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アンプの製作 [オーディオ]

このGW、天気が良かったのは昨日だけであとは全部曇や雨…

バイク整備は部品が不足しているので軽いメンテ、ラジエーターが冷却不足なので外してフィンの曲がり修正と石ころなどの除去、タンクの錆取りが少し残っていたのでダメ元で現在内部の錆取りをしているところです。

雨でする事がなくなるとやるのが電子工作、かれこれ2年以上放置していたアンプを作る事にしました。

楽器は全然ダメだけれど、音楽を聴くのは大好きなので昔から色々と好きで今では市販品よりも自作のアンプとかで楽しんでいます。(場所も無いし…)

アンプ(増幅器)と一口に言っても種類は様々で、CDやmp3プレーヤーからの信号はとても小さくそのままではスピーカーを鳴らす事は出来ませんので、パワーアンプと言うものが必要になってきます。

このパワーアンプは良く"○○W+○○W"なんて最大出力が書いてありますが、実は音の大きさを制御するものが全くなく、車で言うと「常にアクセル全開」になっています。

これとは別に入力の切替や音量の調整、音の味付けが出来るプリアンプと言うものが必要になります。

普通アンプと呼ばれているものは、このプリアンプとパワーアンプがくっ付いたプリメインアンプの事を指します。

私的には音楽にトーンコントロールで味付けするよりも、アンプそのものの味付けを楽しむ…料理で言えば塩やしょうゆを掛けるより調理方法を工夫して素材の味を楽しむって感じかな?

さてさて細かい事は置いておいて、かれこれ2年以上は放ったらかしの品…

まずはヘッドフォンアンプ部分ですが、とりあえず前回ここまで製作しています。

OPアンプでちょこちょこ楽しんだけれど、ディスクリートで作りたいなぁ~と思っても回路図書けるだけの力がないのでインターネットで探していたら良さげなのが載っていたので頂きました。

2SK170は運が良いのか10個買って2セットが許容範囲、特に精度の良いものを今回使いました。

ちなみに電解Cもオーディオ用、抵抗は誤差1%の金皮です。

P1150566.jpg

そしてパワーアンプ部ですが、視聴した感じ真空管のアンプにかなり惹かれていたものの現実問題として置き場所が無いしトランスも大きいし…と断念、次にFETアンプに触手を伸ばすもこちらもかなり大型になってしまうので、どうしようかと悩んでいました。

そんな時、たまたま良く行くパーツショップで「真空管アンプの音に限りなく近づけた…」と書かれていたキットを発見、でもキットに手を出すのもちょっとなぁ~と思いつつ気が付いたら買っていました。^^;

そしてその核となるのが定評あるトライパスのTA2020-020、この頃単品での入手が難しくなっていたのもキット購入の理由の1つです。

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D級で敢えて真空管サウンドに挑むって言うのが気に入ったのと、何と言っても真空管やFETアンプとは比較にならない放熱の少なさと小型と言う点も現実味が有るとして購入しました。

こちらもここまで組立てが終わっています。

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次に基盤を配置し固定、各所に配線をしていきます。

TA2020-020からの+5Vラインは結構リプルがあるらしく音質に影響するようですので、別系統(7805)で+5Vを作って引いて供給しています。

78L05でも良さそうな感じでしたが、何mA流れるのか分からなかったので7805に放熱器付けましたが熱を持たないので、78L05×2程度でも良かったのかもしれません。

とりあえず内部は完成、買って来たケースがギリギリサイズだったので中身は大渋滞、思いっきりやっつけ仕事ですが見た目は二の次と言う事で…^^;

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そんな訳で作ったのがこちら、左のツマミは入力切替で3系統を確保、右は音量調整です。

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音量調整は余り物を使いましたが、ちゃんとしたツマミに変えたいですね。

さてこのアンプに入る信号はと言うと、ナントPCオーディオ出力…

でもオーディオボードはi7-860に入れ替えた時、もうちょっと高音質なオーディオボードが欲しいなぁ~と思っていたので、その時にONKYO SE-200PCI LTDを投入。(詳しくは↓、頭にhを付けてね。)

ttp://www.jp.onkyo.com/wavio/se_200pci_ltd/

銅シールドや電解Cもオーディオ用と市販品としてはナカナカの凝りよう、見てくれに騙されたのか?一発で気にいって即お買い上げ…^^;

出力のRCAソケットは金メッキ仕様で高級感タップリ、当然挿されるケーブルは付属のミミズのようなケーブルではなく、定評あるBELDEN8412で接続です。
せっかくの自作アンプなのでケーブルも自作、半田は銀入り(と言っても3%だけど)で鉛フリーのものを使いましたが融点が高い(220℃くらい)ので、60Wの半田ゴテでやっとくっ付いてくれました。

いつも使っている20Wだと半田が溶けてもジャックまで暖められず、ケーブルの半田めっきで終わってしまいます。^^;

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ケーブルを良いのに変えると音が良くなる(正確には変わる?)のは、前から何となく分かっているのでケーブルだけはちょっと拘り。

スピーカーへの接続は、パワーアンプからの出力段からBELDEN8470です。

そしてこのアンプでドライブされるスピーカーはと言うと…

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あれっ?憧れだったNS-1000Mじゃないの?って言われそうですが、そんなもの置く場所すらありません。

現状では100Mはおろか10Mですら難しい状況、NS-10MM(しかも能率>90dB/Wだし…)これが精一杯なんです。^^;

ここまで来てスピーカーだけ市販品?と言われそうですが、スピーカーは今はこいつが気に入っているので暫くは使おうと思っています。

スピーカーもダイヤトーンP610(だったかな?)から始まってコーラルやフォステクス等色々なメーカーのスピーカーを聞いていましたが、今ではミニマムサイズの市販品…

このスピーカー購入時はブラウン管のモニターを使用していたので、防磁タイプでないといけないうえPC机上に置けるものとなるとこのあたりで妥協するしか無かったりします。^^;

が、液晶モニターの横にスピーカーって大丈夫なのかな?大丈夫なら"防磁"って言う条件外せるからかなり選択肢は広がるのですが・・・

さてさて早速WAVファイルを再生、ん~良いですねぇ~多分「自分で組み立てた」って言うプラシーボが多分に入っているせいか音の解像度が上がっています。

でも低音がガサつく感じ、こんなモンか?と思いつつ、慣らしをすれば改善されるかな?また変わるようならレポしたいと思います。

ホワイトノイズもかなり低減されていて殆ど気にならず、ボリュームをMAXにしてもさほどの大きさにはなりません。

これでミニマムシステムの完成、自作のアンプに小さなスピーカーとPC机上だけの箱庭視聴室の完成です。

あ、ちなみにオーディオマニアでも何でもないので、レポは真に受けないでください。

昔、ちょっとオーディオが好きだったって程度で、今はただの素人ですから・・・

そう言えばこんなのも転がっていたっけ…

また暇な時に作るとしますか…^^;

P1150589.jpg


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