てきました。(しかもパン付き)
咀嚼と言うか、噛む(食べる)喜びって言うんでしょうか、嬉しいですね。
抗生物質の点滴を受けて2日ぶりのお風呂、留置針周辺を防水処理してもらって痒くて堪らなかった頭や体を洗ってスッキリ、ただこのお風呂も事前に先生の許可が必要で、許可が出ないと看護士さんも入浴のための措置を講じてくれません。
又、入浴時間も9:30~14:30と決められているうえ、定員が3名なので、意外と不自由だったりします。
でも次のお風呂は金曜日になるので、検査結果が良ければ次は自宅のお風呂に入れそうです。
お風呂から上がってスッキリ、髭も剃って気持ち良いです。いつもこうじゃなくちゃ!
暫くするとお昼ご飯が運ばれて来ました。
もう嬉しくて嬉しくて、ゆっくりと味わって食べました。
食後、暫くすると消化器外科の先生がお越しになり、胆石摘出手術に付いてと次回の外来についてのお話をしました。
総合病院だけに管轄が変わっても連係がバッチリ、消化器内科の先生がおっしゃっていたとおりに消化器外科の先生に引き継がれていました。
退院後は外来に切り替わるので、診察の予約を入れて頂きました。
それと頻繁なトイレから解放かれたのと体調が良くなって来ているからでしょうか、日中に眠気を感じなくなりました。
午後からは会社へ提出する診断書の作成を依頼、2週間掛かるそうで、ちょっとビックリしました。
その後、同僚がお見舞いに来てくれて少しお話、暫くして看護士さんが来て抗生物質の点滴。
そして夕食、久しぶりに魚の味と言うのを味わいました。
入院してから出て来る魚は細かく切られて旨味が流出し味も素っ気も無い魚の形をした固形物って感じでしたが、これは味がしっかりとしていました。
夜の検温では37.4℃と微熱?ですが、多分抗生物質による体温上昇かな?と思います。
急性膵炎・胆石 その7~入院6日目 [急性膵炎・胆石]
今日の午前中でリンゲルが終了、後は抗生物質の点滴だけになりました。
この日も採血や検査はなく、ただひたすら療養するのみです。
朝食ですが、今日から五分粥になりました、昨日のお昼からだったので、病院で朝ご飯を食べるのは初めてです。
そう言えば今日は七夕なんですね、ちっとも気付きませんでした。
入院すると下界から切り離された空間みたいで日付や曜日、時刻と言ったものが分からなくなって来ます。
もちろん病院の外にも出る事は出来ませんから、病院と言う閉鎖された空間の外で何が起こっているのかすら分かりません。
きっと病院に長期間入院してしまうと、世間一般の標準的な事が見えなくなって来そうで怖いですね。
これは自らの思考と言う部分にも重ね合す事が出来ます、自らの考え方と言うのは自分自身1人で作り上げたものではなく、環境の変化や他人からの指摘や助言と言った物をもらって構築されたものだと考えています。
仮に自分と異なる考え方をする他人からの意見や環境の変化と言った刺激に乏しい状況が続くと、いつしか思考が変化し世間一般の常識からズレてしまうと言う事になりますし、知らないうちに考える力と言うものも衰えていきます。
これは若年性痴呆症でも見られる症状で、脳と言うのは刺激を受け続けていないと思考回路の枝が次々と停止し考える力が、ひいては記憶力が衰えていくと言うものです。
多忙な毎日を送っていても仕事がルーティーン化した物であれば脳への刺激が少なく、若年性痴呆症になり易いと言う結果が示されています。
又、人は他人から意見されないようになったら終わりだと思っています、何でも自分で出来ると勘違いして他人の意見に耳を貸さない、そうなると周りもバカらしくなって「あんな奴、言ったって無駄だから。」と匙を投げられてしまう。
そうなると上辺だけの付き合いになって、間違っている事を「間違ってる」と言ってくれる大事な友を失う事にもなるのです。
でもこんな事を考えるなんて余程時間が無いと出て来ませんよね、普段は日々の仕事だけで精一杯ですから。
夕食も五分粥と切り刻まれたおかず、栄養士の方に「おじいちゃんじゃないんだから刻まないで、噛む楽しみが欲しいです。」とお願いしたので明日からは普通のが出てくると期待しています。
空はどんよりと曇っているので、彦星さんは迷わず無事に織り姫さんに会いに行けたのかな?
