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電装システム改良 その7~オイルクーラーファンの配線・前部霧灯の取付・制御ユニットの製作 パート1 [バイク]

全国ミーティングで満身創痍となったバイク君、修理が一段落したのですがアッパーカウルを外している関係から今なら作業性が良いので、並行して電装システムの改良の続きをしていきたいと思います。

配線やら全て中途半端な状態となっていましたので一度緩解してまたまた再構築の開始、先ずはファンコネクターが届いたのでオイルクーラーファンの配線を製作します。

コネクターにギリギリ刺さる太さの0.3sq.(定格7A)でコネクターから引き出して合流させ1.25sq.(定格22A)で電源ラインへ接続します。

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そして動作テスト、大風量と軸受けがボールベアリングなので独特の騒音が発生しワクワク感が増長し早く試験したいと思いつつ、これで1つ片付きました。(配線がゴチャゴチャなのは全国ミーティング参加の為に改良途中で仮止めの為。)

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午後からは前部霧灯の取付です、前部霧灯と言えば第33条ですね。

灯火類は意外と厳しい制限が課せられています、勿論安全面に直結するからです。

良く後付けのランプ類を取付けると対向車や後続車のライトが眩しいと言われるアレですね、殆どがポン付けで光軸もテキトーなんて事が多いですが、取付場所については二輪車の場合は照明部下縁が0.25m以上、照明部上縁が0.8m以下で且つ前照灯の照明部中心の水平面以下と言う事になります。

又、光量は10,000cd以下で主光軸が40(H18年式~は30)mを超える物は、すれ違い用前照灯を点灯している場合には点灯しない事とか、H18年式以降は車端部から400mm以内で動作表示が運転席から確認出来ないとダメと言う条件が追加されたりします。(バイク君はH5年式だからカンケー無いですが…^^;)

それはさておき取り付ける前部霧灯はこちら、LEDのプロジェクタータイプになります。

プロジェクタータイプなのでカットラインがキレイに出て他車へ眩惑が防止出来ると思われます。

これは購入して半年以上眠らせておいた物で制御系で躓き悩んで先送りにしていたのですが結局アナログ制御とする事にしました。

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取付にはクランク状の金具を用います、L字ではなくクランク状としたのはステーの端部が真横に出ている事から車検時に"鋭利な突起物"と判断されかねない点と転倒時に線より面とした方が損傷し辛いのではないかと言う点からの採用です。

金具へ灯具を取付するのに必要な穴を開けていきます。

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私的には灯火点が高いほど光の広がり良い(北海道の鉄道車両は吹雪等視界不良時を考慮して頭頂部にもライトが設置されている)うえに地を這うような低位置だと飛び石等で灯具が破損し易いと考えているのですが、高いと言っても前照灯照明部中心の水平面以下との規制が有りますしアッパーカウルとの干渉も避けられない事から、設置するならアッパーカウル下縁直下と決めていました。

車体に取付るとこんな感じ、メインフレームとアンダーフレームとの結合部分に加工したステーを共締めします。

勿論、車検規定の照明部下縁0.25m以上、前照灯照明部中心の水平面以下と言う条項をクリアーしています。

警音器が邪魔になりそうに見えますが、こちらは実際に点灯させて邪魔になるようなら警音器の位置を調整したいと思います。

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配線はまだせず車体作業は一旦置いておいて、ここからはおうち作業になります。

現在、オイルクーラーファンの操作部を右ハンドル下に設置しているのですが、これを改良して他のアイテムも操作出来る様にしようと思います。

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取り付けている金具からも分かるように当初は「増設」で考えていたのですが、欲張って機能を盛り込み過ぎてこのままだと追加のケースが収まらなくなるので、どのみち制御ユニットは新たに設計・製作しないといけなくなりました。

