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急性膵炎・胆石 その14~入院2日目 胆嚢摘出手術・さよなら胆嚢君 [急性膵炎・胆石]

朝6:07に目覚めました、暫しボンヤリしていると担当看護師がやって来ました、手に持っているのはぬわんと巨大なカンチョー(イチヂ○の3~4倍くらいは入ってると思う)で管の長さもハンパ無く長い(15cm位は有った)。

「左側に横になってお尻出してください。」ま、マヂですか…この前も泌尿器科でお尻出して指やら機械やらを突っ込まれて未だに痛い時が有るのに…と思いながらお尻を出すと、「は~い動かないでくださいね。」と言われ、ブチュッと突っ込まれて全量注入。

「5~10分間辛抱してください。」と言われたけれど、「絶対ムリ!」と即答して看護師さんの制止を振り切ってトイレへ…

とてもそんなに我慢出来ない…破綻する前に便座に座らねば…と内股で漏れそうなのを耐えながら20m先のトイレに行くだけで精一杯。

便座の前で少し辛抱したけれど多分、時間にして10秒有るか無いか…

昨日の下剤で昨日食べたものは全て下に移動していたようで、ほぼ全量体外へ排出されたようです。

やれやれエライ目に遭ったと病室のベッドに戻って大人しくしていると美味しそうな匂いが室内を満たしていきます。

胃も腸も空っぽ、朝ごはんが食べられないのでお腹がグーグー鳴っています。

配膳されないのはもちろんこの貼り紙がして有るからです。

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空腹に耐えながら暫くすると看護師さんが点滴とストッキングを持って来て穿くように言われる、男なのにストッキングなんて穿くのぉ~

点滴の留置針は20ゲージ(1.0~1.1mm)、「その赤いのって太い奴やん。」と言うと「手術の時は何が有るか分からないからこのサイズなんですよ。」と超納得の行く説明で反論出来ず…^^;

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8:45になって看護師さんが来て「それじゃ行きましょうか。」と言われ、自力で手術室へ向かいます。

そう言えば前回も歩いて手術室へ行ったなぁ…

手術室の前で家族と別れ、中に入って執刀医以外のサポートして頂ける先生や看護師を紹介され手術室に向かいます。

そして胆嚢が有る辺りを手で抑えて「胆嚢君ありがとう、ずっとありがとう、そしてさようなら…」と心の中で囁いて、手術室へ入りました。

手術台に上がったら仰向けに寝て酸素マスクに心電図、右腕には血圧計、指には酸素濃度と脈拍計、左腕には点滴の留置針を取付けられて修理中のロボコップ状態、「それじゃ、麻酔入れますよ~冷たいのが入りま…」で一気に意識消失しました。

看護師さんの「アコモさ~ん、起きてくださ~い!」の声で目が覚める、麻酔による深い眠りなので夢は見ていない。(夢を見る方もいらっしゃるそうです)

頭の中では時計の針が完全に止まっている感じ、体内時計も止まっているんでしょうか…

意識は朦朧としていて、周りの声は聞こえるが目を完全に開けられない…病室に戻って家族がしゃべり掛けても呂律が回らないようであまく喋られない。

体に繋がっているのは心電図と酸素濃度、血圧等の測定センサーと小水回収用にナニからもチューブが…^^;

こやつは何とも違和感満点でしかも痛い、すぐにでも外してもらいたいくらいですが立ち上がれないのでそれはムリ…

さらに酸素マスクが付けられていて非常に息苦しいのですが、3時間は装着しておかないとダメらしい。

術後5時間くらいしてから旧友が見舞いに来てくれた、久しぶりと言う事も有って2時間半くらいお話したので、その間は痛みも和らいていたように思う。

小水は寝たまま排出するので違和感満点、しかも痛い…体を少しでも動かすと痛みが出て、寝返りも打てず寝ては起きてを繰り返すうちに「早く朝が来ないかな、そしたら外してもらえるかも…」と思いながらとても長く感じた夜を寝ては目覚めてを繰り返し、いつしか朝を迎えていました。


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