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飯能アルプスを踏破 [ハイキング]

今夏で一旦は中止していた飯能アルプス踏破ですが、ここ最近気温が上がらなくなって来たので再開なら「今でしょう」と言う事で行く事にしました。

埼玉県飯能市に有る天覧山から秩父方面へと続く山々を飯能アルプスと呼称されていますが、これまでの天覧山、多峯主山、天覚山、大高山、子の権現と順調に北上してきました。

途中、関八州見晴台や飯能三山と呼称される多峯主山・柏木山・龍崖山も踏破し、残すところ(飯能市の北側)正丸峠を北限とした範囲のみとなりました。

今回は飯能アルプス最高峰の伊豆ヶ岳と連なる山々を尾根伝いに進み、最終目的地である子の権現 天龍寺へ向かうルートを採択しました。

乗降車駅証明証の発行機が有ったのでポチッとな…切符コレクターの趣味の一環と言う側面も有りますが、日時が記されている事から万が一遭難し死亡したとしても少なくともこの駅この日時には生存していたと言う証になるのでは?と…^^;

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と、言う事で正丸駅に到着、キレイな青空で正にハイキング日和です。

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今回のルートはこの「伊豆ヶ岳を越えるみち」のルートそのものです、健脚向きと言う言葉に尻込みしてしまいそうになりますがルート的に途中リタイヤ出来ないので気合を入れて出発します。

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こんな看板が…

アコモ的にはハイキングはいつもしているような歩いて山頂を目指す事、登山とは標高差1,000m以上でザイルやピッケルなんかの道具を使って山頂を目指す事って思っていたのですが、この看板を見てググッてみると標高差500m未満がハイキング、500m以上が登山と言う事でした。

確かに山は甘くないですよね、ハイキングばかりですがそれなりに分かっているつもりです、どんなに低い山でも水と行動食、汗を掻くほどの暑さでも1枚厚手の服は持って行きますし、立っていられない程の強風や「こんな場所上ったり下りたり出来るの?」と思ったりする場所も現れます。

今回やらかしましたが一番怖いのがコースアウト、折角登ったのだから降りるのが勿体ないと引き返す勇気が無いとドンドン深みにハマって山から出て来られなくなりますから、少しでもおかしいと思ったら引き返すのが鉄則です。

なので山岳地図もコンパスも持たずに山に入るのは自殺行為かと…

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先ずは某豆腐屋が出て来るマンガの好敵手の地元と言う正丸峠を目指します、最初はそれほどでもなかったのですが段々と厳しい道になり案内の看板やリボンが巻き付けて有る事も少なく沢登りをしていたのですが途中から沢を逸れるようなルートに見えたので40~50mくらい進んだ所で「これはおかしい、ハイキング道にしては整備されていない。」とコンパスを見るとルートから80°西側へ逸れた方角を指していたので沢の所まで戻り事無きを得ました。

更に進んでいくと経由地であろう茶屋が見えた所で超急坂がお出迎え、手すりも付いていてこれを使わないと上がれない程でした。

そして第1の経由地点である正丸峠へ到着しました。

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下から見えた茶屋は奥村茶屋でジンギスカン等を頂けるそうです、今度バイクで来てみようかな?

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あの昭和天皇がこちらへお見えになり、眺望をお楽しみになられたようです。

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そしてご覧になられたであろう眺望はこんな感じ、山々が重なり合うように見える姿は緑豊かな大地と言った所でしょうか。

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小休止をして先へ進みます、今回は尾根伝いに進みますのでアップダウンが多く傾斜もキツイです、裾野から登る事を考えれば全然楽ですが、最後の厳しい部分ばかりを進むので心拍数は爆上がりで汗もドバドバ出て来ます。

先ずは小高山、標高720mです。

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お次は五輪山で標高は770mです。

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このあたりになるとちゃんと案内の看板が出ていて迷う事無く進んでいく事が出来ます、ただこのあたりから強烈な風が吹き帽子を被っていられない程でした。

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そして第2の経由地点、飯能アルプス最高峰の伊豆ヶ岳 標高851mに到達です。

これで今までの関八州見晴台の771.1mを抜きました。

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ここには三等三角点も設置されています。

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大高山にもあった十字タイプの山頂碑も少し離れた所に設置されていました。

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標高のピークは越えましたがまだまだアップタウンは続きます、お次は古御岳 標高830mです。

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続いて高畑山 標高695mです。

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使用されなくなった高圧線の鉄塔が残置されていました、解体するにしても相当な費用が掛かるでしょうから処理は後回しになるのでしょうね。

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そして最終目的地である子の権現 天龍寺 標高640mに到達です。

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埼玉県の足腰の神様で境内には巨大わらじや、

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夫婦下駄に、

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賽銭箱には下駄や草鞋、

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巨大な赤いハイヒールも置かれています。

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お賽銭を投入して「お陰様で富士山の最高峰剣ヶ峰へ無事に行く事が出来ました、これからも無事に登山が出来ますように。」と前回の願いが叶ったお礼と(図々しくも)今後の事もお願いして来ました。

お参り後は奥の院まで登って東京スカイツリーと同じ高さの634mからの眺望を楽しみます。

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この日は晴れていたので遠方まで景色を楽しむ事が出来ました、やはり山に登る魅力はこの山頂からの景色を見る為ですね。

時計は正午、キレイな景色を見ながら行動食であるようかんを頂きます、ん~甘くて美味しい!

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帰路へ就きます、ここから休暇村方面へと向かいますがこの先は以前一度歩いているので道に迷う事は無さそうです。

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無事に13:12、西武鉄道 秩父線の吾野駅へ到着しました、いつもは閉まっている売店もこの日は営業していました。

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時刻表を見ると13:14発とベストタイミング、しかも4000系4009号編成の「52席の至福」が停車。

交換待ち※かぁ~と改札を抜けて構内踏切を通過し52席の至福を撮影。(交換待ちの交換とは単線の路線でその昔タブレットと言う通行票を交換してその区間を走る際に通行票が無いと走れないようにする事で複数の車両が単線内を行き来出来ないようにする仕組みです。)

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そして13:14発の電車に乗車し無事に帰宅しました。

今回はしっかりとハイキングのアプリを起動しておきました。

距離15.1km、時間5時間47分、累積登り1,095m、同下り1,199mでした。

同じ子の権現を目指すルートでも天覚山から向かう方が距離も累積も多いのですが所要時間は寧ろ今回の方が長く掛かりました。

これを体力の衰えと見るべきかそれとも今回の方がハードなコースだったのか…

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翌日、翌々日と両太ももに軽い筋肉痛が…平地を歩くのは問題無いのですが下り坂になると激痛が…^^;

しかしその翌日には痛みも取れ下り坂でも問題無く歩けるようになりました、次は更に北側の武甲山を目指したい所ですが駅からかなり離れた所に有りバスも出ていないようなので公共交通機関だけだと難しいかも…
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