急性膵炎・胆石 その6~入院5日目 [急性膵炎・胆石]
朝起きて、朝食までの時間はいつも敷地内に居る鳩の行動を観察しています。
鳥たちは恋の季節なんでしょうかね、2羽ずつ固まって色々としているようです。
しかし今日は朝5時過ぎから採血…これで数値が良ければ、ご飯食べられるぢょ~と思いながら採血して貰いました。
そして今日は待ちに待ったお風呂の日、先生にお願いしていたお風呂の許可が出たので看護士さんに点滴のチューブを切り離してもらい防水処理をしてもらいます。
お陰さまで4日ぶりにお風呂に入れ、洗髪等が出来てスッキリしました。
そしてお昼に「アコモさん、食事の用意が出来ましたよ。」と、待ちに待った食事が…ぢつは病院食を食べるのは初めて、過去に夜救急車で搬送されて朝帰宅した事は有るのですが病院食は食べた事が有りませんでした。
で、何これ…さ、三分粥に歯ごたえ0で味が付いてるかどうかのおかずって…(T_T)
でもおかずは付いてるし、ボリューム的には大不満ですが、とにかく食べられると言う至福の喜び、いやホント食べられるようになって良かったです。
さらに夕食も、三分粥ながらお魚と豆腐等のセット、何だかご老人が食べるような料理ですが、明日からは少しグレードアップ?するらしいので、ちょっぴり期待です。
でも入院生活って、我慢の連続ですよね。
消灯時間は決まっていますし、食事も決まった時間、決まった物と量しか食べられないですし、大部屋ですから周りへの配慮も必要ですね。
音や臭い、病気で皆さん体が弱っていますから咳エチケットも重要です。
これは入院していて感じた事ですが、「構って君」や「構ってちゃん」が多いと言う事、看護師さんは仕事ですから患者さんに呼ばれたり頼まれ事をされたりと言う事がありますが、「ちょっと図々しいんじゃないの?」なんて思う事もしばしば、中には「痛い」とか「耳鳴りがする。」と嘘を言ってでも看護師さんに構って欲しいみたいな方も居ました。
まぁ、家に居れば多少のワガママは奥さんが吸収してくれるでしょうから対面的にはまかり通るのでしょうが、病院で同じ事をしようとしても、それはダメですよね。
それに何十年も自分の好き勝手にやっていたのが、急に小学生のように集団生活しないといけなくなる訳ですから、協調性や適応力と言った部分も垣間見えます。
どんなに家や会社でお偉方かもしれませんが病院に入ればただのオッサンですからね、場を弁えないといけないと思います。
さて昨日入替えたばかりの留置針ですが、漏れて腫れ上がってしまったのでまた打ちかえる事に…
ん~もう打つ所が無いのでと看護士さんも試行錯誤、ようやく良い所が見つかったようで無事に成功、何だから毎日のように打ちかえているのでイヤになりますね。
急性膵炎・胆石 その5~入院4日目 [急性膵炎・胆石]
入院生活も4日目、そろそろホームシックに掛かりそうです。^^;
朝一の検温は36.6℃、随分と体温も下がって来ました。
体調もダルさが無くなって来て、体も普段通りに動くようになって来ました。
ただ治療の為とは言え、膀胱を酷使しているからなのか、口経による水分補給ではなくリンゲルや抗生物質からなのかは分かりませんが、尿の出が悪く一晩に10回くらい行きました。
そして今後の予定を主治医とお話しました。
とりあえず今週中あたりに一度退院出来る事になったものの、胆石の摘出手術をしないといけないのですが急ぎでは無いとの事、現在の業務内容を考慮すると9月頃にスライドしたい旨を伝えると快諾してくれました。
又、先生にお風呂の許可を出してくれるようにお願いしました、もう頭が痒くて仕方有りません。
それと点滴の留置針ですが、今日だけで2回も打ち直しました。
太ってるので血管が浮きにくく、看護士さんも苦労されるそうです。
画像は打ち直す前の左腕、もうパンパンに腫れて打つ所が無いとぼやいていました。
こちらはようやく上手く行った留置針、前回と同じ22Gでズレないようにと頑丈に固定されました。
急性膵炎・胆石 その4~入院3日目 [急性膵炎・胆石]
