SSブログ

ブレーキスイッチ読み替え装置の製作 [バイク]

バイク君には二輪車国産車初となるABSなるものが付いているモデルですが、これのせいで簡単に汎用のスイッチが流用出来ません。

と、言うのもブレーキスイッチが単なるON/OFFだけでなく2系統あり、しかも1系統は電極がズレて配置されているのです。

P1180616.jpg

これは確証が無いので推測とはなりますがABS黎明期との背景を加味し大量の電力を必要とするABSアクチュエーターの動作を保証する為に制動灯を点灯させた事による一時的に大幅な電圧低下が起き動作が不安定となるのを防ぐ為に制動灯点灯から少し遅らせてABSの動作を安定させようと言う意図が有るからなのではと推します。

ブレーキレバーを握る際の線速度は概ね5m/s前後、スイッチ上では3mm程度ズレて配置されストローク量は15mm程度、レバーのストロークとしては5cm程度なのでスイッチの電極を3mm移動させるのに10mm握り込めば良く、仮に線速度を5m/sと仮定すれば0.002秒(2ms)以上ディレーさせれば良いと言う計算です。(ちなみにデコピンの時は10m/sくらい出ているそうです。)

ディレーについては当初細かい設定が可能な555等のタイマーICを用いる予定でしたがツーリング先でトラブルが発生した場合に対処が難しくなるのでこれを避け、ディレーそのものより電圧の安定の部分でABSの動作を補償する形としました。

元々ABSユニットには電圧を安定させる為にコンデンサが取り付けられているのですが2016/5/30に3倍の容量のものに交換しており、これで動作を補償出来るのでは?と考えました。

なのでTHRUとNOT回路を製作し、これを試験的に採用する事としました。

場所を極力取らないようにコンパクトに纏めました、疑似的に既存のブレーキスイッチの一系統のみを取り出して後日テスト走行する予定です。

P1280196.JPG
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:バイク

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。