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急性膵炎・胆石 その7~入院6日目 [急性膵炎・胆石]

今日の午前中でリンゲルが終了、後は抗生物質の点滴だけになりました。

この日も採血や検査はなく、ただひたすら療養するのみです。

朝食ですが、今日から五分粥になりました、昨日のお昼からだったので、病院で朝ご飯を食べるのは初めてです。

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お昼にはこんなゼリーが…

そう言えば今日は七夕なんですね、ちっとも気付きませんでした。

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入院すると下界から切り離された空間みたいで日付や曜日、時刻と言ったものが分からなくなって来ます。

もちろん病院の外にも出る事は出来ませんから、病院と言う閉鎖された空間の外で何が起こっているのかすら分かりません。

きっと病院に長期間入院してしまうと、世間一般の標準的な事が見えなくなって来そうで怖いですね。

これは自らの思考と言う部分にも重ね合す事が出来ます、自らの考え方と言うのは自分自身1人で作り上げたものではなく、環境の変化や他人からの指摘や助言と言った物をもらって構築されたものだと考えています。

仮に自分と異なる考え方をする他人からの意見や環境の変化と言った刺激に乏しい状況が続くと、いつしか思考が変化し世間一般の常識からズレてしまうと言う事になりますし、知らないうちに考える力と言うものも衰えていきます。

これは若年性痴呆症でも見られる症状で、脳と言うのは刺激を受け続けていないと思考回路の枝が次々と停止し考える力が、ひいては記憶力が衰えていくと言うものです。

多忙な毎日を送っていても仕事がルーティーン化した物であれば脳への刺激が少なく、若年性痴呆症になり易いと言う結果が示されています。

又、人は他人から意見されないようになったら終わりだと思っています、何でも自分で出来ると勘違いして他人の意見に耳を貸さない、そうなると周りもバカらしくなって「あんな奴、言ったって無駄だから。」と匙を投げられてしまう。

そうなると上辺だけの付き合いになって、間違っている事を「間違ってる」と言ってくれる大事な友を失う事にもなるのです。

でもこんな事を考えるなんて余程時間が無いと出て来ませんよね、普段は日々の仕事だけで精一杯ですから。

夕食も五分粥と切り刻まれたおかず、栄養士の方に「おじいちゃんじゃないんだから刻まないで、噛む楽しみが欲しいです。」とお願いしたので明日からは普通のが出てくると期待しています。

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空はどんよりと曇っているので、彦星さんは迷わず無事に織り姫さんに会いに行けたのかな?


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