製作に日数も掛かりますから、現状のオイルクーラーファンの操作部は完成するまでそのまま温存しておく事としました。

ホントはスイッチを流用したいのですが…スイッチ類は防水仕様なので1つ1つが結構高いんですよ、安価な非防水仕様にゴムカバーを掛けると言う方法も有りますがグローブ越しだと操作感が伝わりにくく知らぬ間にゴムカバーが破損し雨水の侵入等が有ると腐食や短絡等の不具合が発生する可能性が有るので高価では有ってもこう言う部分はケチらないようにしています。

又、これは若し操作部の製作途中にツーリングへ行く事となった場合、差し当たりオイルクーラーファンだけは使えるようにする為です。

これらのアイテムを制御するユニットを製作していきますが、現在構想している物だと非常に大きくなってしまうので少なくとも表示ユニットと操作ユニットの2つ、場合によっては結線ユニットの3つに分割しようと思います。(ブログの表題は一括りに制御ユニットと呼称します。)

と、言うのも現在はグリップヒーター、オイルクーラーファンは単独のユニットであちこちに操作するスイッチが有り動作確認もし辛いうえ、これに前部霧灯等も含めるとゴチャゴチャになってしまうので一纏めにしたいと考えていたからです。

又、この前部霧灯は電源を短時間停止させる事で色味を変更(白→白黄同時点灯→黄→白に戻る)出来る機能を持っているので、この機能も盛り込みたい所です。(と言うか主たる目的がフォグランプなので黄色に変更出来ないと困ります。^^;)

この程度であればいちいち回路図を書かなくても頭の中で描けば済む話(ボケ防止にもなるし…^^;)なので手間は余り掛かりません、パーツも手持ちの物で済みそうなので部屋に戻ってボックスへの穴開けや半田付けやらの作業…

先ずは操作部の製作、狭いハンドル周りなので出来るだけ小さな箱の中に収めたい所、先ずは穴を開けていきます。

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先の前部霧灯はデイライトとしての使用は考慮していないのでPo-ON時のみ操作可能とし、色味を変える「電源を短時間停止」については余りに短時間だと変化しないうえ逆に長時間だと順番がリセットされてしまうので、操作的には「ポンッ」と押す感じでも決まった一定時間停止出来るようにします。

「0.ン秒以上何秒以下で押さないといけない。」とか頭では分かっていても、走っていたら操作性が悪く煩わしいですからねぇ~

本来であれば1つのケーブルだけで済ませたかったのですが、多芯ケーブルが手持ちで8Cしか無かったので止む無く2本に…

完成した!と思ったら何だかお腹が空いて来たなぁ~と、気が付けば日がすっかりと落ち真っ暗になっていました、作業に集中していると時が経つのが早いです。^^;

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他のユニット製作の続きは次回にしたいと思います。
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コメント 2

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(。・_・。)2k

凄いですねぇ 俺も10ヶ月寝かしたFOGを付けたんですが
ちょ〜いい加減な付け方です
位置なんかは法がありますから ちゃんとしましたが
配線なんかは適当でした 車なので雨の心配がある部分だけ
ちゃんとしました やはりLEDでローハイあるので
スイッチがちょっとややこしかったです
バイク用なのでちょっと暗いんですが 地方に行った時は
かなり安全に走れるようになりました
by (。・_・。)2k (2022-06-23 07:34) 

アコモ

(。・_・。)2kさん、コメントありがとうございます。

車だと車内への引き込みがちょっと大変ですね、AT車だとクラッチの部分が空いているのですがMT車だとフェンダーの中を通さないといけないので少し大変ですし、配線も一度谷を作ってあげないと雨がケーブルを伝って入って来たりと苦労させられますね。

私のはバイクなので車ほど苦労する事は無いのですが、基本的に汎用の配線や金具しか入っていない事や熱や振動に晒されるのでコルゲートチューブを掛けたりスイッチ部を製作したりとそれなりに手間が掛かります。^^;

最近の物はLo/Hiの切り替えが付いている物が多いですね、手持ちの物はHiが白色でLoが黄色になっていました。

白色は街灯の無い道路、黄色は濃霧に遭遇した時にホント助かる装備です、ヘッドライトだけでは心許ないですね。

by アコモ (2022-06-24 04:09)