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リヤブレーキキャリパーバンジョーボルトの緩み修理 [バイク]

冒頭より先ずはご報告申し上げます。

当ブログは近年コメントを頂く事が殆ど無く、普段からコメント欄について全く見ていない状況でしたが、昨秋から数件コメントを頂いていたにも係わらずつい先日まで放置すると言う失態をしてしまいました。

気付いてコメントを返信したものの結果、最長で半年間放置となりコメントを頂いた皆様、深くお詫び申し上げます。

今後はコメント欄も注視するように致しますので、今後ともよろしくお願い致します。

それでは本題に入らせて頂きたいと思います、先日の兵庫県ツーリングで発生したリヤブレーキキャリパーバンジョーボルトの緩みによるフルード流出を修理していこうと思います。

先ずはバンジョーボルトを外しクラッシュワッシャーを取り外します。

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クラッシュワッシャーですが、どうも腐食による漏れっぽい感じ…左側はしっかりとフィッティング部が窪んでパッキンの機能を果たしていますが右側はその窪みの周りに腐食した部分が有り、ここから漏れた感じがします。

そうなると締込時のトルク不足って事になりそうです、確かにバンジョーボルトにトルクレンチを使って規定トルク…って事は無かったですね。

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新しいクラッシュワッシャーを取付て組付けます、バンジョーボルトは何時も適当?に「こんなモンかな?」って感じて締めているのですが、今回はちゃんと規定トルクで締め付けました。

リザーバータンクはロアレベルまで下がっていました、エアが噛んでいるかもしれないのでライン全体のフルードを総入れ替えします。

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エア抜きが終了したのでブレーキフルードを補充して作業完了しました。

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次に破損した円筒形ツールボックスを取り外します、底部を中心に破損していますが勿論タイヤと接触したからでは有りません、ブレーキフルードが掛かってボロボロに崩れてしまったからです。

その証拠に筒の外側に巻いているタイラップに損傷や擦過痕は全く有りませんでした。

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でも考えようによってはこの円筒形ツールボックスが犠牲になってくれたお陰で、サイドカウルやフェンダー、ホイール等が守られたとも言えます。

古いバイクなので純正パーツの外装はほぼ入手不可能ですし、入手出来るとしても非常に高価ですから1,500円程度の円筒形ツールボックスのみの破損で済んだのは不幸中の幸いだったと思います。

破損したツールボックスは修理して使う方法も有りますが、走行中は見えないのと万一内容物を落下させてしまうと大変な事になるので大事を取って新しい物を購入する事にしました。

P1260629.JPG

やはりツーリング前は事前にちゃんとテスト走行しないといけませんね、今まで大丈夫だったから…とタカを括らずしっかりと点検しておかないとツーリング先で思わぬ事態になりかねませんから。
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影風響

ボルトの緩み修理お疲れ様です。
ついつい忘れがちな点検、オイラも覚えがあります。
 ツーリング先で、フロントのブレーキに違和感を感じ点検したら
ブレーキ取付ボルトの一本が抜け落ちもう一本がガタガタ状態で冷や汗搔いた事も、その時たまたまバイクさんが近くに有って事なきを得たのですがね。
by 影風響 (2022-03-31 08:06) 

アコモ

影風響さん、またまたコメントありがとうございます。
キャリパーボルトが取れてしまうのはもう恐怖でしか無いですよね、でもまだ1本取れた状態で気付けたのは不幸中の幸いでしたね。
万一2本とも外れ、外れたキャリパーが回転中のホイールにでも巻き込まれたら…と思うとゾッとしますね。
分解整備する時は締め忘れ要注意ですがOリング等のパッキンを挟んで締める時はオーバートルクで締めると逆に漏れてくるので、ついつい弱めに締めてしまい今回はこのパターンですね。^^;
by アコモ (2022-03-31 23:11)