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ボール盤ベルト取付&バイク用空中線の修理 [アマチュア無線]

先日頂いたボール盤ですがベルトを注文して届きましたので、早速取り付けたいと思います。

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取付けはとてもイージー、プーリーにベルトを掛けて張り調整をするだけです。(ピンボケですが…)

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ボール盤の初仕事は空中線の修理、2016年夏の東北ツーリングへ行った際に損傷させてしまい思い出が詰まった空中線を取っておいたのですが、正確な穴開けが可能なボール盤が導入された事により修理してみる事にしました。

ぢつはこの空中線は修理しようと幾度となくトライしたのですが、そもそも自作のエレメントを半ば強引に取り付けていた事と穴開けの失敗により修復不能となっていました。

しかし今回、ボール盤が導入された事で正確に穴あけが出来るようになったので再トライする事になりました。

エレメント取付部の上面を誤った場所へ穴開けした穴が無くなるまで棒ヤスリで削り落とし、本来の位置へポンチを打ちます。

そしてそのポンチ位置へ正確にドリルの刃を当てていき掘り進めるときれいに穴開けが出来ました、ん~ボール盤の威力凄い…

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全景と…

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接続部のアップ、本来は下側のようにテーパー状になっているのですが、削り落としたので平面になっています。

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エレメントは東北のどこかに落として来てしまっているので自作します、幸い前回製作時のデータを残していたのでこれを使って再製作します。

材料は手持ちの中に#16のステンレス線が有ったので、これを使います。

アルミは軽くて良いのですが振動が多いバイクだと金属疲労で折損するまでのスパンが短いのでステンレスとしています。

粘りが有るので折れにくく錆が来ないのも良いですね。

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ただステンレスとは言えこのままでは使いません、長めに切断して片方はドリルのチャックに咥えさせ、もう片方はバイスプライヤーでロックします。

このままドリルを回転させて捩じっていきます、こうする事で強度が増すので折れにくくなるのと同時に真っ直ぐになります。

ただやり過ぎるとネジ切れてしまうのでホドホドに…

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次は長さ調整、144/430MHz帯なので利用可能帯域は144.00~145.00/430.00~440MHzとなりますが、この空中線はFTM-10Sでしか使わないので実際にはバンドプランによりF3(F3E)は144.70~145.65MHzしか利用出来ません、同じく430MHz帯では同431.40~431.90と432.10~434.00、レピーターアップリンクが434.00~435.00、同ダウンリンクが439.00~440.00となっているので、こちらは不連続ながら431.40~440.00MHzの利用となります。

なのでこれらの中央値である145.175/435.70MHzあたりに整合、アナライザーに接続して同周波数にてSWRが最小となるよう調整します。

144の方はこんな感じかな?

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430の方は思ったより落ちませんね、でも良い感じです。

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後はAM/FM放送の受信、先ずはAM(MW)のNHK第一放送。

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FMのNHK-FMもステレオマークが点灯し両チャンネルからちゃんと聞こえてくるので大丈夫でしょう。

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そして釣り道具の"シモリ"を用意します。

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ボール盤にセットして穴を広げます。

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瞬間接着剤でシモリをエレメントの先端に固定し、最後にエレメント全体に熱収縮チューブを掛けて終了です。

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因みに予備も含め2セット作っておきました、これなら折損させても慌てて作る必要が有りません、ただ前回のように根元から折れてしまったらどうしようも有りませんが…

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先端はそのままでも良いのですが統一感を出す為に黒でペイントしておきました、またそのうち剥げてくると思いますが…

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約5年ぶりの復活となったバイク用の空中線、これを付けて次のツーリングへ行きたいと思います。

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