今日は日曜日と言う事も有って朝から友人たちから電話やメールが来て気の紛れる事が多い一日でした。
もう少し落ち着いてからと言う事でしたが、上司が見舞いに来てくれました。
そして先生から「明後日の血液検査の結果が良好だったら、絶食規制を解除します。」との事、ぢつは腹部の痛みも今日午前中あたりから感じなくなったので、そのせいも有るかと思います。
出来事としては点滴の留置針がズレたらしく、打ちかえる事になりました。
今までのは入院時に取り付けたもので、色からして20G(1.0~1.1mm)です。
新しいものは22G(0.8~0.9mm)と少し細くなっています、手首の所は先ほどまで刺していた所です。
又、この日初めて夜の発熱は無くなりました。
夜は相変わらずトイレに立つので慢性的な寝不足、日中にも眠気が来る事が多くて寝たり起きたりを繰り返していました。
急性膵炎・胆石 その3~入院2日目 [急性膵炎・胆石]
朝を迎えましたが殆ど寝ていない状態、まずは1日3回の拷問の一つ、朝食です。
当然、パンの一欠片どころか水の一滴すら口に入れる事を許されません。
しかしこの日は家族が来てくれて身の回りの事をしてくれて凄く助かりました。
何せ裸一貫に近い状態で入院しましたから、着替えやタオルと言ったものは持って来ていませんでしたから…
昨日と同様の治療でしたが、血液検査の結果が良好だったのでリンゲルの量を減らし、水とお茶限定ながら飲めるようになりました。
これで喉の渇きを潤す事が出来るようになりました。
しかしやはり夜になって検温の際に38℃超えの発熱が有り大事を取って解熱剤を筋肉注射してもらう事になりましたが、膵臓の炎症によるもの以外も考える為なのか解熱剤の前に採血、それも腕と足も…
この足の甲に針を刺されるってのが強烈に痛くて、しかも「血液が足りませんから別の場所にもう一度刺します。」と2箇所も刺されました。
その後、解熱剤を筋肉注射してもらいますが、先ほどの足の痛みと比べたら蚊に刺されるようなものです。
平熱が35℃台と極めて低い事から、私的には38.5℃以上はレッドゾーンなんですよね。
量が減った事と昨日からの疲れで1時間置きに目覚めるにとどまりました。
急性膵炎・胆石 その2~入院1日目 [急性膵炎・胆石]
何とか会社へ連絡出来て入院出来る事となり一先ずは安心、リンゲルの点滴を受けて痛み止めも打ってもらいます。
しかし痛みは完全に消えず、時折刺すような痛みで顔が歪みます。
とりあえず病室へ移動となりましたが、まずは看護師が常駐している病室で一時待機、空きベッドの用意が出来たら、そこへ移動しますとの事。
ここに居る患者さんたちは毛色が違います、「助けて」とか「飛び降りて死ぬ」とか…
しかも看護師さんの電話を聞いていると、「暴れるので手足固定、認知度3…」みたいな話をされていました。
病室が決まったようでそちらへ移動、10人部屋の所謂「大部屋」と言う奴で運良く一番奥の窓側になりました。
病室が決まって少し落ち着いたからでしょうか、ふと「着替えとか全く無いよなぁ…」なんて…
通常、入院すると言えば事前に分かっていてしっかりと準備して病院へ行きますが、アコモの場合はすぐに帰るつもりだったのでほぼ裸一貫の状態、所持金は4000円余りしかなく大量の点滴をぶら下げているので外出は不可能です。
「昨夜、お風呂に入って着替えたばかりだから明日までにどうするか決めよう。」と一旦話を置いて、家族に電話して「緊急入院する事になった。」と伝えておきました。
幸い、携帯電話とツーリング用にといつもバッグに忍ばせているコンパクトデジが有ったので、入院の記録が出来そうです。
主治医と担当看護士を紹介され、そこで更なる衝撃的な事を告げられる事になりました。
「消化器官を使うと膵臓が刺激され病状が悪化するので、薬も栄養も全て点滴で行ないます。なので絶飲食とします、水を飲むのもダメです。」と言われ、こんな張り紙が…T_T
そ、そんな…食べるのが楽しみなのに、それすらもダメだなんて…orz
病室は10人部屋、そして食事の時間になると部屋を満す良い匂い…マヂで拷問です。(>_<)
