バックアップシステムの構成 [パソコン]
2009年に使用を開始した現在のシステム、かれこれ5年経過していますが今のところ不満らしい不満は有りません。
ただバックアップシステムについて壁に当たっている状態で、少し前にどこか(パソコンで絵を描く方)のHPで「もしHDDが飛んだら頭が真っ白になる。」と言う書込みを見て、「絵も写真と同じだよなぁ~無くなってしまうと二度と手に入らないし…」と膠着状態だったバックアップシステムを見直す事にしました。
基本的にHDDを長期保存デバイスと言う面では全く信用していないので、現在は2007年より運用を開始しているテープストレージ(DAT72)によるバックアップを行っていますが、容量が72GB/本(圧縮時)と言う事で(SOHOユースなら全然OKなのですが…)時代にそぐわなくなったと言っても良く、1回撮影する毎に数GB増加する関係上バックアップが追いつかなくなりテープも決して安いものでは無いので、いつしか未バックアップファイルがTB級にまで肥大してしまいました。
そもそもこのシステムを導入した時は400万画素のコンデジしか持っておらず、将来的にデジタル一眼もサブ的に使用するだろうと言う想定でしたが、現実はデジタル一眼の導入が予想より早く且つメインでの使用に加えRAWと言う生データの保存(と言うか存在すら知らなかった)は考慮していなかったからで、よもや一回の撮影で数GBになるとは想定を超えていました。
もうこうなれば幾らバックアップした所で「焼け石に水」、しかし現状では貴重なデータが消失する危険と隣り合わせと言う訳にもいかないのでRAIDを組む事にしました。
これは次期テープストレージ導入までの過渡的な手段として用い、導入後も未バックアップデータの貯蔵場所として利用すると言う物です。
色々と販売されていますが、NASは便利な反面セキュリティーの問題やネットワーク機器をギガビット対応にしなければならず却下、月並みですがUSB3.0接続のボックスにしました。
えっ?H57チップセットをわざわざ選んでおきながらこれのRAID機能を活かさないとは勿体ないと言う話はあるのですが、これは融通が利かずシステムを含むすべてのHDDがRAIDの対象となるのでデータ用のHDDだけRAIDと言う訳にはいきません。(要はH55で十分だった訳ですね。^^;)
既にバックアップを終えている2TB分はテープのまま保持し、未バックアップ分1.8TBをこれに入れます。
使用するのは3TB×2、これをRAID 1構成にしてデータを保存します。
ただ今後の保存を考慮した場合、LTO-5か6、I/FはSASかU320と現状ではドライブだけで数十万円と非常に高価で有りテープカートリッジも1本1万円強と個人が手を出すにはまだまだ高嶺の花と言った感じです。
もっとも現在のDAT72+U160でも導入時は結構な値段でしたが、それの数倍は高いので暫くはこれで凌ぐ事にします。
今ではRAIDの普及でテープストレージ不要論も有るようですので、このあたりも一考かもしれません。
ただHDDはテープと比較し寿命が短い事、HDDも数TBに留まっている事から現状ではテープストレージに勝るものは無いように感じます。
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