先日のツーリングからの帰り、途中からクラッチの切れが悪くなって来たのでリザーバータンクを見ると黒くなっていました。

これはブレーキフルードが減ると中に入っているダイヤフラムが吸引される形で下へ押し出され少ないフルードでもエアが噛まないような仕組みになっています。

これを外から見ると普段はフルードしか見えない筈がダイヤフラムの黒色が見えて来るので直ぐに分かります。(画像はピンボケ)



それじゃ~減ったフルードはどこへ行ったの?と言う話になるのですが、もう犯人は分かっています。

このバイク君のウィークポイントと言うか持病とも言うべきクラッチレリーズからの漏れです。

正面に見えているのが下側で明らかに漏れた跡を確認出来ます。



レリーズピストンを外しました、テーパー状になっているパッキンの弾力が無くなりフルードが漏れ出して塗装を侵し錆を発生させたりと悪さをします。



パッキンは当然交換、シリンダーとピストンの錆は#1000のペーパーで段差が無くなる程度に落としてから組みます。



新しいパッキンを組んでシリンダー内へ納めます。



後は元に戻して完了、クラッチラインのエア抜きをして終了です。



給油ついでにテスト走行と行きたかったのですが、雨が降り始め次の休みまでお預けになりました。