そして入院時検査ですが大量の点滴袋がある為、生まれて初めて車椅子に乗って院内を移動、これって結構恥ずかしいですね「いい若いモンが…」みたいな目で見られているようで…^^;
最初にMRI、MRIと言えば脂肪腫の時に登場したあの土管のような機械です。
先生から「今回は細かい指示を出しますので、耳栓無しで進めます。」と言われ、お腹の上に網目状のものを乗せられてベルトで固定されほぼ身動きが取れない状態での検査となりました。
殆ど目を閉じていたのと意識が朦朧としていたので閉所恐怖症による不安は出ませんでした。
次に採血、心電図、エコー検査を受けて再び病室へ戻りました。
そして体内には大量のリンゲルや抗生物質が点滴で投与されるのですが昼夜関係無しに投与されるので、当然トイレが近くなるのですがこの間隔が凄まじく短くて数十分置きにやって来ます。
しかも病院のベッドは硬く、仰向けでいると背中が痛くなって来ます。
かと言って横になろうとすると腹部から鋭い痛みが出るので、それも出来ません。
夕方少し前あたりに家族が来てくれました、不足しているものを持って来て貰える事になり入院生活は何とか出来そうです。
夜になって39℃近い発熱が有り、ナースコールを押して解熱剤を右腕に筋肉注射してもらいました。
久しぶりの筋肉注射でしたが結構痛いですね、でも効きは最高で数十分もすれば熱が引いていく感じが分かります。
結局、トイレに立ったり殆ど寝られず朝を迎えました。(画像はイメージです)
急性膵炎・胆石 その1~初めて使った#7119、そして緊急入院… [急性膵炎・胆石]
7/2早朝に緊急入院した関係上、ブログは停止していましたが、本日退院したので遡って少しずつアップしていきます。
又、これ以降は日付は当時の日付へ戻してアップして行きますので、新着とはならない事をご了承ください。
1日の9時頃から腹部に違和感を感じ出し、移動中にみるみる痛みが増幅、昼ご飯を食べれば治るかもと思ったが食べたものは全てリバース。
急性胃炎かな?と胃腸薬を飲んで何とか現地で仕事をこなして帰宅したものの、体温37.1℃で激しい上腹部からの痛み、バファリンを飲んで床に付いたものの2時間弱で目覚めてしまい、原因を考えるも分からず終いで処置出来ず、痛みは激しさを増す一方、いよいよ救急車を呼ぼうと思った時に#7119を思い出して電話。
しかし実際に電話すると年齢や痛む所等の事務的なデータを聞くだけで深くは聞いて来ず所見は一切無し、多分医療関係の方では無くパソコンに必要事項を入力するだけで判断はパソコンがするのでしょう、その後は近くの救急病院を「自動音声システムで教えて終わり」で、受け付けてくれるかは自分で聞けとの事。
完全な時間の無駄でした、時間帯や病院までの距離、自力で移動出来るかどうかなんて全く考慮されていないのですから…
行政がやってるサービスなんて所詮こんな物ですね、まぁ電話で事の深刻さや痛みを伝える事は難しいのかもしれません。
私的には#7119なんかより、やはり自分で判断した方が全然良いみたいです。
仕方なく病院へ電話、一件目は電話は鳴るものの応答無し、二件目は15秒程度で取ってくれて受け入れ可能を確認。
今、スクーターなら何とか運転出来ると、速攻で出発したものの狭い道を工事のトレーラーがノロノロ運転…
「何でこんな早朝に、しかも寄りによってこんな狭い道をこんな時に…」とマヂであの時、トレーラーを恨みました。
結局、到着したのは6時前、でも病院はちゃんと受け付けてくれて待たされはしたものの点滴をしてCT撮影、血液検査をしてくれました。
お医者さんがの口から出たのは「急性膵炎ですね、膵臓が炎症を起こしてパンパンに腫れていますよ、このまま入院してください。」と衝撃的な言葉、「あのぉ~痛み止めとか打って貰って、会社に内容を話してからじゃダメですか?」と尋ねると「膵臓がこれ以上ダメージを受けると多臓器不全で命にかかわりますよ、それでも良いんですか?」と言われたので、7:30に上司、8:30に事務所へ連絡し、そのまま入院する事になりました。
まさか入院とは…トホホ