カーナビ、バイクへの取付 その4 ~カーナビ用アンプの製作 [バイク]
バイク用にと買ったカーナビNV-U37ですが、早くも雨の洗礼を2度受け(これを買ってから雨ばかり、呪われてるのか…^^;)、バッテリーの持ちも良くて気に入っていますが唯一の欠点と言うか仕方ないけれど音が小さい…
通常の環境では問題ないのですが、速度を上げたり悪条件下(トラックやマフラー交換してあるバイクの近く)だとカーナビの音が小さくて音量MAXにしても聞き取りづらい時が有りました。(音量MAXにすると音割れするのでそれがダメなのかも?)
ナビ本体は5V駆動なのとバッテリー駆動で消費電流を抑えないといけないので、有る程度妥協した造りになってしまうのは致し方ない所、音を大きくする代わりにバッテリーの持ちが30分減りましたでは商品としては売れないでしょうし、確実に電力を消費する場所だけに少しでも抑えたいと言う気持ちも伺えます。(コストの問題も有るし…)
多分、車の車内や自転車なら不満もないと思いますけれど、バイクはエンジンがむき出しで周辺騒音の点では一番厳しい環境かもしれません。
音が小さいのなら手っ取り早いのがアンプ、オペアンプなら常時ストックしているのでこれからチョイス。
選んだのはお気に入りのLM386、この小さな8ピンのオペアンプICこそアコモにとっては自作アンプへの扉を開いた原点であり、それ以来自作アンプ造りが今に至っています。
このICは取扱いが簡単で回路次第では76dB(約6310倍)もの利得を得る事も出来るようですが、私的に"聞きやすい音"を奏でてくれるうえホワイトノイズ(無音時の不快な「シャー」と言う音)も小さいのでのでナビの音声や聞き流す程度の音楽にはうってつけです。
早速、製作を始めますが386と言えども、ちょっとは音に拘ってみたい…色々と探していると良さそうなのが見つかったのでこれのそっくりさんを製作、ただ電解Cは音楽向けのものを採用。
試しにNJMのB入れましたが定数が違うのでメチャクチャな音になりました。^^;
電源についてはのちに三端子で安定化させる関係と試験時に006Pがつかえるようにと7V駆動としました。
ケースはカウル内側に有る小さな小物入れの中に入るように小さな箱を使ったのでとても窮屈です。
それと先日購入したmicroSD(class10)を余っていたメモリーステックアダプタに入れてナビにセット、アウトドア地図や好きな音楽、動画もついでに入れました、小さいですけれどジャケット写真が出てくるのも良いですね。
この前はグループツーリングだったので必要なかったのですが、サービスエリアとかでくつろぎたい時にちょっと音楽が聴けたらって思うので、これは便利な機能です。
まずは006Pから空中配線で7807を経由して電源を供給し実験開始、増幅量ですが基本的にヘッドフォンの耐入力を限度とし以下のようになりました。(室内で耳栓装着、ヘルメット内ヘッドフォンで音声案内を視聴)
増幅量20倍…良い感じですが、ヘッドフォン的にはまだ少し余裕が有りそう。
増幅量50倍…音量最大時のみ音割れが発生
増幅量200倍…音量3で飽和して以降音割れ、確かに音量は大きいのですが…
又、増幅量200倍でミュートを掛けると外国語のラジオがかすかに聞こえます、これは386が増幅するのは可聴域だけではなく電波も増幅し復調したものと思われます。
以下の実験結果から増幅量は50倍が適当と判断、バスブーストについては作動させると聞き易い感は有るものの音量を上げるとヘッドフォンに負担が掛かる事から見送りました。
20→50倍にするべく部品を追加しましたが、収納スペースの問題でケースにはアンプ本体のみを搭載し、電源については分割しました。
これによりインナーパネル内ケースのデットスペースを有効活用する事が出来るようになりました。
あとは電源かな?
コメント 0
コメントの受付は締め切りました