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燃料タンク裏の断熱処理 [バイク]

大きいバイクの燃料タンクはエンジンの真上に配置されており、バイクを降りて暫くするとタンクからプーと小さな音がします。

又、燃料を満タンまで入れると、走っている間にタンクの鍵穴からガソリンが滲み出て来ます。

どれも当たり前の話なのですがガソリンの場合、熱膨張率がリットル換算で0.00135なので満タンの22Lで地下タンク(ガソリン)の温度が15℃、エンジン停止後にタンク内が45℃まで上昇したとすると気温差30℃、0.00135×30℃×22L=0.891Lと約900cc分も多くなる計算ですから満タンまで入れると滲み出てくるのは当然ですよね。

ちなみに水は0.00015なので、ガソリンは水の9倍膨張すると言った所でしょうか。

かと言って穴を塞いでしまうと減ったガソリンの分の空間を空気で満たす事が出来ず負圧になりガソリンが出なくなってエンジンが停止してしまうのでこれはNG。

特に知らない地でツーリングをしていると次にいつ給油出来るか分からないので出来る限り(例え100ccでも多く)燃料を搭載しておきたいと言う思いから満タンにしたい、でも滲んでくるのは避けたい…

完全とはいかないにしても少しでもタンク内の温度上昇を抑えたい…と言う思いからタンク裏面を断熱処理する事にしました。(ちなみに使うのは↓)

P1180728.jpg

もちろん純正でも断熱処理はされていますが、一度これを剥がして断熱処理をし再び純正の断熱材を上に貼ると言う二層構造で行きたいと思います。

P1180725.jpg

タンク内のガソリンをジェリ缶に移してタンクをひっくり返し、まずは純正の断熱材を剥がして脱脂しておきます、燃料タンクの裏って意外と錆びたり汚れているんですね。(画像は清掃後)

P1180727.jpg

買った断熱材が小さくタンク全てを覆う事が出来ませんので、発熱量の多い前側に寄せて貼る事としました。

P1180780.JPG

最後に元々付いていた断熱材を貼り付けます、接着力がほぼなくなっていますのでアルミテープで固定しておきます。

P1180781.jpg

これで効果が有ると良いのですが…


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