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飯能アルプスの山々へ… [ハイキング]

引越しから3ヶ月半、お休みのサイクルの基本である平日+土日のどちらかと言うシフトにも慣れ始めそろそろ落ち着いた感が有りますが引越しの際の荷物を整理しないまま移送したのと収納が殆ど無いので、家が狭く持って来た物全てを展開する事が出来ずに段ボールのまま保管したツケで欲しい物を何処に仕舞ったのかが分からず時としてほぼ全てを引っくり返す事になったりと完全には整理出来ていない状態…

そんな中、「靴2・長靴」と書かれた段ボールが未開封だったので下駄箱へ入れる事にしました。

すると登山靴が出て来ました、昨年の今頃にバイク以外でストレス解消出来ないかと一念発起し富士山へ登るからと購入した物でした。

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富士山へ登って以来、この登山靴を履く機会は全く無くご無沙汰でしたが先日秩父へのツーリングの際に「足腰の神様 天龍寺」と言う看板が出ていて是非とも参拝したいと思い「足腰の神様なのだからバイクで行って交通安全祈願ならともかく自らの足腰の祈願が目的だとバイクで行っては失礼にあたる、ここは自らの足で行かなければご利益は得られない。」と言う独断と偏見で最寄り駅からハイキングがてら登山靴の履き慣らしにと行く事にしました。

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西武鉄道 秩父線の吾野駅が最寄り駅のようですが、山岳地図?を見ると1つ手前の東吾野駅から山伝いに行く事が出来るようになっている事と、のちに分かったのですが埼玉県西部の天覧山から延々と秩父の山へと続くのを「飯能アルプス」と呼称されているので、このルートで行く事にしました。

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因みに天覧山と難読な多峯主山(とおのすやま)は踏破済、この時は記事にアップする余裕が無く別に「ハイキングに行くぞ!」と意気込んて行った訳でもなくただ何となく終点の飯能駅で降りて見たかっただけと言う理由で改札近傍にある観光案内所で聞いたら手ぶらでスニーカーでも気軽に行けますとの事で「天気が良いから富士山見えないかなぁ~」と、行っただけだったりします。

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西武鉄道 秩父線の東吾野駅に到着。

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朝早いからなのか駅員さんは不在、乗車証明書の発行機が有ったので思わずポチッとな…^^;

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天覚山は左と有るので踏切を渡るみたい…他方面は右のようですがユガテって何ぞ?

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山のふもとらしく大量の木材が山積みされていました、これがウワサの高級建材「西川材」なのかな?

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山へのルートは分岐点に必ず有るので迷う事は有りませんでした。

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途中に飯能市のマスコットキャラクター「むーま君」を模したベンチが置いてありました。

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それにしても結構ハードなハイキングロード、ホントにこれってビギナー向けなのか?と思いながら登っていくと広い所へ出て来ました。

振り返って看板を見ると…沢筋コースを来たつもりが尾根道コースで来ていました、山岳地図では破線になっていたので避けたつもりだったのですが、どこで間違えたんだか…

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何処の山でも同じなのですが山頂が近づくと凶悪な勾配が待ち構えています軽く45°を越えている感じ、正に心臓破りの坂では有りますがこれらが現れると頂上までもう少しと気持ちを奮い立たせます。

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標高445m(正確には445.5mらしい)の天覚山へ到着、駅を出て43分で山頂に到着するってホント山が目前まで迫っているのを実感させられます。

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眺望は今1つでしたが、山の後ろにも山、更にその後ろにも山が重なる景色を久しぶりに見たような気がしました。

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今回は来た道を戻るのではなく別の山へハシゴします、当然登りがあの勾配でしたから下りも当然凶悪です。

もう上から見たら崖か?と思うほどで、足を踏み外したらケガを免れないのは確実で下手をすると骨折や捻挫で動く事もままならず駅にすら辿り着けない可能性も有りますから、ここは慎重に一歩一歩足の置く場所を考えて降りていきます、こう言う場面だと登山靴の有難みを感じますね。

