LCCの激安運賃は凄いけど…

ジェットスタージャパンやビーチ航空が500円や1,000円とかの激安運賃で販売するって話がチラホラ聞こえて来ていますけれど、私的にはどうなんですかねぇ～

実際、LCCで予約してコロナの影響で欠航に次ぐ欠航で更には路線休止まで喰らった身としては、「募集するだけ募集して人が集まらなかったら欠航してお金返せば済むんでしょ。」って感じに受け取ってしまいます、実際ディレーや欠航って意外に多く有りますし、実際に大阪(関西)～福岡なんて全便欠航だし、熊本便も毎日運航じゃないですからねぇ～

一方でディレーならともかく欠航を喰らった方は大変です、宿泊や施設、他の交通機関等の予約も変更しなきゃいけませんし、中には変更不可、キャンセル不可って予約も有りますから…

まぁ、行けたらラッキーくらいに思って予約するなら良いと思いますけれど、真に受けて旅行を楽しみにするのはどうかなって感じ…

確かに欠航は全日空や日本航空でも有りましたけれど基本的には代替案も同時に提示してくれていましたし、機材変更の際も席が2Aなら同じ2A、後方左窓側なら同じ後方左窓側にしてくれていましたから、そう言う部分ではレガシーの航空会社の方がサービスが手厚いですね。

私的には「嫌なら乗るな、他にこんな安値で運んでくれる所なんて無いだろ。」って感じで上から目線な所は少し感じますね、手荷物を秤に乗せろって言うのもまるで犯罪者の炙り出しみたいな所も有るし…それも含めての低価格なのだから納得せざる負えませんが…

ただ安いと言っても支払手数料やら座席指定料やらで追加料金が必要になって来ます、車とかで言う車体価格は安いけれど登録手数料やらが高いとかインターネットオークションの送料が高めってのとやり口と同じですね。

なので手荷物が多い場合だと、レガシーの方が安いかほぼ同じって場面は有りますね。

ピーチ航空だと支払手数料600円+スタンダードシート490円、ジェットスタージャパンだと同620円+スタンダードシート480～520円と1,000円くらいの「上乗せ」は来ますので、運賃だけで飛び付くと意外と安く無いなって感じになってしまいますが、それでもレガシーと比べれば安いのは確かなので、実際には「座席指定もしないし私はただの荷物、文句1つ言わない。」って感じで利用させて頂いていますけれどね。^^;

適当に12/12～13で大阪～沖縄(那覇)で比べてみると、

全日空のNH2425便 神戸13:50→沖縄(那覇)16:10がスーパーバリューで8,320円、
ピーチのMM217便 関西15:10→沖縄(那覇)17:35が受託荷物1つ付きのバリューピーチで4,980円ですが、これに支払手数料600円+スタンダードシート490円が追加されて6,070円。

その差は2,250円ですがMM217便は沖縄(那覇)行きの最終便、当然機内サービスは皆無でディレーの可能性は高くなりますし、万一欠航となれば当日沖縄へ到達する事が不可能になりホテルやレンタカーのキャンセル等をしなければなりません。

対して全日空の方は機内サービスが有ってNH2425便の後、関西3空港から4便出ていますので万一欠航が出ても別の便へ振替してもらえる可能性が高いです。

こんな感じで要は割り切れるかどうかって所だと思います、「あぁダメなの？仕方ないね」って頭を切り替えられるなら良いと思います、ピーチ航空で終電が全て終わった真夜中に関西空港に到着した時も「無い物は無いんだから、バスで行ける所まで行ってあとはタクシーしか無いな。」って感じでした。

国内線でこれですから国際線だとハードルが上がってしまいますね、ディレーで渡航先ホテルのチェックインタイムをオーバーしそうとか海外からの帰りの便が欠航…となれば対処が大変かも？

レガシーの航空会社の場合だと有償ながら機内Wi-Fiが使えて連絡手段を確保出来たり、終電が無くなった場合に空港からの交通費は後精算になるけれど補償してくれたりするので、例えるならLCCは保険無しで車を走らせるようなものって感じです、確かに何も無ければ一番安いのは間違いないですから。

別にLCCをディスっている訳ではなく安いなりにリスクも存在する事実が有ると言う感じですし、私的にもLCCはプライベートでの移動を中心に利用させて頂きたいと思っています。

今は航空業界はどこもピンチですからレガシー、LCC問わず出来る限り利用はしたいと思います、パイロットや客室乗務員さん、グランドスタッフの方々も頑張っておられますので飛行機ファンとしては少しでも応援したいですね。