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バルブクリアランスの調整 [バイク]

ホントは日曜日にバルブクリアランスを測定するつもりだったのですが、飛行機撮影の魅力に負けて関西空港へ行ってしまい、更に土曜日は四国へ遠征していたのでようやく今日行いました。

まずはバルブクリアランスの測定、シックネスゲージを使います。

P1050012.JPG

まずはポイントカバーを外して1番シリンダーを圧縮上死点にします。

P1050003.JPG

ヘッドカバーを取り外します、外すと2つのカムが現れます。

P1040907.JPG

こんな感じで測定します、測定結果は下記のとおり。

P1050020.JPG

                         ↑FWD

EX 基準値0.16mm~0.20mm
0.19-(1)-0.14 0.12-(2)-0.15 0.14-(3)-0.15 0.19-(4)-0.16

IN 基準値0.11mm~0.15mm
0.11-(1)-0.12 0.15-(2)-0.49 0.11-(3)-0.13 0.12-(4)-0.11

2番シリンダーの吸気右側がトンデモない数値になっていますが、圧縮は10kg/cm2有りますので恐らくたまたまバルブが戻り切っていない状態かと思いますので今回はそのままにしておきます。

3番シリンダーは排気側が基準値から外れているので予想通り圧縮漏れが疑われます、しかし4番シリンダーは基準値内…もしかしたら1-2-3-4の順番で測定したのでただ単にバッテリー電圧が下がってセルの回転数が落ちていたからかもしれません。

今回は基準値から外れている排気側1番の右、2,3番の左右を調整します、ちなみにパワーを出すには基準値ギリギリ狭い方向にするらしいです。

理想的にバルブクリアランス調整は10,000km毎に調整するのが良いですが、自分で出来ない限りそんなサイクルでやる人はいないような気がします。

もっとも前回調整してから14380.9km/950日経過していますので、ズレていても全然不思議じゃないんですが…^^;

現在取り付けてあるシムパッドは記録して有りますから、机上で計算して予備のシムパッドも使って入れ替え出来るのか調べてみます。

手持ちのものだけでは調整が出来ないので足らない分を注文、入れ替え作業を行います。

P1050011.JPG

シムパッドは浮かせてからこんな感じでマグネットで拾い上げます。

P1050014.JPG

ある程度馴染ませて再び測定します。

                         ↑FWD

EX 基準値0.16mm~0.20mm
0.15-(1)-0.22 0.19-(2)-0.17 0.20-(3)-0.15 0.15-(4)-0.16

IN 基準値0.11mm~0.15mm
0.11-(1)-0.12 0.11-(2)-0.49 0.11-(3)-0.13 0.12-(4)-0.11

エキゾースト側1番右とインレット側2番右が基準値外ですが、その他は基準値内に収まっているようです。

1番の右は計算上では0.19なのですが…シムパッドの座りが悪いのかな?2番右もバルブが戻り切っていない感じ…まぁ、広い分にはパワーは落ちてもブローする事はないでしょう。

なので調整作業はここで終わり、これから取付作業へ移りたい所ですが時間切れで今日はここまで、続きは次のお休みにしたいと思います。


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