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電装システム改良 その5~電源ケーブルの敷設等 パート3 配線の短縮化・オイルクーラーファンの再構築 [バイク]

今日も朝からバイク君の電装システム改良を進めていきます。

前回、警音器の配線が杜撰な接続により警音器が鳴動しないと言う修理を行いましたが、右がこれなら左も…とグルグル巻きになったビニールテープを外すと…

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なんぢゃこりゃ~こっちもよって有るだけで、しかも接続位置をズラす事もしておらず右より質が悪い…

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当然こんなのはダメです、半田付けして熱収縮チューブを被せておきました。

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前回と同様に次は油温計のケーブルを製作します、これも長い…しかもセンサーを接続するケーブルは取り外す際にカプラーを割ってしまいました。

割れたカプラー部を見るとケーブルの外皮が破損し心線が見えて切れ掛かっています。

コネクター部の根本なので振動等で力が加わり金属疲労を起こしていたと思われます、道理で偶に「-L-」と言う表示が一瞬出る時が有る訳だ…

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同じカプラーを用意して修理します。

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こちらの電源ケーブルも短縮化、左が既存で右が自作です。

このラインだけGND,ACC,バックアップの3線式、時計と最高温度を記憶する為にバックアップ電源が必要のようです。

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これでハンドル周りは完成、所謂「フォーク型」の配線でバッテリー~ケーブルを守るヒューズ~ケーブル~リレー(ここでフォークのように分岐させて)~デバイス不具合時の電源カット用ヒューズ~各デバイス(8系統)となっています。

次はオイルクーラーファン系統をしていきます。

空冷エンジンの大敵とも言うべき渋滞、冷却を走行風のみに頼っているので停車すると走行風は0になるので当然油温は上がり放題となりオーバーヒートになってしまいます。

それを解消すべく2014.8.23に別車種のオイルクーラーを載せたのを機にオイルクーラーファンを設置、しかし上昇する油温を抑え込めず2015.5.9にファンを1つ追加して2台体制としようやく抑え込めましたがオーバーヒートを回避するのが精一杯で低下させる事はほぼ出来ませんでした。

そこで強力なファンを用い物理的に風量を稼ごうと言うのが今回の狙い、スペック的には出力46.8Wの電動機を用いたファンで定格回転数は5,400rpm、これを2基搭載しトータルで93.6Wもの高出力を誇り、これは従来のファン(14W×2,定格回転数3,000rpm)の3.34倍の出力得ています。

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鉄ネタですがロータリー式除雪用ディーゼル機関車で例えると今までDD14(機関出力500ps×2,1基は除雪用、もう1基は走行用)だったのをDD53(機関出力1,100ps×2,1基は除雪用、もう1基は走行用or除雪用)に置き換えDD20の後押しにより全出力(2,200ps)を除雪に使うと言った感じ、電力を供給すると今までとは比較にならない騒音と風量にワクワク感が止まらない…^^;

先ずは加工、このファンはPWM制御可能な物で配線が4本出ています。

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オイルクーラーをズラして今までのファンを取り外します。

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新旧の比較、下が今までの物、上が今回導入品です。

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背面に新たに導入するファンを取付けます、ん~良いかも…^^;

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取付が終わったので動作テストします、すると圧倒的な風量に思わずニンマリ…

ただ不足しているパーツが届いていないので、間に合わなければ今回は機能停止させておきたいと思います、いい加減に結線してツーリング中に火災…なんて事にはなりたくないですから。

このファンはPWM制御が可能なので当面は未制御とするものの何れは制御回路を作ってみたいと思います、ん~こんな事をするからバイク版のサグラダ・ファミリアのように何時まで経っても完成しないんですよね。^^;

単にファン交換だけと言った感じですが、取付場所が狭小で手が入り辛く交換するだけで3時間も掛かってしまいました。

作業1つ1つは大した事無いのですが、取り回しの事なんかを考えてるとあっと言う間に時間が過ぎてしまい、気が付けば日が傾き、中腰を続けていて腰痛が…続きは明日やりたいと思います。
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