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次に目指すのは大高山、ちゃんと看板が出ていました。

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何度か分岐路が有りちゃんとコース通り進めているのか不安になりますが、途中木々にリボンが巻き付けて有り正しく進めている事を担保してくれます。

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そして標高493mの大高山へ到着、先の天覚山から1時間13分掛かりました。

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こちらも山が前後に重なり合う風景を楽しむ事が出来ました。

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ここまでは所謂「ジャブ」です、アコモにとってはここからが長~い道のりになります。

ドンドンと高度を下げ登山道から一般道へ出て来ました、最終目的地の子の権現は左のようです。

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ここから更に高度を下げ標高300mを切り200m台になるのですが当然降りた分は再び登らなければなりません、途中から鬼のような勾配路が続きます。

何せ子の権現は標高約630mの地点、地図で直線距離を見れば大した事が無いのですがヘアピンカーブが多用されたルート…高低差300m以上となれば急勾配確定です。

関西だと国道最急勾配(最大傾斜勾配31%)の暗峠が思いつきますが、国道以外の一般道だとそれをも上回る急勾配なんて幾らでも有ります。

しかも延々登りで勾配が緩くなる所なんて殆どなく心拍数は165を超え心臓が破裂するかと思うほど、終盤はヘアピンカーブ1つ毎に休憩しないと登れない程でした。

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大高山を出て2時間10分、やっとの思いで子の権現 天龍寺へ到着しました。

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門を潜るとカラフルな仁王像がお出迎え、大抵は門の左右に無塗装で置かれている事が多いですが、こちらでは門の奥の屋外置かれているので腐食防止も兼ねて塗装されているのだと思います。

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足腰の神様と言う事で大きなわらじ(2t有るらしい)と夫婦下駄が設置されていました、これを見られただけでもここまで来た甲斐が有りました。

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更に鐘付き場まで上がると東京スカイツリーと同じ高さ(634m)からの眺望を楽しめるようになっていました。

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眺望は霞んではいるものの手前側の木々が余り無く開けていてキレイに見る事が出来ました。

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そして参拝、「魔火のため腰と足を傷め悩めることあり。故に腰より下を病める者、一心に祈らば、その験を得せしめん」との誓いをたてられたそうです、要約すると「お祈りすれば足のケガから守ってくれる。」って事ですね。

昨年のツアーでは時間的制約からお鉢巡りが中止となり断念した富士山の最高地点である剣ヶ峰(3,776m)へ何時か行きたいと思っているので、(まだ申込していないけれど)「剣ヶ峰へ無事に行って帰って来られますように。」とお願いをしました。

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茅葺の立派な建物、左側に祈禱品が販売されていたので足腰守を購入しました。

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関東ふれあいの道を利用して1時間2分、西武鉄道 秩父線の吾野駅に到着しました。

この駅の標高は185.5m、実に高低差450mを約1時間で一気に下って来た事になりますけれど、最初の1.8kmで400m程度下っていたので平均勾配は220‰になります。

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ハイキングに便利なアプリをインストールしていたので、今日のハイキング結果が出ていました。

距離18.0km、所要時間5時間34分、累計登り1,290m、同下り1,237m、スタートとゴールの標高が異なるので下りが少なくなっているようです。

登山靴のお蔭で18.0kmと言う長い距離を歩く事が出来たので、松坂大輔じゃないですが自らの自信が確信に変わったと言う事で…^^;

ただ下り勾配の足への負担はハンパ無いです、まだまだ歩き方が悪いのだと思うのですが子の権現へ向かう途中あたりから右膝に痛みを感じるようになり下り勾配が辛くなりました。

自宅の最寄駅に到着する頃には登りは平気ですが下りの階段が辛くまるで錆びついたロボットのような動きになっていました。

まだまだハイキングの経験値はビギナーレベルと低いので今後の課題ですね。

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これから梅雨、そして暑い夏がやって来るので当面ハイキングへは行かないと思いますが、秋になったら紅葉やドングリを見にハイキングへ行ってみようかと思います。
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